極めろ!リスニング解答力TOEIC L&R TEST
大学編入試験でTOEICスコアが求められる場合、リスニングセクションで安定した得点を取ることは多くの受験生にとって課題です。本記事は、TOEICのリスニング対策に特化した参考書『極めろ!リスニング解答力TOEIC L&R TEST』について、実際の合格者の活用方法と効果的な使い方をお伝えします。
この本の位置づけ
本書はTOEIC L&R TESTのリスニングセクション全体に対応した教材で、特にパート2の短い応答問題や、聞き流しでは補えない「解答力」を養成することに焦点を当てています。TOEIC860点レベルを想定した構成のため、基礎的なリスニング力がある程度備わっている受験生向けの教材です。
リスニング教材の多くは「聞き流す」ことを売りにしていますが、本書は問題演習を通じて「正しく聞き取り、正確に答える力」を鍛えることに重点を置いています。単なる音声の習慣化ではなく、問題解答のプロセスを学べる点が特徴です。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
編入試験のTOEICスコア提出が必要な場合、遅くとも出願6ヶ月前には導入することが目安になります。本書は繰り返し周回することで効果が高まるため、短期間での仕上げには向きません。逆に試験直前に始めると、十分な反復ができず、問題量の多さを活かしきれないおそれがあります。
早めに開始することで、パート別の苦手分野を特定し、複数回の周回を通じて弱点を補強する時間が確保できます。合格者の事例から、6回以上の周回で効果が表れているため、こうした継続的な学習時間の確保が重要です。
使い方
本書を効果的に使うには、最初から全ての問題を一度通して解き、正答率と自分の弱い分野を把握することから始めましょう。その後、パート別(特にパート2など課題の大きい単元)に絞って集中的に取り組むことをお勧めします。
一度の通読では十分な効果が期待できないため、同じ問題セットを複数回解くことが重要です。合格者の事例では、電車の移動時間など細切れ時間での「聞き流し」と、腰を据えて「解く」学習を組み合わせています。このように、聴覚への露出を増やしながら、一定期間ごとに問題を再度解く形で、知識の定着度を確認するサイクルが効果的です。
この本を使った合格者の声
オンライン編入学院に寄せられた合格体験談から、本書を実際に使っていた受験生の記述を抜き出しました。
リスニングの教材をずっと探していて、SNSで点数が伸びると書いてあったため選んだ。パート2が特に苦手だったので、電車の時間や暇な時間に聞き流ししていた。6回以上周回した。
富山大学 人文学部 合格(2026年度) / TOEIC
860点レベルの本で2周実施し、問題量が多いため繰り返し解いて復習することで、2周目にはリスニングが文句ない状態になった。
神戸大学 経済学部 合格(2026年度) / 英語
注意点
本書はTOEIC L&R TESTの対策教材であり、編入試験の出題傾向に特化したものではありません。編入試験でTOEICスコアの提出が求められる場合の準備用と位置付け、試験対策の全てではなくあくまで英語力の底上げツールとして活用してください。
また、本書は860点レベルを想定しているため、現在のリスニング力が基礎的な段階にある場合は、より初級向けの教材で基礎を固めてから使用する方が無理なく学習を進められます。問題量が多い点は長所でもありますが、スケジュール管理を十分に行わなければ、完了させられないまま試験を迎えるリスクもあります。出版年や改版情報については、TOEIC出題形式の最新性を確認した上で選択することをお勧めします。







