倫理用語集
編入試験の倫理分野では、西洋哲学から日本思想まで、幅広い人物と思想キーワードが問われます。特に哲学や思想系の学部では、用語の正確な意味理解が合否を分ける重要な要素になります。本書は、編入試験に頻出する倫理用語を体系的にまとめた参考書として、こうした用語学習の基盤を作るのに役立ちます。
この本の位置づけ
本書は、倫理の全体像をつかむ段階の受験生向けです。教科書よりも項目立てが明確で、西洋哲学史・日本思想・倫理学概論など複数の領域にまたがる用語を効率よく整理できます。
他の参考書との違いは、用語を「個別の説明」として扱う点にあります。通常の教科書は思想家や時代の流れを中心に記述しますが、本書は「実存主義とは何か」「帰納法とは何か」といった個別キーワードに特化しているため、過去問で出た未知の用語に素早く対応する際に活躍します。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
導入時期は、編入受験の準備が本格化する大学2年生の秋〜冬が目安です。この時期に用語集で全体の語彙地盤を作ることで、その後の過去問演習がより効率的になります。
早すぎる導入は避けるべきです。大学1年生の段階で用語だけ暗記しても、背景知識がないため定着しにくくなります。反対に、試験3ヶ月前などの遅い導入では、用語確認の時間が限定されるため、すでに過去問で頻出する用語の学習に優先度を絞る方が現実的です。
ターゲット大学と対策できるテーマ
オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。
埼玉大学教養学部
日本史社会学・社会科学
頻出テーマ古事記、島崎藤村、勅撰和歌集、国民道徳、文化人類学、地理学
本書の該当ページ国民道徳(p.274)、古事記(p.227)、勅撰和歌集(p.106)、地理学(p.273)
哲学アジア文化論
頻出テーマ独我論、帰納法、永劫回帰、形而上学、議会制民主主義、政治体制
本書の該当ページ独我論(p.286)、永劫回帰(p.177)、形而上学(p.188)、議会制民主主義(p.134)
※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。
使い方
学習の進め方としては、まず志望大学の過去問を一通り眺めて「よく出ている用語」をリストアップした後、本書でそれらの定義を確認する順序をお勧めします。むしろ、本書を最初から最後まで読破するのではなく、過去問で引っかかった用語の「辞書代わり」として使うのが効果的です。
具体的には、過去問を解く→分からない用語が出た→本書で用語を確認→その用語の周辺概念も本書で読む、というサイクルを回します。このやり方なら、実際に試験に出やすい用語から優先的に習得でき、記憶の定着も高まります。
注意点として、本書だけに頼らず、用語の背景にある思想の流れは教科書や講義動画で補う必要があります。用語の意味は分かったが、それが歴史的にどう位置づけられるのか分からない、という状況を避けるためです。
注意点
本書は用語集のため、個別の用語説明には紙面の制限があります。「デカルト」「ヘーゲル」「独我論」といった重要な哲学者や概念について、本書の説明だけでは十分でない場合があります。特に論述問題が多い大学の編入試験に対応する場合は、思想の全体像を学べる教科書と組み合わせることが必須です。
また、本書がいつ出版されたかによって、近年の試験トレンドとのズレが生じる可能性があります。編入試験は大学によって問う用語の重点が異なるため、本書の掲載内容と志望大学の過去問との照合を常に意識してください。掲載されていない用語が過去問に頻出する場合は、別途その領域の教科書で補充する必要があります。







