無料相談を予約

ホーム看護学系

熊本大学医学部

熊本大学医学部保健学科の編入|3専攻あわせて16名

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-08-18‌‌‌‌‌​​‌‌‌​​‌‌​​‌​‌‌‌​​​​‌​​​​​‌

熊本大学医学部保健学科の第3年次編入学は、看護学専攻・放射線技術科学専攻・検査技術科学専攻の3専攻で実施されています。募集人員は保健学科全体で16名、その内訳も要項に明記されており、看護学専攻10名・放射線技術科学専攻3名・検査技術科学専攻3名です。看護学だけでなく、診療放射線技師・臨床検査技師の養成課程から進める技術系の2専攻が毎年そろって募集されている点が特徴で、九州で学士を目指す医療職・医療系の学生にとって貴重な選択肢です。

ただし、準備を始める前に必ず知っておくべきことが2つあります。1つめは英語です。この試験には英語の筆記試験がありません。そのかわり、実用英語技能検定・TOEIC L&R・TOEFL iBT・IELTSのいずれかで大学が定めた基準を満たしていることが出願の条件になっています。基準は3専攻共通で、英検準2級以上・TOEIC L&R 350点以上・TOEFL iBT 30点以上・IELTS 3.0以上。要項には「出願基準に満たないスコアを提出した者は、出願資格を満たさないため、出願を受理できません」と書かれています。

2つめは実施状況です。要項に掲載されている直近3年分の実施状況を見ると、令和6年度・7年度・8年度入学試験のいずれも、3専攻とも合格者が0名です。募集を続けているのに合格者が出ていない——この事実は、この試験の性格を何よりはっきり示しています。合否判定基準に「専門科目、面接のうちいずれかの得点が60%に満たない者は不合格とします」という絶対基準があり、定員を埋めるための選抜ではなく、基準に届いた人だけが合格する試験だからです。

この記事では、熊本大学が公開している令和9年度(2027年4月入学)医学部保健学科第3年次編入学学生募集要項の原本にもとづいて、専攻ごとの出願資格・試験科目・日程・実施状況を整理します。なお令和9年度の出願は2026年7月21日で締め切られており、試験は2026年8月28日に実施されます。これから準備を始める方が狙えるのは令和10年度(2028年4月入学)以降です。

この記事で分かること

  • 募集人員16名の専攻別内訳が要項で公表されていること(看護10・放射線3・検査3)
  • 英語の筆記試験はなく、英検準2級・TOEIC L&R 350点などの基準スコアが出願の必須条件であること
  • 出願できるのは短期大学・専修学校・高等学校専攻科の養成課程出身者で、4年制大学の在学・卒業を学歴要件とする区分は無いこと
  • 試験は専門科目200点+面接100点で、専攻ごとの出題領域が要項に列挙されていること
  • 専門科目・面接のどちらかが60%未満なら不合格という絶対基準があること
  • 要項掲載の直近3年分の実施状況では3年連続で合格者0名であること

医療系の編入は、出願資格が国家試験の受験資格や出身校の課程と結びついていて、要項を1行ずつ読み合わせないと自分が当てはまるか分かりません。英語スコアの要件も、知らないまま直前を迎えると出願そのものができなくなります。

無料相談で出願できるか聞く

ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。

16名募集人員(看護10・放射線3・検査3)
300点配点(専門科目200+面接100)
60%専門科目・面接それぞれに課される合格基準ライン
0名直近3年(令和6〜8年度)の合格者数

令和9年度要項の要点

まず全体像です。以下はすべて、熊本大学が公開している令和9年度(2027年度)医学部保健学科第3年次編入学学生募集要項(PDF)の記載です。

募集単位医学部保健学科 看護学専攻/放射線技術科学専攻/検査技術科学専攻
募集人員保健学科16名(看護学専攻10名/放射線技術科学専攻3名/検査技術科学専攻3名)
入学年次2027年4月に第3年次へ編入。修業年限は2年。ただし修得する単位数によっては必要履修期間が3年以上になることもあると要項に明記
出願資格①志望専攻が定める学歴・課程の要件 ②専攻に対応する国家資格関係法令の該当(見込み含む) ③英語資格・検定試験の基準スコア。すべて満たす必要がある
出願方法インターネット出願のみ(登録は2026年7月8日から可能)+提出書類を郵送(簡易書留速達・持参不可)
出願期間2026年7月15日(水)〜7月21日(火)17時必着すでに終了
検定料30,000円(別途サービス利用料)。クレジットカード・コンビニ・ペイジーで支払い
選抜方法学力検査・面接・提出書類を総合して判定
試験科目専門科目(専攻ごとに出題領域が異なる)+個人面接。英語の筆記試験は無い
配点専門科目200点/面接100点(計300点)
合否判定基準総得点の高い順に決定。同点の場合は専門科目→面接の順に優先。専門科目・面接のいずれかが60%未満なら不合格
試験日2026年8月28日(金) 専門科目 10:30〜12:00(90分)/面接 13:30〜
試験場熊本大学医学部保健学科(熊本市中央区九品寺4-24-1)。本荘南地区で、黒髪キャンパスではない
合格発表2026年9月10日(木)11時(予定)。インターネット出願システムで合否確認
入学手続2027年3月18日(木)・19日(金)(必着)
費用入学料282,000円〔予定額〕/授業料 年額535,800円(前期・後期 各267,900円。令和8年度額)
事前相談受験・修学上の配慮が必要な方は2026年7月7日(火)まで(点字解答・代筆解答の希望は6月26日(金)まで)

日程で目を引くのは合格発表から入学手続までの間隔です。合格発表は2026年9月10日ですが、入学手続は半年後の2027年3月18日・19日に設定されています。手続期間内に手続をしなかった場合は入学辞退の扱いになるので、合格後も日付の管理が必要です。

また、試験前日の2026年8月27日(木)13時〜15時に試験場の下見が認められています(建物内には入れません。受験票の持参が必要)。試験場の本荘南地区は熊本大学の本部がある黒髪地区とは別の場所です。遠方から受験する方は、会場を取り違えないよう下見の時間を使うことをおすすめします。

出願資格|養成課程の出身者だけが対象

要項の出願資格は、英語の要件と、専攻ごとの学歴・課程の要件の二段構えです。まず冒頭に、3専攻共通の条件としてこう書かれています。「志願する専攻が定める出願資格を満たす者で、かつ本学が指定する以下のいずれかの英語資格・検定試験の基準スコア等を満たすもの」。つまり学歴要件と英語要件の両方を満たして、はじめて出願できます

専攻ごとの学歴・課程の要件

専攻要項が認めている区分
看護学専攻 短期大学で看護学関係学科を卒業(見込)した者で、保健師助産師看護師法第21条各号のいずれかに該当(見込み含む)するもの/⑵専修学校で看護師養成の専門課程の3年課程(指定規則別表3の教育内容を満たすこと)または専攻科を修了(見込)した者で、所定の要件に該当するもの/⑶高等学校の専攻科(修業年限2年以上等の基準を満たすものに限る)で看護関係学科を修了(見込)した者(大学入学資格を有する者に限る)
放射線技術科学専攻 短期大学で診療放射線技術関係学科を卒業(見込)した者で、診療放射線技師法第20条第1号に該当(見込み含む)するもの/⑵専修学校の専門課程または専攻科で診療放射線技術関係学科を修了(見込)した者で、所定の要件に該当するもの
検査技術科学専攻 短期大学で臨床検査技術・衛生技術関係学科を卒業(見込)した者で、臨床検査技師等に関する法律施行令に規定する厚生労働大臣の指定した科目を修得(見込み含む)したもの/⑵専修学校の専門課程(全日制3年、定時制4年)または専攻科で臨床検査技術・衛生技術関係学科を修了(見込)した者で、所定の要件に該当するもの

「所定の要件」とあるのは要項の注記のことで、専修学校の専門課程については修業年限2年以上・総授業時間数1,700時間以上または62単位以上の課程を修了(見込)し、大学入学資格を有することが条件です(専攻科の場合はこの条件は不要)。

この表から読み取るべきことは3つあります。

  • 4年制大学の在学・卒業を学歴要件とする区分は、3専攻とも置かれていません。認められているのは短期大学・専修学校(看護のみ高等学校専攻科も)の当該養成課程の卒業・修了(見込)者だけです。他学部の大学生が「大学に2年在学して62単位」という一般的な編入の資格で出願することはできません。該当するかどうかの最終判断は大学が行いますので、自分の課程がどの区分に当たるか迷う場合は、熊本大学学生支援部入試課(096-342-2148)へ確認してください
  • 「卒業した者」も対象なので、すでに現場で働いている有資格者も出願できます。看護師・診療放射線技師・臨床検査技師として働きながら、学士を取るために編入するルートが開かれています
  • 「見込み」も認められているので、養成課程の最終学年からの受験も可能です。各専攻の資格法令上の該当も「令和9年3月までに該当する見込みの者」まで含まれています。つまり短大・専門学校の3年生が、卒業と国家試験受験の年に合わせて出願できます

英語は「当日の試験」ではなく「出願の条件」

3専攻共通で、次のいずれか1つを満たす必要があります。

英語資格・検定試験基準スコア等
実用英語技能検定準2級以上
TOEIC L&R350点以上
TOEFL iBT30点以上
IELTS3.0以上

基準の水準そのものは高くありません。ただし運用には注意点があります。

  • 基準未満のスコアを提出すると出願自体が受理されません。加点や参考資料ではなく、出願の可否を決める条件です
  • 有効期限がある。実用英語技能検定以外は、令和6年(2024年)8月1日以降に受験したスコアだけが有効です。数年前のTOEICスコアは使えない可能性があります
  • 原本の提出が必要。スコア・級を証明できる書類の原本とコピーを提出します(原本は試験当日に返却)。提出期限に原本が間に合わない場合はコピー2部を出願時に提出し、試験当日に原本を持参します。持参しなかった場合は受験できません
  • TOEFL iBT(Home Edition含む)は、出願書類の提出までにETSアカウントから熊本大学のDIコード【0135】を入力して公式スコアのオンライン提出手続きも必要です

専門科目の勉強を始める前に、まず基準スコアを持っているかを確認してください。持っていない場合、試験の申し込みから結果の発行までの期間を考えると、出願の数か月前には受験を済ませておく必要があります。

試験科目と配点|60%の絶対基準

学力検査は専門科目1科目のみです。3専攻とも「専門科目」と「個人面接」の2つが課され、配点は専門科目200点・面接100点の計300点。専門科目の出題領域は、要項に科目名まで列挙されています。

専攻要項が示す出題領域
看護学専攻 基礎看護学、在宅看護論、成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学、精神看護学の領域から出題
放射線技術科学専攻 診療画像技術学、核医学検査技術学、放射線治療技術学、医用画像情報学、放射線安全学の領域から出題
検査技術科学専攻 医用工学概論、医学概論、解剖学、生理学、病理学、生化学、微生物学、医動物学、免疫学の領域から出題

いずれの専攻も、養成課程で学ぶ主要科目がそのまま並んでいます。看護は7領域、検査は基礎医学系を中心に9科目。範囲を絞って山を張れる構成ではなく、課程で学んだ内容を全体として問い直す試験だと考えるべきです。

そして、この試験でもっとも重い事実が合否判定基準にあります。要項の記載は次の3つです。

  • 総得点の高い順に合格者を決定する
  • 総得点が同点の場合は、専門科目、面接の順に成績を優先する
  • 専門科目、面接のうちいずれかの得点が60%に満たない者は不合格とする

つまり、専門科目で200点満点中120点、面接で100点満点中60点のどちらかを下回ると、他の受験者の出来に関係なく不合格です。募集人員に志願者が届かない年でも合格者が出ないのは、この基準によるものと読めます。「受かりやすいか」を他の受験者との比較で考えるのではなく、「基準に届く力があるか」を自分の学習到達度で考える試験です。

なお、編入学試験の過去問題は、本記事の確認時点(2026年8月18日)では、大学の入試サイト(過去の入試問題ページ・保健学科の編入学ページ)では公開を確認できませんでした。入手できるかどうかは、熊本大学学生支援部入試課または医薬保健学系事務課保健学事務チーム(096-373-5571)へ問い合わせてください。

60%という基準は、答案で6割書けることとは違います。出題領域のどこまで手を広げ、どの深さで固めるか——国家試験対策や仕事と並行して間に合わせるには、順番の設計が要ります。

無料相談で進め方を聞く

ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。

実施状況|直近3年は合格者が出ていない

熊本大学は、募集要項そのものに直近3年分の実施状況を掲載しています。令和9年度の要項に載っているのは次の数値です(年度は入学年度)。

入学年度専攻募集人員志願者数受験者数合格者数入学者数
令和6年度
(2024年4月入学)
看護学101100
放射線技術科学30000
検査技術科学30000
合計161100
令和7年度
(2025年4月入学)
看護学104400
放射線技術科学33300
検査技術科学32100
合計169800
令和8年度
(2026年4月入学)
看護学101100
放射線技術科学31100
検査技術科学31100
合計163300

3年間の合計で志願者13名・受験者12名に対し、合格者は0名です。この表から言えることを整理します。

  • 倍率という指標が成立しません。合格者が0名なので「受験者数÷合格者数」は計算できず、そもそも競争率で難易度を測る試験ではないことが分かります
  • 「定員割れだから入りやすい」は成立しません。志願者数(1〜9名)は募集人員16名を大きく下回り続けていますが、それでも合格者は出ていません。空いている枠を埋める選抜ではなく、60%の基準に届いた人だけを合格させる運用です
  • 逆に言えば、基準に届けば募集人員の枠は十分に空いています。直近3年の志願者は毎年1桁で、枠の奪い合いは起きていません。準備の質がそのまま結果につながる試験です

この3年より前の状況は令和9年度要項には掲載されていません。また、令和9年度の要項には第2次募集や追加合格に関する記載はありません。

対策の進め方|令和10年度に向けて

令和9年度(2027年4月入学)の出願は終了しています。ここからは令和10年度(2028年4月入学)を目標にした動き方を整理します。日程は令和9年度の実績を基準にしていますが、日付・条件は必ず次年度の要項で確認してください

  • いま(2026年8月)

    「出願できるか」を3つの条件で確定させる。ここが決まらないと準備の計画が立ちません。

    • ①自分の出身(在籍)課程が、志望専攻の条文のどの区分に当たるかを確認する。4年制大学の在学・卒業を学歴要件とする区分は無いため、判断に迷う場合は入試課へ直接確認する
    • ②専攻に対応する資格法令上の該当(国家試験の受験資格など)を、いつ・どの学校で得られるかを確認する。在学中なら「令和10年3月までに該当する見込み」を証明できるかを学校に確認する
    • 英語の基準スコアを持っているかを確認する。英検以外は受験時期の制限があるため、古いスコアしか無い場合は受験し直す計画をここで立てる
  • 2026年秋〜2027年春

    専門科目の土台をつくる。配点の3分の2が専門科目で、しかも60%の絶対基準があります。

    • 要項に列挙された出題領域を一覧にし、養成課程の教科書・授業ノートを領域ごとに通しで復習する。山を張れる構成ではないので、苦手領域を残さないことを優先する
    • 看護学専攻は7つの看護学領域、検査技術科学専攻は解剖学・生理学・生化学など基礎医学系まで範囲に含まれる。国家試験に向けた学習と重なる部分が大きいので、両方を別立てにせず一体で計画する
    • 英語スコアが未取得なら、この期間に確実に取り切る
  • 2027年春〜初夏

    次年度要項の公表を確認し、証明書を手配する。

    • 熊本大学の入試サイト「編入学」ページで令和10年度要項の公表を確認する。令和9年度は出願1週間前の7月8日からネット出願の事前登録が始まった
    • 卒業(見込)証明書・成績証明書(出身学校長が作成し厳封)を出身校へ依頼する。専修学校出身者は大学所定様式の「修了・単位修得証明書」、高等学校専攻科出身者は課程証明書も必要になる。様式の準備と学校側の作成に時間がかかるため、要項が出たらすぐ動く
    • 受験・修学上の配慮が必要な方は、事前相談の締切が出願より早い(令和9年度は点字・代筆希望が6月26日、その他が7月7日)ことに注意する
  • 2027年7月ごろ

    出願する。令和9年度は7月15日〜21日17時必着でした。

    • インターネット出願システムで登録・写真アップロード・検定料支払いを済ませ、出願確認票などの印刷物と証明書類を角形2号封筒で簡易書留速達郵送する。登録と支払いだけでは出願は完了しない
    • 英語スコアの原本が手元にあるかを最終確認する。間に合わない場合はコピー2部を提出し、試験当日に原本を必ず持参する
  • 2027年8月

    受験。専門科目と面接を1日で実施します。

    • 令和9年度は専門科目10:30〜12:00、面接13:30〜。専門科目の入室開始は試験開始20分前
    • 試験場は本荘南地区(医学部保健学科キャンパス・熊本市中央区九品寺4-24-1)。黒髪キャンパスではないので注意。前日に下見の時間帯が設けられる(建物内には入れない)
    • 机上に置けるものは受験票・筆記用具・時計など要項指定の物のみ。電卓・定規・電子機器類は使用不可

よくある質問

募集人員16名は看護学専攻の枠ですか。

いいえ。16名は医学部保健学科全体の募集人員で、要項に内訳が明記されています。看護学専攻10名、放射線技術科学専攻3名、検査技術科学専攻3名です。3専攻すべてが第3年次編入学の募集対象で、実施していない専攻はありません。医療系の編入では「合計◯名・内訳非公表」という書き方をする大学も多いなかで、熊本大学医学部保健学科は専攻ごとの枠を要項に示しています。ただし、募集人員がそのまま合格者数になるわけではありません。要項掲載の直近3年分の実施状況では、志願者が募集人員を下回っているにもかかわらず、合格者は3年連続で0名です。募集人員は「その人数まで合格し得る上限」であって、合格のしやすさを示す数字ではないと考えてください。

英語の試験はありますか。TOEICは必要ですか。

英語の筆記試験はありません。かわりに、出願の条件として英語資格・検定試験の基準スコアを満たしていることが必要です。基準は3専攻共通で、実用英語技能検定準2級以上、TOEIC L&R 350点以上、TOEFL iBT 30点以上、IELTS 3.0以上のいずれか1つを満たせば足ります。要項には「出願基準に満たないスコアを提出した者は、出願資格を満たさないため、出願を受理できません」と書かれており、加点や免除ではなく出願可否そのものを決める条件です。実用英語技能検定以外は、令和6年(2024年)8月1日以降に受験したスコアだけが有効です。提出はスコア・級を証明できる書類の原本とコピーで、原本は試験当日に返却されます。提出期限に原本が間に合わない場合はコピー2部を出願時に提出したうえで試験当日に原本を持参する必要があり、持参しなかった場合は受験できません。TOEFL iBTの場合は、熊本大学のDIコード【0135】を使った公式スコアのオンライン提出手続きも必要です。

他学部の大学生や4年制大学の卒業生でも出願できますか。

令和9年度要項の出願資格に、4年制大学の在学・卒業を学歴要件とする区分はありません。要項が認めているのは、短期大学で当該関係学科を卒業(見込)した者、専修学校の当該課程を修了(見込)した者、そして看護学専攻のみ高等学校の看護関係の専攻科を修了(見込)した者です。あわせて、志望専攻に対応する資格法令上の該当(看護学専攻は保健師助産師看護師法第21条各号、放射線技術科学専攻は診療放射線技師法第20条第1号、検査技術科学専攻は臨床検査技師等に関する法律施行令に規定する指定科目の修得。いずれも令和9年3月までの見込みを含む)が求められます。つまり、看護・放射線・検査の養成課程を経ていない方が、一般的な編入試験のように「大学に2年在学・62単位修得」といった資格で出願することはできません。該当するかどうかの最終判断は大学が行いますので、判断に迷う場合は熊本大学学生支援部入試課(096-342-2148)へ確認してください。

倍率はどれくらいですか。

倍率は計算できません。令和9年度要項に掲載されている直近3年分の実施状況では、令和6年度が志願者1名・受験者1名、令和7年度が志願者9名・受験者8名、令和8年度が志願者3名・受験者3名で、合格者は3年とも0名です。合格者が0名なので「受験者数÷合格者数」という倍率が成立せず、競争率で難易度を測れる試験ではありません。かわりに見るべきなのは合否判定基準です。要項には「専門科目、面接のうちいずれかの得点が60%に満たない者は不合格とします」とあり、専門科目200点満点中120点、面接100点満点中60点のどちらかを下回ると、他の受験者の出来に関係なく不合格になります。志願者が募集人員を下回る年でも合格者が出ていないのはこの基準によるものと読めます。逆に言えば、枠の奪い合いは起きておらず、基準に届く力を付けられるかどうかがすべての試験です。

過去問は手に入りますか。

本記事の確認時点(2026年8月18日)では、大学の入試サイト(過去の入試問題ページおよび保健学科の編入学ページ)で、第3年次編入学試験の過去問題の公開は確認できませんでした。一般選抜の過去問とは扱いが分かれています。入手できるかどうか、閲覧の方法があるかどうかは、熊本大学学生支援部入試課(096-342-2148)または医薬保健学系事務課保健学事務チーム教務担当(096-373-5571)へ直接問い合わせてください。過去問が手に入らない場合でも、要項に専攻ごとの出題領域が科目名まで列挙されているので、対策の範囲は決められます。看護学専攻は基礎看護学から精神看護学までの7領域、放射線技術科学専攻は診療画像技術学など5領域、検査技術科学専攻は解剖学・生理学・生化学など基礎医学系を含む9科目です。養成課程の教科書と国家試験に向けた学習を領域ごとに固め直すのが現実的な進め方です。

編入すると何年で卒業できますか。学位は何が取れますか。

第3年次編入学生の修業年限は2年です。卒業の要件は、2年以上在学し、入学時に認定された単位と併せて学科所定の単位を修得することです。出身学校で修得した科目は、熊本大学の教養教育・専門教育科目と同等と認められる場合に単位認定されますが、要項には「修得する単位数によっては、必要履修期間が3年以上になることもあります」と明記されています。2年で卒業できるかどうかは認定の結果次第なので、確実とは考えないでください。卒業時の学位は、看護学専攻が学士(看護学)、放射線技術科学専攻と検査技術科学専攻が学士(保健学)です。なお、保健師・助産師など資格の上積みが編入後にできるかどうかについて、令和9年度要項には記載がありません。資格の取得を目的に編入を検討している方は、出願前に医薬保健学系事務課保健学事務チーム(096-373-5571)へ確認してください。

令和9年度(2027年4月入学)はまだ出願できますか。

できません。令和9年度の出願期間は2026年7月15日(水)から7月21日(火)17時まで(インターネット出願+提出書類の郵送・必着)で、すでに終了しています。試験は2026年8月28日(金)に実施され、合格発表は2026年9月10日(木)11時(予定)、入学手続は2027年3月18日(木)・19日(金)です。これから準備を始める方が目標にできるのは令和10年度(2028年4月入学)以降です。次年度の要項は熊本大学の入試サイト「編入学」ページに掲載されますので、公表時期・出願資格・日程を必ず原本で確認してください。なお、出身校に依頼する証明書(卒業・成績証明書のほか、専修学校出身者は大学所定様式の修了・単位修得証明書、高等学校専攻科出身者は課程証明書)は発行に時間がかかることがあります。要項の公表を待たずに、英語スコアの確保と証明書の段取りを先に進めておくと安全です。

関連記事

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。オンライン編入学院は、大学編入に特化した完全オンラインの予備校です。医療系の編入は、出願資格が国家試験の受験資格や出身校の課程と結びついているため、「そもそも出願できるのか」を最初に確定させることが、科目の対策より前の関門になります。熊本大学医学部保健学科のように英語の基準スコアが出願条件になっている場合は、スコアをいつ取りに行くかも含めた順番の設計が必要です。無料相談では、いまの在籍状況・取得予定の資格・英語スコアの状況を整理したうえで、志望校の要項の条件に自分が当てはまるかを一緒に確認し、出願までの進め方をご提案しています。

本記事は熊本大学が公開している「令和9年度(2027年度)医学部保健学科第3年次編入学 学生募集要項」(PDF)を主な出典とし、あわせて熊本大学入試サイトの編入学ページ(医学部保健学科)にもとづいて作成しています(2026年8月18日時点)。実施状況の数値は同要項の参考資料「過去3年分の医学部保健学科第3年次編入学試験の実施状況」から取っています。出願にあたっては必ず大学公式サイトで最新の要項をご確認ください。

看護学系の一覧へ戻る

LINEで無料相談を予約