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社会学入門 〈多元化する時代〉をどう捉えるか 稲葉 振一郎

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社会学入門 〈多元化する時代〉をどう捉えるか 稲葉 振一郎

社会学の編入試験では、現代社会の多様な現象をどのような理論枠組みで捉えるかが問われます。しかし、断片的な知識だけでは、出題者が期待する思考の深さに到達できません。本書は、社会学の基礎的な考え方から多元化する現代社会への適用まで、一貫した視点で学べる教科書です。

この本の位置づけ

本書は、大学の講義で実際に使われている教科書であり、社会学の初学者向けです。編入試験の直前対策というより、社会学系学部を志望する受験生が、大学で学ぶ内容を事前に理解するための基礎固めに適しています。

他の社会学入門書と異なり、本書は「多元化する時代」というテーマで現代的な課題を軸に構成されています。古典理論の紹介だけでなく、その理論がいまの社会をどう説明するかという応用性を重視した作りになっているため、試験での論述問題でも背景にある考え方を示しやすくなります。

いつどのタイミングの編入受験生におすすめか

秋以降、特に9月から11月の準備期間に読むことをお勧めします。全体を通読して社会学の思考枠組みを習得してから、各単元ごとに過去問と照らし合わせるペースが効果的です。

もし春先から読み始めると、試験までの期間が長すぎるため、内容の定着が弱まる可能性があります。逆に直前期(11月以降)から始めると、通読に必要な時間と反復学習の時間が不足するリスクがあります。

使い方

まず一冊を通して読み、社会学の基本的な視点と用語を把握することから始めましょう。その後、編入試験で出題されやすい単元(例えば社会構造や社会変動に関わる箇所)に絞って、複数回読み返します。

過去問との組み合わせ方として、本書で学んだ理論的背景を念頭に置きながら過去問を解くことで、採点者が期待する「考え方の根拠」を論述に組み込みやすくなります。特に筆記試験で理由説明が求められる場合、本書の概念を言い換えて用いることが有効です。

一冊を4周程度繰り返すと、内容の定着と応用力が高まるペースになります。初読は全体理解、2周目は重要概念の整理、3周目以降は過去問の問題文に出てくる用語や現象を本書の枠組みで説明する練習が効果的です。

この本を使った合格者の声

オンライン編入学院に寄せられた合格体験談から、本書を実際に使っていた受験生の記述を抜き出しました。

実際に大学の授業で使われている教科書として選び、4周しました。10月に読破しました。

筑波大学 社会学類 合格(2025年度) / 社会学

注意点

本書は大学の講義教材として設計されているため、編入試験の出題範囲との完全な一致は保証されません。特定の大学・学部の過去問分析から、本書が対策になることが確認されていないため、導入前に志望先の出題内容を確認することが重要です。

社会学は大学や学部によって、重視される理論や対象が異なります。本書の「多元化する時代」というテーマが、すべての編入試験に適用するわけではない点に注意してください。また、本書は入門書であるため、より専門的な理論や最新の社会現象までカバーしているとは限りません。過去問で頻出の特定テーマが見つかった場合は、それに特化した参考書やジャーナル論文で補う必要があります。

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