法政大学編入相談会レポート|合格者8名が語った準備と当日
2026年6月27日、法政大学とオンライン編入学院の共同開催による「法政大学編入相談会」が開かれました。台風の接近により市ヶ谷キャンパスでの対面開催は中止となり、急遽オンラインでの実施となりましたが、約100名の受験生が参加しました。
登壇したのは、法政大学の編入学試験を担当する事務局の職員、オープンキャンパススタッフ2名、そして2年次・3年次で編入した合格者8名です。合格者は文学部・経営学部・社会学部・キャリアデザイン学部にまたがり、全員が異なる学科でした。
この記事は、その日に語られた内容の記録です。制度に関する記述は、すべて法政大学が公開している2027年度の試験要項で確認したうえで書いています。合格者の発言は、あくまで各自が受験した年度の体験としてお読みください。
この記事で分かること
- 法政大学の編入学試験がどういう制度か(学部ごとの違い)
- 英語の外部試験が学部・学科でまったく違うこと
- 合格者8名がいつ何から始めたか
- 面接で何を聞かれたか、服装はどうだったか
- 入学後に単位が何単位認定されたか(実例)
- 大学の担当者が答えた、教職と出願資格の考え方
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
相談会の様子は動画で公開しています
当日の座談会とキャンパス紹介は、次の動画で全編ご覧いただけます。
法政大学の編入学試験はどうなっているか
まず制度を整理します。以下はすべて2027年度(2026年11月実施)の試験要項に基づきます。年度によって変わるため、実際の出願前には必ず最新の要項を確認してください。
学部によって、2年次と3年次のどちらで募集するかが違う
「法政大学に編入したい」と考えたとき、最初に確認すべきはここです。志望する学部が何年次で募集しているかによって、必要な単位数も、卒業までの年数も変わります。
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2年次と3年次の両方
法学部(法律・政治・国際政治)/文学部(哲・日本文・英文・史・地理)/経営学部(経営・経営戦略・市場経営)
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2年次のみ
文学部 心理学科/キャリアデザイン学部/グローバル教養学部/社会学部(社会政策科・社会・メディア社会)/現代福祉学部(福祉コミュニティ・臨床心理)/スポーツ健康学部/生命科学部
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3年次のみ
国際文化学部
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そのほか
理工学部は2年次で募集(3年次は指定校推薦のみ)。人間環境学部は社会人向けの専用制度です
出典: 法政大学「2027年度 編入学、転籍・転部・転科、継続学士入学 試験要項」。文学部日本文学科は文芸コースを除く、経営学部はGBPを除くなど、学科内でも対象が限られる場合があります。募集人員は学部単位で公表されており、試験制度別・学科別の内訳は公表されていません。
出願に必要な単位数
大学に在学中の人が出願する場合、必要な修得単位数は次のとおりです。
| 編入する年次 | 大学在学者の要件 |
|---|---|
| 2年次編入 | 大学に1年以上在学し、卒業要件外科目(教職・資格科目等)を除き30単位以上を修得 |
| 3年次編入 | 大学に2年以上在学し、同じく60単位以上を修得 |
このほか、学士の学位を有する者、短期大学を卒業した者、高等専門学校を卒業した者も出願できます(いずれも卒業見込みを含む)。専修学校の専門課程・高等専門学校専攻科の修了者については、学部ごとに別途要件が定められています。
相談会では、この「30単位」の数え方について参加者から質問が出ました。大学の担当者は、自分がいま通っている大学の卒業所要要件に含まれる科目であればよく、分野は問わないと回答しています。たとえば看護学科に在籍しながら哲学科を受験する場合でも、看護学科の卒業に必要な単位を30単位持っていれば要件を満たす、という説明でした。
裏を返すと、教職課程や資格課程のために取った単位は、この30単位に数えられません。要項にも「卒業要件外科目(教職・資格科目等)を除き」と明記されています。単位はたくさん取っているのに要件を満たさない、という事態が起こり得ます。自分の大学の卒業要件表と照らして数えてください。
英語の外部試験は、学部・学科でまったく違う
法政大学の編入学試験で、いちばん注意が必要なのがここです。英語は当日の筆記ではなく、出願時に提出する外部試験のスコアで判定する学部が大半です(法学部と文学部英文学科を除く)。
そしてその扱いが、学部・学科によって3種類に分かれます。
| 扱い | 学部・学科(2027年度) |
|---|---|
| 基準値がなく、スコアの提出のみ | 文学部日本文学科/経営学部/社会学部/現代福祉学部/理工学部/生命科学部 |
| 基準値が定められている | 文学部(哲・英文・史・地理・心理)/国際文化学部/キャリアデザイン学部/グローバル教養学部/スポーツ健康学部 |
| 当日の筆記で判定 | 法学部(論文とは別に英語の筆記試験あり) |
出典: 同要項「英語外部試験スコアの出願基準および提出方法について」。基準値は学科ごとに異なり、同じ文学部の中でも差があります。具体的な数値は必ず要項の表で確認してください。
「基準値がない」ことの意味を、座談会で経営学部の合格者が説明していました。基準を満たすかどうかの足切りではなく、提出したスコアがそのまま評価の一部になるという理解です。社会学部の合格者も、基準の記載がないぶん、どれくらい取れば安心なのか分からず不安だったと振り返っていました。
一方、基準値がある学科では、その数字を満たしていればそれ以上は求められないという受け止め方をしていた合格者もいました。文学部の複数の合格者が、英語よりも専門科目や小論文に時間を配分したと語っています。
手続きの面で、要項に書かれている注意点が3つあります。
- TOEIC L&Rのスコアだけで基準を超えていても、学部によってはS&W(スピーキング・ライティング)の提出も必要です。4技能の合計で基準が設定されている学科があります
- TOEFL iBTは大学へ直送(電子送信)の手続きが必要です。法政大学のコードは要項に記載されています
- 出願締切日までにスコアを証明する書類を提出できない試験は、利用できません。発行・再発行・直送には時間がかかります
試験当日は何をするのか
試験科目も学部で異なります。「編入=英語と専門と面接」という一般的なイメージが、そのまま当てはまらない学部があります。
| 学部 | 2年次編入の試験内容 |
|---|---|
| 法学部 | 論文(人文もしくは社会分野)+英語の筆記。面接はありません |
| 文学部(哲・日本文・史・地理・心理) | 論文(志望学科の専門)+面接 |
| 文学部(英文) | 論文(英語の文章を用いて論理的読解力と思考力を問う)+面接 |
| 経営学部 | 論文(人文・社会分野から各1題を選択)+面接 |
| 社会学部・生命科学部 | 論文(志望学科の専門)+面接 |
| キャリアデザイン学部・スポーツ健康学部 | 論文(専門)+面接 |
| 現代福祉学部 | 論文(福祉コミュニティ=福祉・地域/臨床心理=心理)+面接 |
| 理工学部 | 筆記試験は行わず、出願書類で判定+面接(経営システム工学科の編入学試験のみ面接なし) |
| グローバル教養学部 | 書類審査(対象者を指定して英語でのオンライン面接を行う場合あり) |
3年次編入では内容が変わる学部があります。たとえば経営学部は経営・会計・経済の3分野から出題され2分野を選択、国際文化学部は課題文を読んで日本語で論述、法学部は法学・政治学に関する基礎的な論述試験となります。
面接の服装はスーツでなくてよい
相談会で参加者から質問が出て、その場で大学の担当者が、特に指定はないので気にする必要はないと答えた論点です。実際、登壇した合格者の1人は、リクルートスーツのジャケットではない色のジャケットに私服という服装で受験し、合格しています。
これは要項にも明記されています。面接時の服装について「軽装や華美でないものを着用してください」としたうえで、「ただし、スーツを着用する必要はありません」と書かれています。
合格者8名は、いつ何から始めたのか
ここからは座談会の内容です。登壇したのは次の8名でした。
| 学部・学科 | 編入した年次と、その前の状況 |
|---|---|
| 文学部 日本文学科 | 2年次。前の大学も文学部だったが社会学系の内容が中心で、文学を学びたくて編入 |
| 文学部 日本文学科 | 3年次。1年間休学して受験に専念 |
| 文学部 哲学科 | 高等専門学校の出身。工学系の学校に在籍しながら独学で哲学を学んでいた |
| 文学部 地理学科 | 大学受験でうまくいかなかった悔しさから編入を選択。気候・気象を学びたかった |
| 文学部 心理学科 | 2年次。前の大学も心理学科だが臨床心理が中心で、基礎心理学を学びたかった |
| 経営学部 市場経営学科 | 2年次。農作物のマーケティングを扱うゼミが志望の決め手 |
| 社会学部 メディア社会学科 | 2年次。短期大学の英語科出身。映画を分析するゼミへ |
| キャリアデザイン学部 | 2年次。大学受験を経験していないことへの後悔と、教育と経営の両方を学びたい思いから |
共通していたのは「学びたいことが具体的だった」こと
編入のきっかけは、大きく2つに分かれていました。一般入試のリベンジという動機と、いまの環境では学びたいことが学べないという動機です。
ただし、8名とも「前の大学が嫌だから」で止まっていませんでした。心理学科の合格者は、前の大学では臨床心理を専門とする教員が多く、自分が学びたい基礎心理学の分野に進みにくいと感じたと説明しています。市場経営学科の合格者は、特定のゼミの研究内容を挙げていました。地理学科の合格者は、志望する教員のインタビュー記事や動画を見たことがきっかけだったと語っています。
これは志望理由書と面接に直結します。「なぜこの大学か」に答えるには、大学案内に載っている一般的な特徴ではなく、その学科でしか扱っていない分野や、特定の研究室まで降りる必要があります。8名の語り口は、いずれもその水準にありました。書き方は編入の志望理由書の書き方にまとめています。
英語を先に片づけ、それから専門
準備の順序は、驚くほど共通していました。先に英語のスコアを確保し、そのあと専門科目に集中するという組み立てです。
- 3年次編入の合格者は、大学2年の終わりに編入を決意して1年間休学。4月から7月末までは英語だけに絞り、8月から試験当日までは専門(日本文学)に専念しました。この間にTOEICを300点台から725点まで伸ばしています
- 哲学科の合格者は高専の在学中に、受験の1年以上前の段階でスコアを取り終えていました
- 短大出身の合格者は、英語科に在籍していたため日常的に英語に触れる環境があり、1年生の冬から本格的に対策。専門は2年生の春から始めています
この順序には理由があります。英語の外部試験は、受験の申込から結果の到着まで時間がかかり、出願締切までに書類が間に合わなければ利用できません。先に片づけておかないと、専門の対策中に英語の再受験が必要になり、両方が中途半端になります。
勉強時間は「何時間やるか」ではなく「何を終えるか」
1日の勉強時間を尋ねた質問に対して、複数の合格者が、時間では決めていなかったと答えました。その日にやるべき量を先に決め、終わったら自由時間にする、という進め方です。時間に換算すると3〜4時間だったという人もいれば、5時間以上取っていた人もいました。
一方で、休学せずに単位をフルで取りながら受験した合格者は、平日に5時間は取れなかったと率直に語っています。置かれた状況によって使える時間は違うため、時間の多さを他人と比べる意味は薄い、という共通認識でした。
夏休みの過ごし方も印象的でした。留学に行った人、実家に帰った人、アルバイトを続けた人がいます。追い詰めすぎると11月まで持たないという趣旨の発言が複数ありました。試験は秋です。夏に燃え尽きない配分が要ります。
専門と小論文はどう対策したか
専門科目の対策は、学科によって方法が分かれていました。
- 哲学科の合格者は入門書を何十冊も読むという方法で知識を固めました。ただし小論文は理系の学校にいたため周囲に頼れる人がおらず、外部の指導を受けています
- キャリアデザイン学部の合格者は、小論文を「書き方」と「内容」の2軸に分けて対策。書き方は参考書を20冊ほど読んで減点されない文章の型を学び、内容は学部の教員が書いた本や就職活動向けの時事の本を読んだと説明しています
- メディア社会学科の合格者は、時事を毎日ノートに蓄積する方法を数か月続けました。新聞の切り抜きや、関心のある分野に絞ってニュースを追える仕組みを使っていたそうです。小論文は在籍していた大学の教員と何度もやりとりを重ねています
直前期について、共通していた助言が1つあります。変わったことをせず、それまでやってきたことを振り返る、という趣旨の発言です。新しい教材に手を出すのではなく、積み上げたものを確認する時期だという理解でした。
面接で聞かれたこと
面接については、圧迫的な雰囲気ではなかったという証言が共通していました。聞かれた内容として挙がったのは次のようなものです。
- その日の筆記試験の出来(時間は足りたか、など)
- 読んだ文献
- 志望理由の深掘り
ある合格者は、会話を進めるなかで自分の考え方そのものを問われている印象を受けたと表現しています。そのうえで、質問に答えるときは自分の持っている知識を織り交ぜながら考えを述べるよう意識したと語りました。答えに詰まった部分もあったものの、面接官からの指摘を踏まえて応答を修正していけば問題なかった、とも振り返っています。
入学後に単位は何単位認定されたか
編入で最も差が出て、そして事前には分かりにくいのが単位認定です。座談会では、実際に何単位認定されたかが具体的に語られました。
| 学部・前の状況 | 認定の結果(本人の申告) |
|---|---|
| キャリアデザイン学部 (大学2年まで在籍・約70単位) | 28単位が認定。要項上の上限は30単位のため、ほぼ上限まで認定された形 |
| 社会学部 (短期大学卒・62単位) | 2年次の履修可能単位46単位のうち45単位が認定 |
| 文学部 哲学科 (高等専門学校出身) | 基礎教養科目(ILAC科目)は一括で認定。ただし第二外国語と哲学の専門科目は前籍で履修しておらず、入学後にゼロから履修 |
| 文学部 地理学科 | 言語科目と1年次の必修は認定されないが、大きく削られる感覚はなかった |
| 文学部 日本文学科 | 前の大学も文学部だったため、必修科目が認定された |
単位認定は合格後に手続きを経て判断されます。要項にも「出願時に『この科目は単位認定されますか』といった問い合わせには一切お答えできません」と記載されています。上の数字は各自の結果であり、同じ条件なら同じ結果になるとは限りません。
認定の上限は学部ごとに決まっている
要項には、学部ごとの認定上限が定められています。キャリアデザイン学部は30単位、法学部は2年次編入で42単位・3年次編入で64単位まで、といった形です。国際文化学部はILAC科目46単位と自由科目20単位を一括認定します。
ここで注意が必要なのは、認定単位数が少ないと進級できない場合があることです。要項には複数の学部について「認定単位数が少ない場合は、1年間で次の学年に進級できない場合があります」と書かれています。1年間に履修登録できる単位数には上限があるため、不足分を1年で取り戻せないことがあるという意味です。
もう1つ、要項に明記されていることがあります。教職科目・資格科目は単位認定をしません。前の大学で修得した分は前の大学が発行する証明書で証明し、不足する単位を法政大学で履修することになります。教員免許の取得を考えている人は、この点を出願前に確認してください。
共通の負荷は「1年生と一緒に必修を取ること」
認定された単位数にかかわらず、複数の合格者が同じ負荷を挙げていました。専門科目の必修を下の学年と一緒に履修する必要がある、という点です。メディア社会学科の合格者は、必修と、2年次から始まるコースの選択科目を並行させる大変さを語っていました。
文学部については、要項で必修外国語が「英語および英語以外の諸外国語1言語の計2言語」と定められています。哲学科の合格者が第二外国語をゼロから履修しているのは、この規定によるものです。学部によって必修外国語の数が違うため、志望学部の規定を確認しておくと、入学後の負荷が読めます。
教職は取れるのか——大学担当者の回答
参加者から質問が多かった論点です。大学の担当者が、その場で仕組みから説明しました。要旨は次のとおりです。
- 教員免許を取るには教育実習に行く必要があり、実習に行くためには前年度までに前提となる科目を修得しておかなければならない
- したがって2年次編入であれば、入学した時点から履修を始めれば在学中に取得することは物理的に可能(1年次から在籍している学生よりは一生懸命に取り組む必要がある)
- 3年次編入で、前の大学で教職課程をまったく履修していなかった場合は難しい
- ただし前の大学で教職課程を履修していた場合は、その単位の一部を持ち込めるため、3年次からでも取得できる可能性がある
- 持ち込みの可否は合格後に、教職に関する証明書を提出して判断される
「編入すると教職は諦めるしかない」と考えている人は、まず自分が何年次で入るのかを確認してください。2年次編入なら選択肢は残ります。
市ヶ谷キャンパスの紹介
相談会の後半では、法政大学のオープンキャンパススタッフ2名が市ヶ谷キャンパスを紹介しました。文学部・経営学部・キャリアデザイン学部などを志望する場合、ここが試験会場でもあります。
| 施設 | 紹介された内容 |
|---|---|
| 大内山校舎 | 2019年竣工の新しい校舎。300人規模から30人規模まで、さまざまな大きさの教室がある。英語と第二外国語の授業で使われる |
| 富士見ゲート | 2016年竣工。400〜500人、最大800人規模の教室。すべての机にコンセントが付いている |
| 学生ホール(富士見ゲート1階) | 食事や自習に使われるスペース。大型のスポーツ中継をみんなで観戦することもある |
| 食堂(富士見ゲート3階) | 約500席。メニューは定食・麺類など幅広い |
| 体育・ジム | 体育の授業を選択して履修できる。学内のジムは在学生であれば無料で利用できる |
第二外国語は6言語から選択します。中国語・韓国語・スペイン語・ロシア語・フランス語・ドイツ語です。文学部のように英語と合わせて2言語が必修となる学部では、この選択が入学後の時間割に影響します。
なお、法政大学はオープンキャンパスに編入希望者向けの個別ブースを設けています。相談会でも、当日中止になった過去問の閲覧について、キャンパスの窓口やオープンキャンパスの機会に閲覧できると案内がありました。
出願までのスケジュール
相談会が開かれた6月27日の時点で、試験日まで約135日、出願締切まではすでに100日を切っていました。
2027年度入試の日程は次のとおりです。
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2026年9月11日
受験資格確認の締切(現在外国の大学・短期大学に在学、またはこれを退学・卒業した人のみ。日本国内の大学等の在学者・卒業者は不要)
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9月21日〜10月2日
出願期間。この期間内に「インターネット出願登録」「入学検定料の支払」「出願書類の印刷・送付」をすべて完了させる必要があります(最終日の当日消印有効)
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11月4日15:00〜
受験票の印刷開始
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11月8日(日)
試験日。入室は9:15まで(現代福祉学部のみ9:45まで)。論文は9:30〜10:30、面接は当日指示
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11月17日(火)
合格発表(10:00)。マイページで確認します。大学構内での掲示による発表は行われません
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11月17日〜11月26日
入学手続の期間(編入学の場合)
出典: 同要項「9. スケジュール」。年度によって変わります。必ず最新の要項で確認してください。編入全体の出願の段取りは編入の出願手続きとスケジュールで解説しています。
試験会場は学部で分かれます。法・文・経営・国際文化・キャリアデザインは市ヶ谷、社会・現代福祉・スポーツ健康は多摩、理工・生命科は小金井、グローバル教養はオンラインです。試験当日は学内の食堂が休業するため、昼食は各自で用意する必要があります。面接の終了時刻は確定していないため、帰りの交通機関の手配にも注意が必要です。
ここまでで、試験の形と必要な準備は見えたと思います。あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
まとめ
- まず志望学部が何年次で募集しているかを確認する。心理・社会・キャリアデザインなど2年次のみの学部があり、国際文化は3年次のみです
- 出願に必要な単位は、卒業要件外科目(教職・資格科目等)を除いて数える。分野は問われませんが、教職のために取った単位は数えられません
- 英語の外部試験は学部・学科でまったく違います。基準値がなくスコア提出のみの学部と、基準値が定められている学科があります。スコアは出願締切までに書類が間に合わなければ利用できません
- 面接はスーツでなくてよいと要項に明記されています
- 合格者8名に共通していたのは、英語を先に片づけ、学びたいことが具体的だったこと。勉強時間の長さを競ってはいませんでした
- 単位認定には学部ごとの上限があり、認定が少ないと進級に影響する場合があります。出願前に志望学部の規定を確認してください
法政大学の編入学試験に関する最新の情報は、法政大学 入試情報サイトの編入学試験ページで公開されています。試験要項、過去問題の閲覧方法、合格者の体験記、イベント情報もこちらに掲載されています。
よくある質問
法政大学の編入学試験は、どの学部が何年次で募集していますか?
2027年度の試験要項では、法学部・文学部(哲・日本文・英文・史・地理)・経営学部が2年次と3年次の両方で募集しています。文学部心理学科、キャリアデザイン学部、グローバル教養学部、社会学部、現代福祉学部、スポーツ健康学部、生命科学部は2年次のみ、国際文化学部は3年次のみの募集です。理工学部は2年次で募集し、3年次は指定校推薦のみとなります。学科によって対象が限られる場合があるため、必ず最新の要項で確認してください。募集人員は学部単位で公表されており、試験制度別・学科別の内訳は公表されていません。
出願にはどれくらいの単位が必要ですか?
大学に在学中の場合、2年次編入は1年以上在学し30単位以上、3年次編入は2年以上在学し60単位以上の修得が必要です。重要なのは、この単位数が卒業要件外科目(教職・資格科目等)を除いて数えられる点です。相談会では大学の担当者が、今通っている大学の卒業所要要件に含まれる科目であればよく分野は問わないと説明しています。看護学科に在籍しながら哲学科を受験する場合でも、看護学科の卒業に必要な単位を30単位持っていれば要件を満たすという説明でした。学士の学位を持つ人、短期大学・高等専門学校の卒業者も出願できます。
英語はどの試験のスコアが必要ですか?
学部・学科によってまったく違います。文学部日本文学科・経営学部・社会学部・現代福祉学部・理工学部・生命科学部は基準値が定められておらず、スコアの提出のみが求められます。一方、文学部の哲学科・英文学科・史学科・地理学科・心理学科、国際文化学部、キャリアデザイン学部、グローバル教養学部、スポーツ健康学部には基準値があり、同じ文学部でも学科ごとに数値が異なります。法学部は外部試験ではなく当日の英語筆記試験です。またTOEIC L&Rのスコアだけで基準を超えていても、学部によってはS&Wの提出も必要です。具体的な数値は要項の表で確認してください。
面接はスーツで行くべきですか?
スーツである必要はありません。試験要項には、面接時の服装について「軽装や華美でないものを着用してください」としたうえで「ただし、スーツを着用する必要はありません」と明記されています。相談会でも参加者から質問が出て、大学の担当者が特に指定はないと回答していました。実際に登壇した合格者の1人は、リクルートスーツではない色のジャケットに私服という服装で受験し合格しています。なお学部によって面接の有無は異なり、法学部には面接がありません。
編入すると単位はどれくらい認定されますか?
学部ごとに認定の上限が定められています。キャリアデザイン学部は30単位、法学部は2年次編入で42単位・3年次編入で64単位までです。相談会では実例が語られ、キャリアデザイン学部の合格者は前の大学で約70単位を修得したうえで28単位が認定され、短期大学出身で社会学部に編入した合格者は履修可能な46単位のうち45単位が認定されたと話していました。ただし単位認定は合格後に手続きを経て判断され、要項にも出願時の問い合わせには答えられないと記載されています。認定単位数が少ないと1年で進級できない場合がある点にも注意が必要です。
編入した後に教員免許は取れますか?
何年次で編入するかによります。相談会で大学の担当者が説明したところによると、教育実習に行くには前年度までに前提となる科目を修得しておく必要があるため、2年次編入であれば入学した時点から履修を始めることで在学中の取得が物理的に可能です。3年次編入の場合、前の大学で教職課程をまったく履修していなかったときは難しくなりますが、履修していた場合はその単位の一部を持ち込めるため取得できる可能性があります。持ち込みの可否は合格後に教職に関する証明書を提出して判断されます。なお教職科目・資格科目そのものは単位認定の対象外です。
合格者はいつから準備を始めていましたか?
8名に共通していたのは、英語のスコアを先に確保してから専門科目に集中するという順序でした。3年次編入の合格者は大学2年の終わりに決意して1年間休学し、4月から7月末までは英語だけに絞ってTOEICを300点台から725点まで伸ばし、8月から試験当日までは専門科目に専念しています。高等専門学校出身の合格者は受験の1年以上前にスコアを取り終えていました。英語の外部試験は結果の到着に時間がかかり、出願締切までに書類が間に合わなければ利用できないため、先に片づける必要があります。
1日にどれくらい勉強していましたか?
複数の合格者が、時間ではなくその日にやるべき量で決めていたと答えています。時間に換算すると3〜4時間だったという人もいれば、5時間以上取っていた人もいました。一方で休学せずに単位をフルで取りながら受験した合格者は、平日に5時間は取れなかったと率直に語っています。置かれた状況によって使える時間は違うため、長さを他人と比べる意味は薄いという共通認識でした。夏休みについては、留学や帰省、アルバイトをしていた人もおり、追い詰めすぎると11月の試験まで持たないという趣旨の発言が複数ありました。
面接では何を聞かれましたか?
圧迫的な雰囲気ではなかったという証言が共通していました。聞かれた内容として挙がったのは、その日の筆記試験の出来、読んだ文献、そして志望理由の深掘りです。ある合格者は、会話を進めるなかで自分の考え方そのものを問われている印象を受けたと表現し、質問に答えるときは自分の持っている知識を織り交ぜながら考えを述べるよう意識したと語りました。答えに詰まった部分もあったものの、面接官からの指摘を踏まえて応答を修正していけば問題なかったとも振り返っています。

