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よくわかる法哲学・法思想 深田 三徳 ,濱 真一郎

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よくわかる法哲学・法思想 深田 三徳 ,濱 真一郎

大学編入の人文学系試験では、法哲学や法思想に関する出題は限定的ですが、志望校によっては現代の法的課題を思想的背景から理解することが求められる場合があります。本書は法哲学の主要な論点を体系的に解説しており、試験範囲に法思想が含まれる受験生にとって基礎固めの選択肢となります。

この本の位置づけ

本書は法哲学初学者向けの入門書で、難解な思想をわかりやすく説明することを目指しています。編入試験対策としては、法学部や政治学系学部の受験生が、一般教養や現代的な法的問題についての思想的基盤を学ぶ際に活用できます。

他の法学参考書は判例や法律条文の解釈に重点を置くものが多いのに対し、本書は法思想そのものの歴史と発展を扱う点が特徴です。ハーバーマスの討議倫理学や多文化主義、人権論など、現代的な法哲学の課題を知りたい受験生向けといえます。

いつどのタイミングの編入受験生におすすめか

志望校の試験範囲に法思想や法哲学が明確に含まれている場合は、専門科目の学習が本格化する1年生の後期から2年生の早期に導入することをお勧めします。法学の基本的な知識がある程度ある状態で読むことで、より理解が深まります。

逆に法学の基礎知識がないまま早期に手をつけると、抽象的な議論についていけず効率が悪くなる可能性があります。また、編入試験直前に初めて使用すると、思想的背景の理解に時間がかかり、演習に充てる時間が減る可能性があるため注意が必要です。

使い方

まず目次から志望校の出題範囲に関連する章を特定してください。法哲学全体を網羅する必要がある場合は、第1章から順に読み進めることで思想史の流れが理解できます。各章は独立して読むこともできるので、特定の論点(例えば人権論や多文化主義)に絞って学習することも可能です。

本書を読む際は、単なる読了ではなく、各思想家の主張と時代背景の関係をノートに整理することをお勧めします。特にハーバーマスや人権論など、編入試験で問われる可能性のある章は、論点を箇条書きにまとめておくと後の復習が効果的です。

志望校の過去問に法哲学分野の出題がある場合は、本書で基礎を確認した後、実際の出題形式に合わせて過去問演習に移行してください。本書の説明と過去問の出題角度がどう結びついているかを意識することで、試験対策の質が高まります。

編入試験でよく問われる論点から入るなら、次の順で読むのが効率的です。

  1. p.120 第13章 討議倫理学:ハーバーマス「共同体」がここで扱われています
  2. p.126 第16章 多文化主義の問題「不正義」がここで扱われています
  3. p.134 第20章 人権は普遍的な原理か「要件効果図式」がここで扱われています

注意点

本書は入門書であり、編入試験の対象となる大学・学部の過去問分析では該当する出題実績が確認されていません。志望校の試験科目に法思想が含まれているか、あるいは小論文試験で法的・思想的な議論が求められるのかを事前に確認してから導入してください。

法哲学は大学によって出題範囲が大きく異なるため、本書で学習した内容が直接試験に出るとは限りません。本書は幅広い思想を扱っているため、自分の志望校で実際に問われる論点を明確にしてから、該当部分に学習を絞ることをお勧めします。また、法学の基本知識がない状態では理解が困難になる可能性があるため、民法や憲法の基礎を先に固めてから使用してください。

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