朝日キーワード = ASAHI KEYWORDS. 2026 朝日新聞出版
編入試験の小論文では、時事問題に関する基礎知識が問われることがあります。しかし、新聞やニュースを毎日チェックしても、どのテーマが重要か、どう整理すべきかが判断しにくい場合があります。本書は朝日新聞が選定した2026年の主要なキーワードを集約した一冊で、受験に直結する時事知識を効率よく身につけるのに適しています。
この本の位置づけ
本書は時事問題対策の初期段階にいる受験生向けです。政治・法律・経済・社会など広範なテーマを浅く広くカバーしているため、「どんなテーマが出題されるのか」という全体像を把握したい段階で活躍します。 辞書的な重厚な時事対策本と比べると、コンパクトで読みやすい点が特徴です。一方、単一のテーマを深掘りする参考書ではないため、出題予想の多いテーマについてはさらに詳しい資料で補う必要があります。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
受験準備を始めた直後の1年前から、遅くとも準備開始から3ヶ月前までに導入することをお勧めします。早期から読み始めると、時間をかけて反復でき、記憶が定着しやすくなります。 準備開始の1ヶ月前から始めた場合、一度の読了では知識が十分に統合されず、試験で思い出せないリスクが高まります。逆に半年以上前から始める場合でも、直前期に改めて通読して知識をリフレッシュすることが重要です。
使い方
まず全体を通読して、掲載されているテーマがどのような領域に分布しているかを把握しましょう。その後、自分が受験予定の学部に関連したテーマ(法学部なら除斥期間や労働者派遣など)を重点的に読み込みます。 各テーマについて、単語や概要を覚えるだけでなく、「なぜこれが今ニュースになっているのか」という背景も意識することが大切です。進めるペースとしては、毎日1テーマから2テーマ程度を目安に、一定の期間内に複数回反復することで知識が定着します。過去問を解く際に出題範囲に関連するテーマが出てきたら、本書に立ち戻って関連知識を補強する使い方も効果的です。
編入試験でよく問われる論点から入るなら、次の順で読むのが効率的です。
- p.13 日米同盟
- p.69 亡命野党候補にEU「サハロフ賞」
- p.117 除斥期間
- p.175 労働者派遣
- p.188 国立大学法人化20年
- p.211 増えるフードバンク団体
- p.219 7イニング制導入を検討
- p.242 撮影罪
この本を使った合格者の声
オンライン編入学院に寄せられた合格体験談から、本書を実際に使っていた受験生の記述を抜き出しました。
新聞の中で一番薄くて読みやすいため選択。受験の3ヶ月前から毎日社説を要約していた。
法政大学 法学部 合格(2026年度) / 小論文
時事問題の対策に役立てて3周し、過去3年分くらいを何度も読んで日本の時事問題の知識を増やしていた。
神戸大学 法学部 合格(2026年度) / 法学
注意点
本書は2026年版という限定的な時期を対象としているため、出版年に近い試験を受ける場合は有効ですが、数年経過すると掲載テーマの時事性が低下します。受験予定時期と本書の出版年のズレがないか確認してから導入してください。 また、本書はキーワード集であり、各テーマについて深い理解や複雑な論理展開を学べるわけではありません。小論文で「時事知識はあるが、それを論理的に述べられない」という課題がある場合は、別途小論文の思考力や表現力を高める参考書との併用が必要です。







