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弱点克服大学生の初等力学

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弱点克服大学生の初等力学

力学は編入試験の中核科目ですが、運動量保存やエネルギー保存、剛体の回転運動など、概念の理解が曖昧なまま問題演習に進んでしまう受験生が少なくありません。本書は「弱点克服」というタイトルの通り、力学の基礎概念を丁寧に解きほぐし、神戸大学・大阪大学・筑波大学など工学系・理学系の編入試験で繰り返し問われる論点をカバーしています。

この本の位置づけ

本書は、高校物理から大学初等力学へのステップアップを目指す受験生を主な対象としています。すでに基礎的な物理知識がある程度ある状態で、苦手分野を克服したい、あるいは理解を深めたいという段階の受験生に適しています。

他の力学参考書と異なり、本書は単なる問題集ではなく、「弱点」に焦点を当てた解説型の教材です。力のつり合い、摩擦力、反発係数、慣性モーメント、単振動といった受験生がつまずきやすい個別テーマについて、じっくり学び直す構成になっています。

いつどのタイミングの編入受験生におすすめか

編入試験の準備が本格化する夏前、遅くとも秋口には導入することをお勧めします。基本的な物理の知識がない状態で始めると、説明を追うだけになってしまいます。一方、3月以降に初めて取り組むと、過去問演習の時間が不足するリスクが生じます。

合格者の体験談では、9月から学習を始めて3月に2周目に入った例や、一通り終わらせた後に難しい部分を繰り返し学習した例が報告されています。試験本番まで3〜4ヶ月の余裕を持って終わらせることで、その後の過去問演習に十分な時間を確保できます。

ターゲット大学と対策できるテーマ

オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。

神戸大学工学部

物理

頻出テーマエネルギー保存、力のつり合い、反発係数、運動量保存、放物運動、エネルギー保存則

本書の該当ページ力のつり合い(p.6)、エネルギー保存(p.124)、運動量保存(p.104)、エネルギー保存則(p.124)

大阪公立大学工学部

一般力学(質点・剛体の運動、振動)

頻出テーマ慣性モーメント、摩擦力、剛体の回転運動、回転運動

本書の該当ページ慣性モーメント(p.208)、摩擦力(p.14)、剛体の回転運動(p.216)、回転運動(p.213)

大阪大学基礎工学部

物理

頻出テーマ回転運動、慣性モーメント、初期条件、並進運動、エネルギー保存

本書の該当ページ並進運動(p.246)、回転運動(p.213)、慣性モーメント(p.208)

長岡技術科学大学工学部

物理

頻出テーマ初期条件、ばね定数、回転運動、慣性モーメント、力のつり合い、加速度

本書の該当ページ斜面上の物体(p.48)、力のモーメント(p.192)、力のつり合い(p.6)

筑波大学理工学群

物理学

頻出テーマエネルギー保存、力のつり合い、位置エネルギー、運動エネルギー、斜面上の運動、基準振動

本書の該当ページ位置エネルギー(p.83)、基準振動(p.165)、斜面上の運動(p.78)

大阪大学工学部

物理

頻出テーマエネルギー保存、斜面上の運動、摩擦力

本書の該当ページ斜面上の運動(p.78)、エネルギー保存(p.124)、摩擦力(p.14)

日本大学理工学部

古典力学

頻出テーマ初期条件、空気抵抗、終端速度、等加速度運動、鉛直投げ上げ、速度に比例する抵抗力

本書の該当ページ鉛直投げ上げ(p.40)、速度に比例する抵抗力(p.56)、空気抵抗(p.28)

京都工芸繊維大学工芸科学部

専門基礎(力学,電磁気学,電気回路)

頻出テーマ質点系の力学、力積と運動量、回転運動、角運動量

本書の該当ページ力積と運動量(p.110)、質点系の力学(p.186)、角運動量(p.182)

茨城大学理学部

物理学

頻出テーマ慣性モーメント、回転運動、並進運動、運動エネルギー、斜面上の物体の運動

本書の該当ページ斜面上の物体の運動(p.48)、並進運動(p.246)、運動エネルギー(p.81)

立命館大学理工学部

物理学

頻出テーマ角運動量、万有引力、力学的エネルギー保存則、質点の運動

本書の該当ページ力学的エネルギー保存則(p.124)、質点の運動(p.94)、万有引力(p.134)

岐阜大学工学部

物理

頻出テーマエネルギー保存、位置エネルギー、エネルギー保存則

本書の該当ページ位置エネルギー(p.83)、エネルギー保存則(p.124)、エネルギー保存(p.124)

横浜国立大学理工学部

物理

頻出テーマエネルギー保存、エネルギー保存則、慣性モーメント

本書の該当ページエネルギー保存則(p.124)、エネルギー保存(p.124)、慣性モーメント(p.208)

※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。

使い方

まず、基本問題から始めることが重要です。合格者の体験談でも「基本から確実に解く」ことが強調されています。各単元を順番に学び、その際は問題を自分で解いた後、解説で「力の注目点は何か」「どの保存則を使うべきか」といった考え方を確認することが効果的です。

1周目で全体を学んだ後、2周目以降は解けなかった問題や理解が浅い部分に集中します。複数周することで知識の定着が進むため、可能な限り繰り返し学習する計画を立てましょう。その後、実際の編入試験過去問に進み、本書で学んだ概念がどう出題されているかを確認することで、学習の成果を実感できます。

この本を使った合格者の声

オンライン編入学院に寄せられた合格体験談から、本書を実際に使っていた受験生の記述を抜き出しました。

一通りやって難しいところだけの復習とその繰り返しを行った。1周使用。

長岡技術科学大学 工学部 合格(2026年度) / 力学

基本・標準・発展のレベル分けがあるため、基本問題から確実に解き始め、解けなかった問題では力の注目点や保存則の理解を深めるようにした。

東京農工大学 工学部 合格(2026年度) / 物理

9月から勉強を始め、3月から2周目を開始した。解説がわかりやすく基本を完璧にできるとして選ばれた。

東京農工大学 工学部 合格(2026年度) / 物理

学力試験対策のため3周した。できるだけ何周もするのが良い。

東京農工大学 工学部 合格(2026年度) / 物理

注意点

本書は編入試験対策として有効な教材ですが、単独では十分ではありません。特に、大学によって出題の細部(例えば某大学が好む特定の慣性モーメントの計算法など)が異なる場合があるため、必ず過去問と組み合わせて学習してください。

また、本書のレベル(基本・標準・発展の区分)が志望大学の難易度と合致しているか、事前に確認することが重要です。高度な物理を要求する大学を志望する場合、本書だけでは不足する可能性があります。加えて、出版年を確認した上で、大学の出題傾向に古い内容が反映されていないか留意してください。

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