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判例プラクティス憲法〔第3版〕 宍戸 常寿,曽我部 真裕,淺野 博宣,尾形 健,小島 慎司,中林 暁生,山本 龍彦

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判例プラクティス憲法〔第3版〕 宍戸 常寿,曽我部 真裕,淺野 博宣,尾形 健,小島 慎司,中林 暁生,山本 龍彦

編入試験の法学科目では、判例に基づいた憲法判断がどのように下されるのかを理解することが重要です。単に条文や理論を覚えるだけでは、実際の試験問題に対応しきれません。本書は判例を中心に据えることで、憲法の基本的な考え方から応用的な論点まで、実践的に学べる構成になっています。

この本の位置づけ

本書は、編入試験を受ける際に必要とされる「判例を通じた憲法理解」に特化した書籍です。新潟大学から京都大学、筑波大学など、複数の編入試験で繰り返し出題される違憲審査、基本的人権、国家権力に関する判例が網羅されており、試験対策としての実用性が高い構成になっています。

他の憲法教科書と異なり、本書は判例ごとに「事件名」「事実」「判断」という構造で整理されているため、過去問で問われた判例について深掘りする際に有効です。条文解釈だけで済ませるのではなく、裁判所がどのような理由で違憲判決に至ったのか、またはどの論理で合憲と判断したのかを追跡できます。

いつどのタイミングの編入受験生におすすめか

編入試験の法学科目対策では、基本的な憲法条文の知識を一通り習得した後、この書籍に進むことをお勧めします。目安としては、編入試験まで4~6か月の時間がある時期から導入するのが理想的です。

もし試験まで2~3か月しかない場合は、過去問で頻出の判例に絞って学習する使い方になります。逆に試験まで8か月以上ある場合は、本書で判例理解を深めてから、より高度な演習書に進むという段階的な学習が可能になります。

ターゲット大学と対策できるテーマ

オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。

新潟大学新潟大法学部

法学概論その他

頻出テーマ知る権利、契約の自由、過失責任、死刑制度

本書の該当ページ知る権利(p.209)、契約の自由(p.24)、過失責任(p.334)、死刑制度(p.305)

京都大学法学部

法学

頻出テーマ国家権力、報道の自由、司法制度、裁判制度

本書の該当ページ報道の自由(p.201)、政治的中立(p.32)、司法制度(p.323)

筑波大学社会国際学群

法学

頻出テーマ名誉毀損、業務妨害、違憲審査

本書の該当ページ憲法31条(p.287)、特殊事情(p.203)、業務妨害(p.135)

明治学院大学法学部

論文

頻出テーマ法解釈、刑事責任、成文法、法的規制、医療過誤、非嫡出子

本書の該当ページ成文法(p.196)、刑事責任(p.315)、法的規制(p.106)

日本大学法学部

法学

頻出テーマ憲法14条、違憲判決、法改正、付随的違憲審査制、憲法訴訟、憲法判例

本書の該当ページ憲法訴訟(p.479)、付随的違憲審査制(p.457)、違憲判決(p.479)

筑波大学社会・国際学群

法学

頻出テーマ憲法第25条、抽象的権利説、朝日訴訟、堀木訴訟

本書の該当ページ抽象的権利説(p.212)、憲法第25条(p.339)、堀木訴訟(p.343)

奈良女子大学法文学部

憲法

頻出テーマ喫煙の自由、憲法13条、憲法14条、立法裁量

本書の該当ページ立法裁量(p.81)、喫煙の自由(p.40)、憲法13条(p.83)

島根大学法文学部

法学

頻出テーマ名誉毀損、親子関係、プロバイダ責任制限法

本書の該当ページ名誉毀損(p.184)、プロバイダ責任制限法(p.192)、権利侵害(p.55)

香川大学法学部

法学

頻出テーマ情報公開、法令解釈

本書の該当ページ行政組織(p.32)、法令解釈(p.323)、情報公開(p.212)

神奈川大学法学部

憲法

頻出テーマ外国人の人権、憲法14条、ヘイトスピーチ、人権侵害

本書の該当ページ憲法14条(p.71)、人権侵害(p.475)

※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。

使い方

最初は、あなたの志望大学の過去問に登場した判例から読み始めることをお勧めします。その判例について本書でどのように解説されているかを確認することで、試験問題を解く際の論理的な根拠が強化されます。

次に、まだ学習していない論点の判例を順次読み進めます。各判例について「なぜこのような判断に至ったのか」という思考過程を追いながら、判例の要点を自分のノートにまとめるとさらに効果的です。

過去問演習と並行して、答案で使う判例について本書で確認するという往復学習をすることで、判例の知識が定着しやすくなります。特に論文試験が課される大学(明治学院大学、奈良女子大学など)を志望する場合、判例に基づいた論述の習慣が身につきます。

注意点

本書は第3版ですが、出版から年数が経過している可能性があります。最新の重要判例が含まれているかどうかを、あなたの志望大学の過去問で確認してから導入することをお勧めします。

また、本書はあくまで「判例の理解」に特化しているため、違憲審査制度の仕組みや国家機関の権限分立といった制度面の学習には別の教科書が必要な場合があります。特に法学の基礎知識が不足している場合は、本書だけでは不十分かもしれません。

さらに、編入試験では学説上の対立が問われることもありますが、本書は判例重視の構成のため、学説の多様性については補足的な学習が必要です。

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