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技術経営

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技術経営

編入試験の経営学では、単なる経営戦略の理論だけでなく、技術がいかに企業戦略に影響を与えるかを問う大学が増えています。九州大学や名古屋大学の過去問では、破壊的イノベーションやソフトウェア戦略といった、技術と経営の接点にある論点が繰り返し出題されています。本書は、こうした「技術経営」という融合領域を体系的に学べる数少ない参考書です。

この本の位置づけ

本書は、すでに基礎的な経営戦略論(ポーター戦略論やポートフォリオ分析など)を学んだ受験生向けです。経営戦略の全体像をまだ把握していない場合は、先に入門書で大枠をおさえてから取り組むことをお勧めします。

他の経営学参考書の多くは、企業戦略やマーケティング論に重点を置きます。これに対し本書は、ハードウェアとソフトウェアの開発戦略、大量生産システム、組織間関係といった「技術的な側面」を専門に扱う点が特徴です。編入試験で技術経営を出題する大学を受ける場合、この本は代替しがたい存在です。

いつどのタイミングの編入受験生におすすめか

本書は、経営学の基礎単元を終えた後の、7月~10月の中期学習に導入するのが効果的です。早すぎる時期に取り組むと、抽象的な論点が多く、定着が難しくなります。逆に試験直前期に初めて開くと、ページ数が多いため全体を消化できない可能性があります。

遅くても出願大学の過去問を一度解いた後には手に取り、出題傾向と本書の内容がどう結びつくかを確認しておきましょう。

ターゲット大学と対策できるテーマ

オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。

九州大学経済学部

経営学

頻出テーマ企業戦略、ソフトウェア、ハードウェア、価値創造

本書の該当ページソフトウェア(p.185)、ハードウェア(p.190)、価値創造(p.167)

福岡大学商学部

商学

頻出テーマ新規参入の脅威、規模の経済、コスト・リーダーシップ戦略、差別化戦略

本書の該当ページ新規参入の脅威(p.47)、コスト・リーダーシップ戦略(p.51)、差別化戦略(p.50)

近畿大学産業理工学部

経営学

頻出テーマ関連多角化、破壊的イノベーション

本書の該当ページ破壊的イノベーション(p.98)、関連多角化(p.69)

名古屋大学経済学部

経営戦略論

頻出テーマプロダクト・ポートフォリオ・マネジメント、多角化戦略

本書の該当ページプロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(p.70)、多角化戦略(p.61)

※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。

使い方

まず目次から、自分が受ける大学の過去問で出題されている論点を特定し、該当章から読み始めることをお勧めします。たとえば破壊的イノベーションを問う出題なら、第4章と第9章を優先的に読むといった選別的な利用も有効です。

各章を読む際は、事例や具体的な企業事例に注目しながら進めてください。本書で学んだ理論が、実際の過去問でどう問われているかを確認するために、章ごとに該当する過去問へ戻るサイクルが重要です。同じ論点に関する過去問複数年分をまとめて解くことで、出題パターンが見えやすくなります。

編入試験でよく問われる論点から入るなら、次の順で読むのが効率的です。

  1. p.98 第4章 経営戦略と技術「破壊的イノベーション」がここで扱われています
  2. p.147 第9章 製品開発の組織「連携重視のプロジェクト組織」がここで扱われています
  3. p.165 第10章 技術と組織間関係「ネットワーク外部性」がここで扱われています
  4. p.178 第11章 大量生産システム「日本型生産システム」がここで扱われています
  5. p.194 第12章 ソフトウェアの開発「ソフトウェア開発」がここで扱われています

注意点

本書の出版年を確認のうえ、記載されている企業事例や統計情報の鮮度に留意してください。技術経営の領域は急速に変化するため、古い版を使用する場合は、最新の過去問と照らし合わせながら学習を進める必要があります。

もう一つ注意点は、本書の難易度が大学・学部によって「合う・合わない」に分かれることです。たとえば経営学の基礎重視の大学であれば、本書は難しすぎる可能性があります。志望大学の過去問を先に確認し、技術経営の論点がどの程度の深さで問われているかを把握してから購入判断してください。

また本書だけでは、ファイナンス戦略やマーケティング戦略といった周辺領域がカバーされていません。他の経営学参考書と並行して学習し、全体像を失わないようにしましょう。

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