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2011年度版法科大学院小論文 闘う20題

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2011年度版法科大学院小論文 闘う20題

編入試験の小論文では、法学や政治学の基礎概念を理解した上で、自分の考えを論理的に述べることが求められます。特にデモクラシーや法と道徳といった抽象的なテーマでは、何を書いてよいのか見当がつかないまま手が止まってしまう受験生も多いです。本書は法科大学院入試向けに作られた小論文問題集ですが、編入試験で頻出される法学・政治学系の論点を扱っており、あなたの思考の枠組みを整理する助けになります。

この本の位置づけ

本書は、小論文初心者というより、基本的な日本語表現はできるものの、法学・政治学といった学問領域の小論文に不慣れな受験生を想定しています。難関大学の入試問題を題材としているため、抽象度が高く、単なる感想ではなく根拠のある議論を展開する力が問われます。 一般的な小論文対策本が、文章構成やテンプレートを重視するのに対して、本書は法学・政治学固有の概念や論争点を掘り下げることに重点を置いています。そのため、北海道大学法学部や名古屋大学法学部といった法学系の編入試験対策に特に向いています。

いつどのタイミングの編入受験生におすすめか

編入試験の受験準備が本格化する時期(受験の1年前程度)に導入するのが目安です。専門科目の理解が浅いまま本書に取り組むと、論点の背景がつかめず、ただ問題を解くだけになってしまいます。逆に試験直前に導入すると、考え方の転換に時間がかかり、問題演習に回す時間が不足する可能性があります。

ターゲット大学と対策できるテーマ

過去問の出題傾向を分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。

北海道大学法学部

法学小論文

頻出テーマデモクラシー論、透明性、自然法論、法実証主義、近代社会、類推適用

本書の該当ページデモクラシー論(p.204)、透明性(p.306)、自然法論(p.58)、法実証主義(p.58)

京都大学法学部

法学

頻出テーマ司法制度、犯罪報道、法教育、効率性、デモクラシー

本書の該当ページ司法制度(p.298)、犯罪報道(p.309)、法教育(p.77)、効率性(p.177)

明治学院大学法学部

法学

頻出テーマ生命倫理、論文試験、公平性

本書の該当ページ生命倫理(p.141)、論文試験(p.32)、公平性(p.177)

埼玉大学教養学部

哲学・思想

頻出テーマ社会的排除、北海道、カント

本書の該当ページ社会的排除(p.285)、北海道(p.26)、カント(p.90)

大阪大学法学部

法学

頻出テーマ自然法論、法実証主義、デモクラシー

本書の該当ページ自然法論(p.58)、法実証主義(p.58)、デモクラシー(p.204)

広島大学法学部

法学

頻出テーマ透明性、カント

本書の該当ページ透明性(p.306)、カント(p.90)

中央大学経済学部

英語小論文

頻出テーマ環境倫理、効率性

本書の該当ページ環境倫理(p.141)、効率性(p.177)

大阪大学基礎工学部

頻出テーマタイトル、公平性

本書の該当ページタイトル(p.113)、公平性(p.177)

法政大学経営学部

経営学

頻出テーマ効率性、利用者

本書の該当ページ効率性(p.177)、利用者(p.229)

奈良女子大学生活環境学部

小論文

頻出テーマ建築物、シュンペーター

本書の該当ページ建築物(p.226)、シュンペーター(p.199)

関西大学社会学部

英語

頻出テーマ家族生活、公平性

本書の該当ページ家族生活(p.246)、公平性(p.177)

名古屋大学法学部

英語小論文

頻出テーマ機会の平等、法制度

本書の該当ページ機会の平等(p.177)、法制度(p.298)

※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。

使い方

まず目次から自分が受験する大学の過去問で出題されている論点(例:デモクラシー、法と道徳など)を特定し、関連する問題から取り組むことをお勧めします。各問題を読んだら、すぐに解答例を見るのではなく、自分がどう論じるか短い時間でも構いませんので紙に書き出してください。その後、解答例を参考に、どのような視点を見落としていたか、論証の進め方に差があるかを確認します。 この作業を繰り返す中で、同じ概念が別の問題でも現れることに気づきます。その時点で、過去問で出題されている同じ論点の問題と本書の問題を並べて比較し、編入試験特有の聞かれ方に対応する力をつけていくとよいでしょう。

注意点

本書は2011年度版であり、出版からかなりの年月が経っています。法学や政治学の基本概念そのものは変わりませんが、社会状況の変化に伴って新しく重要性を帯びた論点もあります。最新の過去問と比較しながら使用し、時代遅れの事例や統計データについては割り引いて読む必要があります。 また、本書は法科大学院入試用であるため、分量や難易度が編入試験より高いテーマが含まれている可能性があります。受験する学部の過去問を先に確認してから、本当に必要な問題を選別して活用することをお勧めします。家政学部や栄養学部の小論文対策には、法学に限定されない社会問題の視点も別途補う必要があるでしょう。

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