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基本刑法 1

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基本刑法 1

大学編入の法学系試験では、刑法の論点が体系的に問われることが多いです。特に未遂犯、事実の錯誤、中止犯といった総論の重要論点は、単なる定義の暗記では対応できず、理論的な背景を理解していないと応用問題で立ち往生してしまいます。本書は、こうした刑法の基礎理論を論理的に積み上げていく教科書として、編入試験対策の土台作りに役立てられます。

この本の位置づけ

本書は、法学部の1年生が使う標準的な基本教科書です。編入受験生であれば、大学での法学履修経験が浅い方や、独学で刑法を0から学ぶ必要がある方に適しています。体系的な理解が必要な段階の学習に向いています。 他の刑法参考書と異なり、本書は理論的背景(たとえば応報刑論と目的刑論、客観的危険説と具体的危険説の対立)を丁寧に解説しており、単なる解法テクニック集ではありません。このため、近畿大学大学院などで理論的な論述が求められる場合に、説得力のある答案を書く基礎が身につきます。

いつどのタイミングの編入受験生におすすめか

編入試験の対策を開始する際、刑法を選択する場合は、過去問分析と同時に本書で1~2ヶ月かけて全体像を把握することをお勧めします。遅くとも試験の6ヶ月前には着手し、その後で過去問や問題演習に移行する流れが効果的です。 もし試験まで3ヶ月を切った段階で本書に取り組むと、体系的学習に時間がかかりすぎて、過去問演習に割く時間が不足する可能性があります。一方、基礎知識なしに過去問に直結しようとすると、出題意図を読み誤り、不正確な答案になりやすいです。

ターゲット大学と対策できるテーマ

オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。

近畿大学大学院全学部

刑法

頻出テーマ未遂犯、事実の錯誤、中止犯、客観的危険説、具体的危険説

本書の該当ページ事実の錯誤(p.117)、客観的危険説(p.275)、具体的危険説(p.273)

※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。

使い方

まずは目次から、近畿大学大学院の過去問に出題された論点(未遂犯、事実の錯誤、中止犯、危険説の対立など)に該当するページを特定してください。該当ページを読む際は、理論の対立軸(例:p.10の応報刑論と目的刑論、p.263の早すぎた結果発生)に注意し、なぜ複数の学説が存在するのか、どちらの見方が重要なのかを確認しながら読み進めます。 1冊を通読してから、該当箇所を復習し、その直後に近畿大学大学院の該当の過去問を解く流れをお勧めします。理論を学んだ直後であれば、過去問の問われ方と教科書の記述の関連性を意識しやすくなります。理解があやふやな箇所は、該当ページに戻って再度確認する習慣をつけることが大切です。

編入試験でよく問われる論点から入るなら、次の順で読むのが効率的です。

  1. p.10 (1) 応報刑論と目的刑論の対立
  2. p.47 ア 犯罪個別化機能
  3. p.83 イ 排他的支配・保護の引受け
  4. p.156 (1) 法令行為
  5. p.210 (3) 補充性
  6. p.263 (2) 早すぎた構成要件の実現(早すぎた結果発生)
  7. p.315 イ 身分なき故意ある者の利用
  8. p.358 共犯と身分「身 分」がここで扱われています

注意点

本書は大学の標準教科書であり、編入試験対策に特化した参考書ではありません。近畿大学大学院以外の受験学部・学科では、出題範囲や深さが異なる可能性があるため、志望校の過去問を事前に確認し、本書が実際に役立つか検討してください。 また、本書は理論的な背景を丁寧に説く一方、判例の具体的な適用や、試験で頻出の細かい論点(例えば、特定の判例で示された要件)については十分に網羅していない可能性があります。過去問で繰り返し出題されている論点は、本書の該当ページだけでなく、判例集や演習書と組み合わせて学習することが重要です。

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