スバラシク実力がつくと評判の演習電磁気学キャンパス・ゼミ 高杉 豊,馬場 敬之
電磁気学は編入試験の中でも抽象的な概念が多く、ガウスの法則やコンデンサーの問題で「なぜこの式を使うのか」が理解しきれないまま進む受験生が少なくありません。本書は、公式の暗記ではなく物理的な意味を丁寧に説明する「入門書×演習書」の構成で、基礎から応用まで段階的に学べるため、概念理解に基づいた問題解法の力がつきます。特に大阪公立大学工学部の電磁気学試験で繰り返し問われる電気容量、平行平板コンデンサー、ガウスの法則をしっかり押さえることができます。
この本の位置づけ
本書は電磁気学の基礎概念から演習まで広くカバーしており、電磁気学を初めて本格的に学ぶ受験生、または高校物理の延長線上の理解にとどまっている受験生に最適です。解説に重きを置いているため、数学的な厳密性より「物理的にはどういうことか」を優先して学びたい方に向いています。
他の電磁気学の参考書の多くは解説が簡潔で数式の羅列になりやすいのに対し、本書は「なぜそうなるのか」という問いに丁寧に答える点が特徴です。また、演習問題が充実しており、理解した概念をすぐに問題で試すことができるため、座学に終わらない実践的な力が養えます。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
電磁気学の学習を始める初期段階(大学1年生の秋〜2年生の春)に導入することをお勧めします。このタイミングでしっかり基礎概念を固めておくと、その後の過去問演習で問題文の意図を素早く読み取れるようになります。
もし導入が遅れて、すでに他の参考書で公式や解法パターンの暗記を進めてしまった場合は、本書を「概念の穴埋め」として使う形で活用できます。逆に導入が早すぎて理系基礎科目が未習の場合は、大学の授業である程度の背景知識がついた後に使い始める方が理解が進みやすいでしょう。
ターゲット大学と対策できるテーマ
オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。
※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。
使い方
まず巻頭から順番に読み進め、各章の解説部分で物理的意味を理解することを最優先してください。その後、各章末の演習問題を自分で解いてみます。このとき重要なのは、解答を見るだけでなく「なぜこの解法を選ぶのか」を毎回意識することです。
合格者の体験談にもあるように、演習問題の解答を丸暗記するのではなく、自分で省略なしの模範解答を再構成する学習が効果的です。2周学習することで、1周目は解き方を習得し、2周目は解法の選択肢を広げることができます。
この本で基礎を固めた後、編入試験の過去問に移ることをお勧めします。過去問で新しい問題形式に出会ったときは、本書に戻ってどの単元が関連しているかを確認し、概念に立ち戻る使い方が有効です。
この本を使った合格者の声
オンライン編入学院に寄せられた合格体験談から、本書を実際に使っていた受験生の記述を抜き出しました。
入門書として概念理解に重きを置いており解説が丁寧なため選択。演習問題はオリジナルの省略なしの模範解答を作って理解を深め、2周学習した。
神戸大学 工学部 合格(2025年度) / 電磁気学
注意点
本書は「概念理解重視」の設計であるため、問題数そのものは標準的な演習書と比べると限定的です。編入試験の実践力を養うには、本書である程度の理解を固めた後、過去問や問題集で多くの問題パターンに触れることが不可欠です。
また、本書の難易度は電磁気学の基礎から標準レベルまでをカバーしていますが、大学によってはより高度な問題が出題される場合があります。受験対象校の過去問で「本書では扱っていない単元・難度が出ている」と気づいた場合は、そこに特化した別の参考書で補充する計画を立てておいてください。







