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西洋哲学史 近代から現代へ 熊野 純彦

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西洋哲学史 近代から現代へ 熊野 純彦

西洋哲学史は編入試験で頻出ですが、近代から現代の哲学者たちの思想をどう整理し、それぞれの立場の違いをつかむかが難しいところです。本書は近代から現代にかけての主要な哲学者と概念を体系的に解説しており、特にデカルト、ヘーゲル、経験論など編入試験で繰り返し問われる論点に対応しています。

この本の位置づけ

本書は高校の世界史程度の基礎知識がある受験生を想定した入門書です。哲学未経験でも読み進められる構成になっており、編入受験生が短期間で必要な知識を習得するのに適しています。

同じ著者の西洋哲学史通史との違いは、本書が近代以降に絞っている点です。そのため古代・中世をすでに学んだ受験生や、特定の時代の思想を深掘りしたい受験生に向いています。また哲学の専門書よりは読みやすく、用語解説も充実しているため、初学者がスムーズに学習を始めやすい設計です。

いつどのタイミングの編入受験生におすすめか

本書は編入対策を始める1年前、遅くとも対策開始の3〜4ヶ月前には導入することをお勧めします。編入試験では哲学者たちの相互関係や思想の流れを問う問題が多いため、早めに全体像を把握することが有効です。

逆に試験2ヶ月前に初めて読むと、個別の重要概念の習得に時間が取られ、複数の哲学者を比較する思考力を磨く余裕がなくなります。また、目指す大学の過去問で頻出の論点を確認してから使い始めることで、より効率的な学習になります。

ターゲット大学と対策できるテーマ

オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。

法政大学文学部

西洋哲学史

頻出テーマ経験論、認識論、論理学、タブラ・ラサ

本書の該当ページ経験論(p.41)、論理学(p.229)、タブラ・ラサ(p.49)

広島大学文学部

哲学

頻出テーマ自己意識、ヘーゲル、デカルト、世界内存在

本書の該当ページヘーゲル(p.170)、世界内存在(p.244)

※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。

使い方

まず通読して近代から現代への思想の流れ全体をつかむことが第一段階です。その際、デカルト、ヘーゲル、経験論などの重要概念が出てくる箇所をメモしておくと、後の学習で役立ちます。

次に、志望大学の過去問を解きながら、実際に出題された論点(タブラ・ラサ、自己意識、世界内存在など)について、本書でその思想家がどのような立場をとっていたかを確認する使い方が効果的です。このとき該当ページに戻って、周辺の哲学者との比較も同時に行うと、知識がより定着します。

3回目以降は、過去問で間違えた問題について、本書の該当部分を参照して理解を深める辞書的な使い方になります。完璧に暗記するというより、時間をかけて思想の論理構造を理解することが重要です。

注意点

本書は西洋哲学の標準的な教科書ですが、編入試験では大学によって重視する哲学者や論点が異なります。法政大学と広島大学では出題傾向が異なる可能性があるため、必ず志望大学の過去問3年分以上を確認し、そこで問われている論点が本書でカバーされているか確認してから購入してください。

本書は解説書であり、問題演習ではありません。そのため本書だけでは過去問で出題される応用的な問い方に対応しきれない場合があります。本書で基礎知識を固めた後、志望大学の過去問演習を並行して行い、実際の出題形式に慣れることが不可欠です。また哲学用語の定義が複雑な場合、初読時に完全に理解できなくても、何度か読み返すことで徐々に腑に落ちる学習スタイルが必要です。

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