2025 実戦 生物重要問題集 生物基礎・生物
編入試験の生物では、単なる知識の暗記では対応できない、思考力を要する問題が繰り返し出題されます。特に細胞小器官の機能、神経伝達の仕組み、生態系の多様性といった単元では、概念の深い理解が求められます。本書は、こうした理解を必要とする頻出テーマを、実戦的な問題演習を通じて身につけるための参考書です。
この本の位置づけ
本書は、生物基礎と生物の両単元を網羅し、教科書レベルから入試頻出問題までを段階的に演習できる問題集です。セミナーなど基礎的な問題集で定着させた知識を、より高度な問題演習へ進める際の橋渡けとして位置づけられます。
編入試験の過去問に直結する問題が数多く掲載されている点が、他の問題集との大きな違いです。宇都宮大学農学部や三重大学生物資源学部など、農学・生物学系の編入試験では、種多様性や生態系多様性といった環境系の問題も頻出ですが、本書はこれらの分野もしっかりカバーしています。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
基礎的な問題集(セミナーなど)で各単元の基本を習得した後、過去問演習に進む前の段階で導入するのが効果的です。目安としては、編入試験受験予定日の6~4ヶ月前から取り組むと、本書の演習を通じて思考力を磨きながら、過去問演習へ余裕を持って移行できます。
導入が早すぎると、基礎知識が定着していない状態で難度の高い問題に取り組むことになり、挫折につながる可能性があります。逆に導入が遅すぎると、過去問演習の時間が十分に確保できなくなり、本番での対応力を高める機会を失うことになります。
ターゲット大学と対策できるテーマ
オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。
高知大学医学部
数学
頻出テーマ窒素化合物、静止電位、インスリン、赤血球、微小管、アミノ酸配列
本書の該当ページ窒素化合物(p.115)、静止電位(p.89)、インスリン(p.92)、赤血球(p.97)
生物化学
頻出テーマ窒素化合物、常染色体、性染色体、呼吸量、インスリン、ジベレリン
本書の該当ページ窒素化合物(p.115)、常染色体(p.58)、性染色体(p.57)、呼吸量(p.111)
旭川医科大学医学部
生物
頻出テーマインスリン、対立遺伝子、プライマー、遺伝子頻度、濃度勾配、膜電位
本書の該当ページインスリン(p.92)、対立遺伝子(p.69)、プライマー(p.45)、遺伝子頻度(p.5)
秋田大学医学部
生物
頻出テーマイオンチャネル、インスリン、リソソーム、転写因子、赤血球、電気泳動
本書の該当ページイオンチャネル(p.107)、インスリン(p.92)、リソソーム(p.22)、転写因子(p.79)
お茶の水女子大学理学部
数学生物
頻出テーマシアノバクテリア、系統樹、微小管、細胞小器官、細胞周期、チラコイド
本書の該当ページシアノバクテリア(p.2)、系統樹(p.13)、微小管(p.20)、細胞小器官(p.22)
滋賀医科大学医学部
化学英語
頻出テーマ切断部位、培養液、純生産量、現存量、中間径フィラメント、呼吸量
本書の該当ページ切断部位(p.47)、培養液(p.36)、純生産量(p.111)、現存量(p.111)
信州大学理学部
生物
頻出テーマ近縁種、種多様性、イオンチャネル、系統樹、外胚葉、遺伝子頻度
本書の該当ページ近縁種(p.16)、種多様性(p.113)、イオンチャネル(p.107)、系統樹(p.13)
静岡大学農学部
生物
頻出テーマ種多様性、植物ホルモン、ジベレリン、細胞小器官、電気泳動、オーキシン
本書の該当ページ種多様性(p.113)、植物ホルモン(p.116)、ジベレリン(p.94)、細胞小器官(p.22)
北海道大学医学部
物理
頻出テーマイオンチャネル、濃度勾配、膜電位、電気泳動、細胞小器官、細胞周期
本書の該当ページイオンチャネル(p.107)、濃度勾配(p.89)、膜電位(p.109)、電気泳動(p.55)
生物
頻出テーマ植物ホルモン、濃度勾配、オーキシン、細胞周期、細胞膜、遺伝子型
本書の該当ページ植物ホルモン(p.116)、濃度勾配(p.89)、オーキシン(p.93)、細胞周期(p.60)
大阪大学医学部
生物
頻出テーマ成長ホルモン、中間径フィラメント、転写因子、微小管、アクチンフィラメント、細胞周期
本書の該当ページ成長ホルモン(p.91)、中間径フィラメント(p.20)、転写因子(p.79)、微小管(p.20)
※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。
使い方
最初に目次で全体像をつかんだ後、自分の志望校の過去問で繰り返し出題されている単元から優先的に取り組むことをお勧めします。一度通しで解くのではなく、苦手分野や頻出分野に集中して複数回演習する方が、効率的に実力を高められます。
各問題を解いた後は、単に答え合わせにとどめず、なぜその答えになるのか、問われている概念は何かを丁寧に確認してください。特に神経伝達やタンパク質合成など、プロセスを理解する単元では、参考図を活用して視覚的に理解を深めることが有効です。
本書で演習した分野について、その後、志望校の過去問で同じテーマが出題されている場合は、本書での理解が試験でも通用するか検証する往復学習を心がけてください。
この本を使った合格者の声
オンライン編入学院に寄せられた合格体験談から、本書を実際に使っていた受験生の記述を抜き出しました。
セミナーより難度の高い演習ができる問題集。試験で出ないところをコーチに教えていただき、そこを飛ばして解いていった。
宇都宮大学 農学部 合格(2027年度) / 生物
注意点
本書は2025年版ですが、生物の入試問題は大学によって難度差が大きい点に注意が必要です。本書の問題が全て志望校の過去問レベルとは限らないため、過去問を解く際に難度を比較し、志望校に特に必要な分野を見極める必要があります。
宇都宮大学農学部の合格者の体験談にもあるように、本書に掲載されている全ての問題が試験対策に必要とは限りません。志望校の過去問を最優先に分析し、教務担当やコーチに相談しながら、本書のうち「解くべき問題」と「スキップしてよい問題」を取捨選択することをお勧めします。




