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現代法学入門 第4版 伊藤 正己,加藤 一郎

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現代法学入門 第4版 伊藤 正己,加藤 一郎

法学部編入試験では、法の本質や社会における法の機能など、法学の根本的な概念を問う問題が繰り返し出題されます。特に憲法試験では単なる条文知識ではなく、最高法規性や違憲審査権といった理論的背景が求められることが多いです。本書は法学の基礎概念を体系的に解説しているため、編入試験で問われる論点の「なぜ」を理解するのに役立ちます。

この本の位置づけ

本書は法学部入学者向けの教科書として位置付けられており、法学初心者が法の基本的な考え方を習得するために設計されています。編入試験対策では、高度な判例演習書ではなく「基礎理論の定着」が必要な受験生に適しています。

同じ有斐閣の法学入門書と比較すると、本書は社会統制や法社会学といったマクロな視点から法を捉える点が特徴です。個別の法律知識を積み上げるのではなく、法システム全体の理解を目指す受験生に向いています。

いつどのタイミングの編入受験生におすすめか

編入試験対策の初期段階、具体的には試験まで6~8ヶ月の時点で導入することをお勧めします。過去問を見始める前に読むことで、問題文に出てくる理論用語の意味が理解しやすくなります。

導入が遅すぎると、過去問の解説を読む際に「なぜこの理論が関連するのか」という疑問が残ったまま進むことになります。逆に、基礎知識が全くない状態で導入すると、抽象度の高さについていけない可能性があるため、最低限の法学基礎(法の定義、法の機能)は事前に確認しておくとよいでしょう。

ターゲット大学と対策できるテーマ

過去問の出題傾向を分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。

北海道大学法学部

法学英語

頻出テーマ労働契約、民法典、労働基準法、私的自治、法的安定性、労働法

本書の該当ページ労働契約(p.166)、民法典(p.214)、労働基準法(p.167)、私的自治(p.163)

神戸大学法学部

法学

頻出テーマ民法典、私的自治、近代法、労働法

本書の該当ページ民法典(p.214)、私的自治(p.163)、近代法(p.210)、労働法(p.160)

中央大学法学部

法学

頻出テーマ法的安定性、刑事訴訟法、法の解釈

本書の該当ページ法的安定性(p.21)、刑事訴訟法(p.122)、法の解釈(p.66)

広島大学法学部

法学小論文

頻出テーマ国内法、労働法、国際社会

本書の該当ページ国内法(p.199)、労働法(p.160)、国際社会(p.180)

名古屋大学法学部

英語法学

頻出テーマ家族法、近代法、法秩序

本書の該当ページ家族法(p.128)、近代法(p.210)、法秩序(p.26)

関西大学法学部

法学

頻出テーマ民法典、私的自治

本書の該当ページ民法典(p.214)、私的自治(p.163)

新潟大学法学部

頻出テーマ法的安定性、刑事訴訟法

本書の該当ページ法的安定性(p.21)、刑事訴訟法(p.122)

法政大学法学部

法学

頻出テーマ私的自治、刑事訴訟

本書の該当ページ私的自治(p.163)、刑事訴訟(p.122)

大阪大学法学部

法学

頻出テーマ身分制、近代法

本書の該当ページ身分制(p.213)、近代法(p.210)

※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。

使い方

まず通読することから始め、社会統制や憲法違反といった編入試験で出題されている論点の説明ページに付箋を貼っておくことをお勧めします。その後、過去問で同じ論点が問われている箇所を解いてから、本書に戻って理論的背景を確認する往復学習が効果的です。

合格者の体験から、複数回の反復が有効であることが報告されています。1回目は全体像をつかむ読み方、2回目以降は過去問との関連箇所を意識した読み方に切り替えるとより効率的です。また、わからない表現や概念に出会った際は、本書の説明だけに頼らず、関連する法律基本用語辞典なども併用して理解を深めるプロセスが大切です。

この本を使った合格者の声

オンライン編入学院に寄せられた合格体験談から、本書を実際に使っていた受験生の記述を抜き出しました。

2周繰り返し読むことを意識し、わからなかったところを自分で調べるようにした。

京都大学 法学部 合格(2026年度) / 法学

有斐閣/伊藤正己著。インプットとして1通り読んで、論述問題を解く時にも何度も読み返して参考にした。3周実施。

名古屋大学 法学部 合格(2025年度) / 基礎法学

注意点

本書は第4版が刊行されており、基本的な法学理論は時代の影響を受けにくいものの、判例の引用や統計数値は古い可能性があります。編入試験では新しい判例が問われることもあるため、本書を読んだ後は必ず志望大学の過去問で最新の出題傾向を確認してください。

本書はあくまで理論の入門書であり、具体的な憲法条文の解釈や個別法律の詳細な内容については扱っていません。憲法編入試験を受ける場合は、本書で基礎を固めた後、憲法の専門参考書や判例集に進む必要があります。また、法律系学部出身でない受験生の場合、本書の内容をスムーズに理解するために、簡易な法学用語集を手元に置くことをお勧めします。

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