中国法制史 寺田 浩明
中国法制史は、編入試験の人文学系で出題されることがある専門科目です。しかし、高校までの学習で扱われることはなく、独学で体系的に学ぶのは難しい分野です。本書は、中国の法制度の発展を通史的に解説しており、この分野の基礎を整える際に参考になります。
この本の位置づけ
本書は、中国法制史を初めて学ぶ受験生を対象にした入門的な学術書です。法学部進学を目指す編入受験生が、大学での学習に備えて基礎知識を習得するのに適しています。
同じ中国史でも、政治史や文化史に重点を置く一般向けの中国史概説書とは異なり、法制度の変遷に特化した専門的な内容になっています。そのため、単なる歴史常識ではなく、法律学的な視点で中国の歴史を理解する必要がある場合に有効です。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
本書は、編入試験の出願予定校が中国法制史を明示的に出題していることが確認できた場合に、出願の6~9ヶ月前から導入することをお勧めします。早期に手をつけすぎると、試験直前期に内容の定着度が低下する可能性があります。
逆に試験3ヶ月以内に開始する場合、通史的な読破だけでは知識が断片化しやすいため、過去問で出題範囲を絞り込んでから該当箇所を集中的に学習する方が効率的です。
使い方
まず目次や序章で、中国法制の大まかな時代区分と基本概念をつかみます。その後、編入試験の過去問を確認し、どの時代・どの法制度が問われているのかを特定してください。
次に、その部分を該当ページまで遡行して精読します。単元ごとに、用語・制度の定義を整理したノートを作成することで、試験本番での正確な記述につながります。並行して、過去問の設問に戻り、本書で学んだ知識がどう活用されているかを確認する往復学習が効果的です。
注意点
本書の出版年が記載されていないため、事前に刊行時期を確認してください。中国法制史の解釈や研究動向は更新される可能性があり、古い版の場合、最新の学説と異なる説明がなされている可能性があります。
編入試験の出題実績がない場合、学習に時間をかけるのは優先度が低いです。志望校の過去問で中国法制史が出題されていないなら、他の科目に学習時間を配分することをお勧めします。また、本書は大学の講義形式に近い学術書のため、初回の読解に時間がかかることを想定し、スケジュールに余裕を持たせてください。







