千葉大学 工学部 編入の合格体験記|ゆいさん・「なぜその式になるのか」を説明できる状態へ
結論:公式の暗記をやめて、4つの力学を導出からやり直した
千葉大学 工学部 総合工学科機械工学コースへ進んだ、高等専門学校の機械系学科出身の方です。授業や実験で実践的な内容は学べたものの、制御工学・流体力学・材料力学を進めるうちに「なぜこの式になるのか」「この理論はどこまで応用できるのか」という引っかかりが増え、理論まで理解したいという気持ちが編入につながりました。志望校は、研究設備と研究室の内容に加えて、実践だけでなく理論も重んじる学び方が自分に合うと感じて選んでいます。
対策は2024年10月から2025年5月まで。機械力学・材料力学・熱力学・流体力学の4つを、それぞれ教科書1冊に絞って3〜4周しました。共通しているのは公式を覚えないことで、運動方程式は自分で導出し直し、曲げモーメント図やP-V線図、流れの図を書いて状況を整理する手順を習慣にしています。過去問は最初から時間を計らず、まず解法の流れを理解してから、何も見ずに途中式まで再現できるかを確かめる順番。試験直前期は時間を計り、間違えた問題だけを専用ノートに集めました。学習時間は10月の6時間から、直前の4〜5月には10時間。4月は志望理由書、5月は面接と口頭試問の練習に充てています。
| 合格校 | 千葉大学 工学部 総合工学科機械工学コース |
|---|---|
| 前籍 | 高等専門学校 |
| 前籍の学部・学科 | 機械工学科 |
| 入学年 | 2026年4月 入学 |
| 編入年次 | 3年次 |
| 受験年度 | 2026年度入学 |
この記事で分かること
- 「なぜこの式になるのか」から始まった、千葉大学への編入
- 実際に出願した大学と、その結果(推薦・受験者11名)
- 2024年10月から2025年5月まで、月ごとに何をやっていたか
- 機械力学・材料力学・熱力学・流体力学で使った教材と過去問
- 試験当日の流れと、面接で聞かれた質問(志望動機・卒業研究)
なぜ編入を目指したのか
編入を考え始めたきっかけは,高専で専門科目を学ぶうちに,「もっと深く理論まで理解したい」と感じるようになったことです.授業や実験では実践的な内容を多く学べましたが,制御工学や流体力学,材料力学などを勉強していく中で,「なぜこの式になるのか」「この理論はどこまで応用できるのか」と考えることが増えました.また,将来は研究開発に関わる仕事にも興味があり,大学でより高度な研究や専門分野を学びたいと思うようになりました. 決意した瞬間は,実験や課題に取り組んでいるときに,自分で調べながら理解を深めることに強いやりがいを感じたときです.特に,難しい内容を時間をかけて理解できたときに,「もっと学び続けたい」と強く思いました.そのときに,今の環境だけで満足するのではなく,新しい環境に挑戦して自分の力を伸ばしたいと考え,編入を本格的に目指そうと決めました.
志望校を選んだ決め手
千葉大学を志望校として選んだ決め手は,専門分野をより深く学べる研究環境が整っていることと,実践だけでなく理論面も重視した学習ができると感じたことです.高専で学ぶ中で,工学分野の知識をさらに発展的に学びたいと考えるようになり,特に研究設備や研究室の内容に魅力を感じました. また,少人数で主体的に学ぶ雰囲気があり,自分で課題を見つけて考える力を伸ばせる点にも惹かれました.オープンキャンパスや研究内容を調べる中で,学生が積極的に研究に取り組んでいることを知り,「ここなら自分も成長できる」と感じたことが大きな理由です. さらに,将来は技術者として幅広い視点を持って課題解決に取り組める力を身につけたいと考えており,基礎から応用まで体系的に学べる環境が自分に合っていると感じ,志望を決めました.
編入を周りに伝えた時の反応
伝えた相手: 家族・友人・大学・学校の先生 / 伝えた時期: 試験の半年〜1年前
編入を最初に伝えたのは両親でした.父は最初,「高専から就職でも十分ではないか」と少し驚いた様子でしたが,自分がもっと専門分野を深く学びたいことや,将来は研究開発に関わりたいと考えていることを説明すると,「そこまで考えているなら挑戦してみろ」と言ってくれました.母は最初から前向きで,「やりたいことがあるなら応援する」と言ってくれたことが印象に残っています.受験勉強で悩んでいた時にも,体調を気にかけながら支えてくれました. 友人には,「意外だった」と驚かれることが多かったです.ただ,「お前ならやれそう」「せっかくなら上を目指した方がいい」と背中を押してくれる友人が多く,励みになりました.一方で,就職を選ぶ友人も多かったため,将来について話し合う中で,自分自身も改めて進路を真剣に考えるきっかけになりました.
受験した大学とその結果
この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。
| 結果 | 大学・学部 | 編入年次 | 試験区分 | 受験者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 合格(入学) | 千葉大学 工学部 総合工学科機械工学コース | 3年次 | 推薦 | 11 | 1.4倍 |
受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。
合格までの学習計画
私が編入試験対策を始めたのは 2024年10月 、本番の試験は 2025年5月 でした。
時期別の1日の学習時間
平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。
平日
休日
1日あたりの学習時間の推移
月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。
月ごとの学習の中身
- 2024年10月
主な科目: 機械力学, 材料力学 / 気持ちの状態 5/5
機械力学と材料力学の基礎を固め直し,苦手分野を減らすことを中心に勉強していました.特に,それまでは公式を覚えて解いている部分が多く,少し問題設定が変わると手が止まってしまうことがあったため,「なぜその式になるのか」を理解することを意識して取り組みました. 機械力学では,単振動や減衰振動,強制振動の運動方程式を自分で導出し直す練習を繰り返しました.最初は微分方程式の立て方で詰まることも多かったですが,力のつり合いやエネルギーの流れを図で整理するようにしてから,少しずつ解法の流れを理解できるようになりました.また,材料力学では,曲げモーメント図やせん断力図を書く練習を重点的に行い,問題文を読んだ段階で「どこにどんな力が働くか」を整理する習慣をつけました. その結果,以前は解答を見ないと進められなかった問題も,自力で途中式を書きながら解ける場面が増えました.特に,章末問題レベルの問題を時間をかければ自力で解けるようになったことが,10月の大きな成長だったと感じています.
- 2024年11月
主な科目: 熱力学, 流体力学 / 気持ちの状態 4/5
熱力学と流体力学を重点的に勉強し,基礎事項の理解と典型問題への対応力を身につけることを目標にしていました.この時期は,数式を覚えるだけでは問題が解けないと感じることが多く,「物理的に何が起きているのか」を意識しながら学習を進めていました. 熱力学では,状態方程式や熱力学第一法則・第二法則を中心に復習し,特にサイクル計算やエントロピー変化の問題に力を入れました.最初は,どの熱量や仕事量を式に入れるべきか混乱することがありましたが,P-V線図やT-S線図を書きながら整理することで,エネルギーの流れを理解しやすくなりました.また,途中式を省略せずに書くことを意識し,計算ミスを減らす練習も行っていました. 流体力学では,連続の式やベルヌーイの定理を中心に学習し,管路内の流れや圧力変化を扱う問題を繰り返し解きました.特に,「どの条件でベルヌーイの定理を使えるのか」を整理することを意識していました.また,流れの向きやエネルギーの変化を図で描きながら考えることで,問題文の状況をイメージできるようになりました. この時期は,苦手意識があった分野でも,「考え方の流れ」を理解できる問題が増え,少しずつ自信につながった月だったと感じています.
- 2024年12月
主な科目: 機械力学, 材料力学, 熱力学, 流体力学 / 気持ちの状態 5/5
材料力学を重点的に復習し,特に苦手だった応力計算や不静定問題への対応力を高めることを目標にして勉強していました.この頃は,公式を覚えるだけでは対応できない問題が多いと感じていたため,「どの条件から式を立てるのか」を意識しながら学習を進めていました. 具体的には,引張・圧縮,曲げ,ねじりの基本問題を繰り返し解き直し,力のつり合いと変形条件を自分で整理する練習を行っていました.特に,曲げモーメント図やせん断力図を書く作業を習慣化し,問題文を読んだ段階で内部にどのような力が発生しているかを考えるようにしていました.また,断面二次モーメントや応力分布についても,公式だけでなく導出過程を確認しながら理解を深めていました. さらに,編入試験の過去問にも取り組み始め,時間を測りながら解答を書く練習を行っていました.最初は計算に時間がかかることも多かったですが,繰り返し解くことで,途中式を整理しながら解答を進められるようになりました.以前は解答を見ないと解けなかった問題も,自力で最後まで解ける場面が増え,自分の成長を実感できた月だったと思います.
- 2025年1月
主な科目: 機械力学 / 気持ちの状態 4/5
機械力学を重点的に復習し,振動分野を中心に理解を深めることを目標に勉強していました.特に,単振動,減衰振動,強制振動については,公式を覚えるだけでなく,「どのように運動方程式を立てるのか」を自分で説明できる状態を目指していました. 学習では,まず教科書の例題を使いながら,力のつり合いやエネルギー保存の考え方を整理し,運動方程式を一から導出する練習を繰り返しました.最初は,ばね力や減衰力の向きを間違えることが多く,式を立てる段階で止まってしまうこともありましたが,図を書いて力の向きを確認する習慣をつけたことで,徐々に整理できるようになりました.また,固有振動数や共振現象についても,「式として覚える」のではなく,「なぜその現象が起こるのか」を意識して理解を深めていました. さらに,過去問や演習問題を時間を測りながら解く練習も始め,途中式を省略せず,採点者に伝わる形で解答を書くことを意識していました.その結果,以前よりも問題を見た時に解法の流れを考えやすくなり,機械力学への苦手意識がかなり減ったと感じた月でした.
- 2025年2月
主な科目: 熱力学 / 気持ちの状態 5/5
熱力学の復習にも力を入れ,特にエネルギー収支や状態変化を正確に整理できるようになることを目標に勉強していました.それまでは公式を当てはめるだけで解いてしまうことが多かったため,「この熱量や仕事はどこから出てくるのか」を考えながら学習を進めることを意識していました. 具体的には,熱力学第一法則・第二法則を中心に復習し,等温変化,断熱変化,定圧変化など,各状態変化ごとの特徴を整理しました.特に,P-V線図やT-S線図を書きながらエネルギーの流れを確認するようにしたことで,サイクル問題への理解が深まりました.また,エントロピー変化の問題では,どの式を使うべきか混乱することが多かったため,条件ごとに使える関係式をノートにまとめ,何度も解き直していました. さらに,編入試験の過去問にも取り組み,時間を意識しながら解答を書く練習を行っていました.最初は計算量の多い問題で時間不足になることもありましたが,途中式を整理して書くことを意識したことで,徐々に解答スピードも上がっていきました.苦手意識のあった熱力学でしたが,「現象をイメージして考える」ことを意識するようになってから,少しずつ解ける問題が増え,自信につながった月だったと思います.
- 2025年3月
主な科目: 流体力学 / 気持ちの状態 4/5
流体力学を重点的に復習し,基礎事項を確実に使いこなせるようにすることを目標に勉強していました.特に,連続の式,ベルヌーイの定理,運動量保存則など,頻出分野を中心に演習を繰り返し行い,「どの条件でどの式を使うのか」を整理することを意識していました. 学習では,まず教科書の例題を解きながら,流れの向きや圧力変化を図で描いて考える習慣をつけました.以前は数式だけを追ってしまい,問題の状況をイメージできていないことが多かったのですが,配管内の流れやエネルギーの変化を図で整理するようにしてから,式の意味を理解しやすくなりました.特に,ベルヌーイの定理については,「なぜ圧力が変化するのか」「速度と位置エネルギーがどう関係するのか」を意識しながら解くようにしていました. また,過去問演習にも本格的に取り組み始め,時間を測りながら解答を書く練習を行っていました.最初は計算ミスや単位ミスが多かったため,途中式を丁寧に書き,最後に単位確認をすることを徹底していました.その結果,以前よりも問題を見た時に考え方を整理しやすくなり,流体力学への苦手意識がかなり減ったと感じた月でした.
- 2025年4月
主な科目: 志望理由書 / 気持ちの状態 5/5
専門科目の勉強と並行して,志望理由書の作成に本格的に取り組んでいました.最初は,「なぜ編入したいのか」をうまく言語化できず,漠然とした内容になってしまうことが多かったため,自分が高専で学んできたことや,将来どのような分野に関わりたいのかを整理するところから始めました. 特に意識していたのは,「大学で何を学びたいか」だけでなく,「その学びを将来どう活かしたいか」まで具体的に書くことでした.そのため,志望大学の研究室や研究内容を調べ,自分の興味のある分野とどのようにつながるのかを考えながら内容をまとめていました.また,先生や先輩にも添削をお願いし,「抽象的すぎる」「理由に具体性が足りない」といった指摘を受けながら何度も修正を重ねました. 書き直しを繰り返す中で,自分自身も「なぜ編入したいのか」を以前より明確に考えられるようになり,進学への意志がさらに強くなったと感じています.完成するまでには時間がかかりましたが,自分の考えを整理する大切な期間だったと思います.
- 2025年5月
主な科目: 面接/口頭試問 / 気持ちの状態 4/5
面接と口頭試問の対策を中心に取り組んでいました.この時期は,筆記試験とは違い,「自分の考えを相手に伝える力」が必要になると感じていたため,知識を覚えるだけでなく,言葉で説明できるようにすることを意識していました. 面接対策では,志望理由や将来やりたいこと,高専で学んできた内容について,自分の言葉で話せるよう何度も練習しました.特に,「なぜ編入したいのか」「なぜ千葉大学を志望したのか」という質問には,一貫性を持って答えられるよう意識していました.最初は緊張してうまく話せないことも多かったですが,先生との模擬面接を繰り返す中で,少しずつ落ち着いて受け答えできるようになりました. 口頭試問では,材料力学や機械力学,熱力学などの基礎事項について,「公式を説明するだけでなく,物理的な意味まで答えられるか」を重視して対策していました.特に,「なぜその式になるのか」「どの条件で成り立つのか」を説明する練習を行い,ホワイトボードを使って途中式を書きながら答える練習もしていました. この時期は,不安も大きかったですが,「理解している内容を自分の言葉で説明する」という経験を通して,知識の定着にもつながったと感じています.
勉強場所と環境
主に勉強していた場所は,自宅と学校の自習スペースでした.平日は授業後にそのまま学校に残り,自習スペースで勉強することが多かったです.周囲にも勉強している人がいる環境だったため,「自分もやらなければ」という気持ちになり,集中しやすかったと感じています.特に,材料力学や機械力学の演習問題など,途中式を書きながら考える必要がある科目は,学校でまとまった時間を確保して取り組むことが多かったです. 一方,自宅では復習や暗記系の勉強を中心に行っていました.移動時間がなく,すぐ勉強を始められる点は良かったですが,スマホやベッドなど誘惑も多く,集中力が切れてしまうこともありました.そのため,勉強中はスマホを机から離し,「今日は何を終わらせるか」を最初に決めてから取り組むようにしていました.また,気分転換としてカフェで勉強することもあり,特に英語や志望理由書の作成など,比較的静かに進められる内容を行うことが多かったです.
スランプとメンタル回復
編入対策中に一番つらかったのは,過去問を解いても思うように点数が取れず,「本当に合格できるのか」と不安になった時期です.特に,機械力学や熱力学では,基礎を理解したつもりでも,少し応用的な問題になると手が止まってしまい,周囲と比べて焦ることもありました.勉強時間を増やしているのに結果が出ず,机に向かっても集中できない日が続いた時は,「もう無理かもしれない」と感じたこともありました. そんな時に支えになったのは,「できなかった問題を一つずつ潰していこう」と考え方を変えたことでした.最初は合格ラインばかり気にしていましたが,「昨日より理解できる問題を増やす」ことを目標にしてから,少し気持ちが楽になりました.また,先生や先輩に相談した際,「最初から全部できる人はいない」「直前期に伸びる人も多い」と言われたことも大きかったです. さらに,ずっと勉強だけを続けるのではなく,散歩をしたり,短時間でも好きな音楽を聴いたりして,一度頭を切り替える時間を作るようにしました.その結果,少しずつ気持ちを立て直し,再び勉強に集中できるようになりました.今振り返ると,「完璧を求めすぎないこと」が,最後まで続ける上で大切だったと感じています.
科目ごとの対策と使った教材
科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。
機械力学
2024年10月 〜 2025年5月
機械力学 3周
選んだ基準: 振動や運動方程式などの基礎から,減衰振動や強制振動といった応用内容まで体系的に整理されており,独学でも理解しやすいと感じたからです.特に,数式だけでなく図や物理的な意味の説明が丁寧で,「なぜその式になるのか」を考えながら学習できる点に魅力を感じました.編入試験では単なる暗記ではなく,現象を理解した上で式を使えることが重要だと考え,基礎を固めるためにこの教科書を選びました.
まず授業範囲に対応する章を読み,重要な公式や導出をノートに整理しました.その後,章末問題を繰り返し解き,解けなかった問題は解答を読むだけでなく,「どの考え方が足りなかったのか」を確認するようにしていました.また,振動方程式などは途中式を省略せず自分で導出し直すことで,理解を深めることを意識しました.試験直前には,間違えた問題や理解が曖昧だった部分を重点的に復習し,解法をすぐ再現できる状態にしていました.
材料力学
2024年10月 〜 2025年5月
材料力学(JSMEシリーズ) 3周
選んだ基準: 材料力学の基礎事項から応用的な内容まで体系的に整理されており,式の導出過程や物理的意味が丁寧に説明されていたからです.高専の授業だけでは「公式を使う」ことに意識が向きがちでしたが,編入試験では,なぜその式になるのかを理解していることが重要だと感じていました.この教科書は,応力・ひずみ,曲げ,ねじりなどの各分野について,図を用いながら説明されていたため,現象をイメージしながら学習しやすい点に魅力を感じました.
まず授業内容に対応する範囲を読み,重要公式だけでなく導出過程を自分でノートにまとめました.特に,断面二次モーメントやねじり応力などは,途中式を省略せずに何度も書き直して理解を深めました.その後,章末問題や編入試験の過去問を解き,間違えた問題は「どの条件を見落としたか」「力のつり合いをどう考えるべきだったか」を確認するようにしていました.また,解法を暗記するのではなく,図を書いて状況を整理する習慣を意識していました.
熱力学
2024年10月 〜 2025年5月
わかる熱力学 3周
選んだ基準: 熱力学の基本概念を数式だけでなく,現象のイメージと結びつけながら説明していたためです.熱力学は,エネルギー保存則やエントロピーなど抽象的な概念が多く,最初は式の意味を理解するのが難しいと感じていました.しかし,この教科書は,熱機関や状態変化の例を用いながら説明されており,「なぜその式が必要なのか」を考えながら学習できる点が自分に合っていると感じました.また,基礎事項から段階的に内容が整理されていたため,編入試験対策として基礎固めをするのに適していると思い選びました.
まず各章を読みながら,状態方程式や熱力学第一法則・第二法則などの重要事項をノートに整理しました.その際,公式だけを覚えるのではなく,「どの条件で成り立つのか」「物理的に何を表しているのか」を言葉でも説明できるよう意識していました.その後,例題と章末問題を繰り返し解き,特に苦手だったサイクル計算やエントロピー変化の問題は,自分で図を書きながら整理して復習しました.試験前には,間違えた問題を中心に解き直し,途中式を省略せず再現できるようにしていました.
流体力学
2024年10月 〜 2025年5月
明解入門流体力学 4周
選んだ基準: 流体力学の基礎概念を,図や具体例を用いてわかりやすく説明していたからです.流体力学は,連続の式やベルヌーイの定理,ナビエ・ストークス方程式など,数式が多く抽象的になりやすいため,最初は現象との対応がイメージしにくいと感じていました.この教科書は,流れの様子や力の働きを図で示しながら説明しており,「流体が実際にどう動いているのか」を考えながら学習できる点に魅力を感じました.また,基礎から段階的に内容が整理されていたため,編入試験に向けた理解の土台づくりに適していると思い選びました.
まず各章を読み,重要な式について「どの条件で使えるのか」を整理しながらノートにまとめました.特に,ベルヌーイの定理や運動量保存則は,式だけでなくエネルギーや力の流れを図で描きながら理解するよう意識していました.その後,例題や章末問題を繰り返し解き,途中式を省略せずに解答を書く練習を行いました.また,わからなかった部分は他の参考書や授業ノートも併用しながら確認し,「なぜその考え方になるのか」を説明できる状態になるまで復習していました.
過去問対策(入手・分析・周回)
過去問は,大学の公式サイトで公開されているものに加えて,編入試験対策サイトのZENPENも活用して入手していました.特に,複数年度の問題をまとめて確認できたため,出題傾向を比較しやすく,どの分野が頻出なのかを把握するのに役立ちました.また,実際に受験した人の体験談も参考にしながら,問題の難易度や時間配分について情報収集を行っていました. 取り組み方としては,最初から時間を測って解くのではなく,まずは教科書や参考書を見ながらでも「解法の流れを理解すること」を重視していました.その後,理解できた問題については何も見ずに解き直し,途中式まで再現できるか確認していました.特に,材料力学や流体力学では,公式暗記だけでは対応できない問題も多かったため,「なぜその式を使うのか」を説明できる状態を目指していました. 試験が近づいてからは,本番を意識して時間を測りながら解き,解けなかった問題や計算ミスをした問題は専用ノートにまとめて復習していました.また,「解けた問題」よりも「曖昧だった問題」を重点的に見直すことで,苦手分野を減らすよう意識していました.
振り返ってみて、これもやっておけばよかった
今振り返ると,もっと早い時期から過去問分析を徹底しておけばよかったと感じています.当初は参考書を進めることを優先していましたが,実際に過去問を解いてみると,大学ごとに出題傾向や重視している分野がかなり異なることに気づきました.特に,公式を暗記しているだけでは解けず,「なぜその式を使うのか」を理解しているかを問う問題が多かったため,もっと早くから実戦形式に触れておけば,学習の優先順位を明確にできたと思います. また,英語の勉強を後回しにしてしまったことも少し後悔しています.専門科目に集中するあまり,単語や長文読解を十分に継続できない時期があり,試験直前に焦って対策する場面がありました.編入試験では英語の配点が高い大学も多いため,専門科目と並行して,毎日少しずつでも継続しておくべきだったと感じています. さらに,周囲に相談することももっと積極的に行えばよかったと思います.実際に編入を経験した先輩から勉強法や面接対策を聞いたことで,不安がかなり減ったため,もっと早い段階で情報収集をしていれば,効率よく準備できたと感じています.
試験当日はどうだったか
当日の時間の流れと、会場で感じたことです。
千葉大学 工学部 総合工学科機械工学コース
| 当日の受験者数 | 9 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 9:45 集合 10:00 試験開始 11:30 試験終了 |
| 当日の気づき | 西千葉駅から千葉大学の方へ進み、一番近い門から入ると迷うことはないと思う |
ゆいさんが千葉大学の面接で実際に聞かれた質問
面接で投げられた質問と、その場での答え方
志望理由書のどこを突かれたか
筆記で何がどう出たか(科目ごと)
面接の準備は、聞かれる中身が分かっているかどうかで負荷がまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
受験にかかった費用
編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ① 教材・書籍代 | ¥20,000 |
| ② 対策指導費 | ¥0 |
| ③ 試験関連費 | ¥0 |
| ④ 出願関連費 | ¥30,000 |
| ⑤ 当日関連費 | ¥3,000 |
| ⑥ その他 | ¥0 |
| 合計 | ¥53,000 |
編入したあとの生活
ゆいさんが編入したあとに分かったこと
単位認定でもっとこうしておけばよかったこと
編入を決める前に不安だったこと、入学後の実際
編入後の就職活動の状況
編入学後に気づいた貴重な情報
単位認定でどこを詰めておくべきだったか、入学前の不安が実際どうだったか、就職活動はどう動いているか。入ってからでは取り返しがつかない話です。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。編入は入って終わりではありません。入学後の単位と時間割は、出願先を決める段階で効いてきます。
編入前の自分へ
編入対策をしていると,「本当に間に合うのか」「自分だけできていないのではないか」と不安になる時期が必ずあると思います.自分も,過去問が解けなかったり,周囲と比べて焦ったりして,何度も自信をなくしました.それでも,毎日少しずつでも勉強を続けていけば,できることは確実に増えていきます.
実際,受験期は完璧な状態で試験を迎えられる人の方が少ないと思います.大切なのは,「できなかった問題を一つずつ減らしていくこと」と,「最後まで諦めず続けること」だと感じました.
勉強は大変ですが,編入後には新しい環境や仲間との出会いもあり,「挑戦してよかった」と思える瞬間がたくさんあります.不安になりすぎず,まずは目の前のことを積み重ねていけば,なんとかなります.
— ゆいさん(千葉大学 工学部)
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026-08-08

