ホーム

理学系

基礎数学 河東 泰之 ,佐々木 良勝,鈴木 香織 代数学,竹縄 知之

購入する

この記事をシェア

基礎数学 河東 泰之 ,佐々木 良勝,鈴木 香織 代数学,竹縄 知之

編入試験の数学では、問題を解く前段階の「計算技法」でつまずく受験生が少なくありません。特に因数分解、有理化、分数式の変形といった基礎計算が曖昧だと、複雑な問題設定の中で時間を浪費してしまいます。本書は代数学の基礎を体系的に整理し、こうした計算技法を確実にする参考書です。

この本の位置づけ

本書は数学の基礎を一から学び直したい受験生、あるいは高校数学の計算技法に不安がある受験生向けです。短大・高専出身者や、数学から離れていた期間がある受験生にとって特に有用な位置付けです。

同じ基礎レベルの参考書と比べると、本書は代数学に特化しており、因数分解から三角関数まで広い範囲を扱っています。したがって「計算技法の総点検」という用途に適していますが、個別単元を深掘りしたい場合は専門的な参考書の補助が必要になる可能性があります。

いつどのタイミングの編入受験生におすすめか

編入試験対策を始める初期段階、遅くとも過去問演習を本格化させる1~2ヶ月前には一通り目を通しておくことをお勧めします。計算技法は試験本番の得点効率に直結するため、早期の習得が他の単元学習を加速させます。

逆に、過去問演習の途中で「計算で失敗した」という経験をしてから本書に立ち返るのでは、時間の使い方として効率が落ちます。また、出願直前に初めて取り組むと、習得に時間がかかりすぎる可能性があります。

ターゲット大学と対策できるテーマ

過去問の出題傾向を分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。

筑波大学理工学群

数学

頻出テーマ曲線の方程式、円の方程式、直線の方程式、因数分解、平行移動、対数関数

本書の該当ページ曲線の方程式(p.192)、円の方程式(p.184)、直線の方程式(p.178)、因数分解(p.7)

九州大学芸術工学部

数学

頻出テーマ曲線の方程式、円の方程式、下に凸、単位円、xy平面、対数関数

本書の該当ページ曲線の方程式(p.192)、円の方程式(p.184)、下に凸(p.88)、単位円(p.157)

関西大学システム理工学部

数学物理

頻出テーマ二項定理、因数分解、下に凸、逆関数、対数関数、不等式

本書の該当ページ二項定理(p.216)、因数分解(p.7)、下に凸(p.88)、逆関数(p.81)

神戸大学工学部

数学物理

頻出テーマ平行移動、対数関数、不等式、双曲線、最小値、三角関数

本書の該当ページ平行移動(p.73)、対数関数(p.122)、不等式(p.40)、双曲線(p.191)

お茶の水女子大学理学部

数学

頻出テーマ加法定理、逆関数、対数関数、不等式、最小値、三角関数

本書の該当ページ加法定理(p.161)、逆関数(p.81)、対数関数(p.122)、不等式(p.40)

九州大学理学部

物理数学

頻出テーマ単位円、xy平面、対数関数、不等式、最小値、三角関数

本書の該当ページ単位円(p.157)、xy平面(p.187)、対数関数(p.122)、不等式(p.40)

神戸大学理学部

数学

頻出テーマ因数分解、関数のグラフ、対数関数、不等式、三角関数

本書の該当ページ因数分解(p.7)、関数のグラフ(p.84)、対数関数(p.122)、不等式(p.40)

東京大学工学部

英語

頻出テーマ曲線の方程式、対数関数、三角関数、組合せ

本書の該当ページ曲線の方程式(p.192)、対数関数(p.122)、三角関数(p.144)、組合せ(p.211)

秋田大学理工学部

数学

頻出テーマ因数分解、対数関数、不等式、三角関数

本書の該当ページ因数分解(p.7)、対数関数(p.122)、不等式(p.40)、三角関数(p.144)

東京農工大学工学部

数学

頻出テーマ円の方程式、不等式、三角関数、組合せ

本書の該当ページ円の方程式(p.184)、不等式(p.40)、三角関数(p.144)、組合せ(p.211)

関西大学総合情報学部

小論文

頻出テーマ場合の数、放物線、組合せ、三角関数

本書の該当ページ場合の数(p.214)、放物線(p.84)、組合せ(p.211)、三角関数(p.144)

名古屋工業大学工学部

数学

頻出テーマ直線の方程式、因数分解、対数関数、三角関数

本書の該当ページ直線の方程式(p.178)、因数分解(p.7)、対数関数(p.122)、三角関数(p.144)

※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。

使い方

第一段階として、本書を通して読み、代数学の全体像を把握します。その際、判別式、解の公式、因数分解といった各単元ごとに、「この計算技法が試験でどう使われるか」を意識しながら進むと効果的です。

第二段階として、編入試験の過去問を解く際に、計算で詰まった場面を記録しておき、該当する単元を本書で再確認する使い方が有効です。例えば「直線の方程式の計算で間違えた」なら、本書の対応ページに立ち返り、パターンを確認してから再度過去問に取り組みます。

こうした往復を繰り返すことで、単なる知識ではなく「試験の実践場面で使える計算技法」として定着させることができます。

注意点

本書は基礎学習に特化しているため、編入試験レベルの応用問題演習には別途参考書が必要です。本書だけで十分な得点を取れるわけではなく、あくまで「土台作り」と位置付けてください。

また、対象大学の過去問を確認したところ、三角関数、2次関数、直線の方程式など複数の単元が組み合わさった問題が出題されています。本書で個別単元を学んだ後は、必ず過去問を通じて「単元の組み合わせ方」を習得する段階が欠かせません。

参考書レビュー一覧に戻る

運営: 大学編入専門の予備校 オンライン編入学院
本記事には、無断利用を検知するための識別を含みます。コンテンツの利用について
無料受験相談に申し込む