やっておきたい英語長文500
英語長文の読解速度と正確性は、編入試験の合格に直結する重要なスキルです。しかし、段落構成が複雑な論文型の文章になると、単語を知っていても全体像が掴みきれず、設問に答えられないという受験生は多くいます。本書『やっておきたい英語長文500』は、そうした読解力の定着を目指す受験生向けの問題集です。
この本の位置づけ
本書は、基礎的な文法・構文を習得した後、実際の長文で読解力を鍛えたい段階の受験生を対象としています。単語帳や文法書を一通り終えた後、問題を通じて応用力を身につけたい場合に適しています。
他の長文問題集と比べると、本書は掲載されている問題数に特徴があります。タイトルの通り「500語」という長さ設定が、編入試験の問題形式(100~300語程度の短めの長文が多い傾向)とどの程度マッチするかは、志望校の過去問を確認した上で判断する必要があります。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
導入の目安は、英文法と基本的な単語(センター試験レベル程度)を学習し終えた後、つまり大学1年の秋~冬以降が目安です。それより早すぎると、未習の構文で躓き、問題集の効果を十分に引き出せません。
逆に編入試験の出願時期(大学2年の秋以降)に近い時期での導入は、時間的な余裕がなくなり、全問を丁寧に復習する機会を失うリスクがあります。早めに基礎を固め、余裕をもって長文演習に取り組むことが重要です。
使い方
読む際は、まず問題を解かずに長文を通読し、内容を理解することから始めます。その後、設問を解き、採点して誤りの原因を分析する流れが基本です。特に、選択肢の引っかかりやすい部分と本文の対応関係を確認することが、今後の読解精度向上につながります。
本書の問題を一度解いたら、別紙の解説をしっかり読んで、自分が見落とした構文や論理展開を意識化させることが大切です。その後、志望校の過去問で同程度の難易度や長さの問題に取り組み、本書で習得した読む技法が実際に機能しているかを確認することをお勧めします。
注意点
本書は改訂版を含め、複数の版が存在します。購入する際は版の年号を確認し、可能な限り新しい版を選ぶようにしてください。言葉や表現は時代とともに変わるため、古い版では実際の試験問題との乖離が生じる可能性があります。
編入試験の過去問には、本書よりも短い長文(300語以下)が出題される場合が多いため、本書の「500語」という長さが、志望校の出題傾向に合致しているか事前に確認が必要です。また、本書は読解練習に特化しており、文法や語彙の穴埋め対策には向きません。総合的な英語力養成のためには、他の参考書との組み合わせを検討してください。







