マーケティング 池尾 恭一,青木 幸弘,南 知惠子,井上 哲浩
編入試験のマーケティング論や経営学の出題は、単なる定義の暗記では対応できません。流通チャネル、製品ライフサイクル、価格設定、サービス・マーケティングなど、複数の領域にまたがる論点が組み合わされて問われることが多いです。本書は、マーケティングの基礎概念から応用まで体系的に学べる構成になっており、編入試験で繰り返し出題される重要論点をカバーしています。
この本の位置づけ
この本は、マーケティングの基礎を初めて学ぶ受験生から、すでに基礎知識がある受験生まで対応できる広がりを持っています。流通チャネルから社会的責任まで、編入試験で問われやすい論点が網羅的に扱われているため、学部レベルの標準的な教科書として位置づけられます。
他の入門書との違いは、単一の観点からではなく、マーケティング全体を複数の角度から整理している点です。価値創造やサービス・マーケティングなど、最近の試験で増えている領域も含まれており、より新しい視点でのマーケティング理解が可能になります。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
導入時期は、編入試験の準備を始めた1~2ヶ月目が目安です。この段階で全体像を把握することで、その後の過去問演習で出題の背景にある考え方を理解しやすくなります。
早すぎる導入は、細部の定義に時間をかけすぎるリスクがあります。逆に過去問を先に解いてから使う場合は、出題の背景となる概念を体系的に学び直すための復習教材として機能します。遅い導入でも活用できますが、その場合は過去問で出た論点を中心に必要な章から読み始めることをお勧めします。
ターゲット大学と対策できるテーマ
オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。
※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。
使い方
まず目次から過去問で出題されている論点(流通チャネル、製品ライフサイクル、価格設定など)に対応するページを探し、それらの章を優先的に読むことが効率的です。初読時は、各章で繰り返される重要な考え方や事例に線を引きながら読み進めてください。
その後、過去問を解く際に分からなかった概念があれば、該当する章に戻って確認する往復学習を行います。特に複数の過去問で同じ論点が出ていた場合、本書の該当ページで関連する周辺知識も一緒に学ぶことで、出題パターンの違いにも対応できる力がつきます。自分でまとめノートを作る際は、本書の図表や事例をそのまま写すのではなく、自分の言葉で理由づけを含めて整理することが重要です。
注意点
本書の出版年が古い場合、マーケティング環境の変化(デジタル化やSNS活用など)に関する記述が限定的である可能性があります。そのため、最新の実例は過去問や授業資料で補う必要があります。
また、本書は包括的な教科書であるため、すべての受験生にとってすべてのページが必要とは限りません。特に対象大学の過去問を事前に確認し、出題頻度の低い領域(ハードウェア・ソフトウェアの区分など)に時間をかけすぎないよう注意してください。本書を読んだだけでは、具体的な計算問題(価格設定の数値計算など)には対応しきれない場合もあるため、過去問演習を通じてそうした応用力を別途養う必要があります。







