生物〈生物基礎・生物〉基礎問題精講
編入生物試験では、植物ホルモンやフィトクロムなど細胞レベルの仕組みを正確に理解していることが求められます。これらの概念は暗記だけでは対応できず、メカニズムを説明できる力が必要です。本書は基礎から標準レベルの問題を段階的に扱うことで、こうした理解を定着させるのに役立ちます。
この本の位置づけ
本書は高校生物の全範囲をカバーする基礎~標準レベルの問題集で、編入受験生が抜け落ちた基本概念を補充するのに適しています。特に短大や高専出身で高校生物の学習が不十分な受験生が、体系的に学び直すのに向いています。
他の生物参考書と比べると、本書は問題を通じて「なぜそうなるのか」を学ぶ構成になっており、解説が丁寧な点が特徴です。筑波大学や京都工芸繊維大学大学院の入試で繰り返し問われる植物ホルモン・光受容体などの分野も含まれているため、志望校の対策に直結しやすいです。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
編入学習を始めた1年目の夏~秋に導入するのが目安です。大学の講義で生物を学びながら、知識の定着度を確認する補助教材として活用すると効果的です。
タイミングが早すぎると(入学直後)、大学講義の内容と重複して非効率になる可能性があります。逆に直前期に初めてしまうと、基礎概念の定着に時間がかかり、過去問演習に割く時間が不足するリスクがあります。
ターゲット大学と対策できるテーマ
オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。
京都工芸繊維大学大学院全学部
植物生理学
頻出テーマ光受容体、フィトクロム、植物ホルモン、気孔開閉
本書の該当ページ気孔開閉(p.263)、光受容体(p.255)、フィトクロム(p.272)
※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。
使い方
まず全体を通して読み、どの分野が自分の弱点かを把握します。その後、弱点分野から優先的に問題を解き進めます。合格者の体験から、基礎定着には複数周が有効なので、1周目は解説をしっかり読んで理解に努め、2周目以降は間違えた問題に絞るなど効率化を図るとよいです。
大学の講義進度に合わせて該当範囲の問題を解くことで、授業内容の定着を確認できます。本書で基礎を固めた後、志望校の過去問に移行することで、入試で何が問われているかが明確になります。特に植物ホルモンやフィトクロムなど頻出論点については、本書の該当ページで丁寧に学んだ上で、過去問で実際の出題形式に触れるという流れが効果的です。
この本を使った合格者の声
オンライン編入学院に寄せられた合格体験談から、本書を実際に使っていた受験生の記述を抜き出しました。
3周した。基礎的な生物の学習はこの問題集を周回すれば身につき、生物は暗記が多いため問題数をこなして何度も周回するとよい。
群馬大学 理工学部 合格(2026年度) / 生物学
解説が丁寧で記述式の練習になるため選択し、3周した。すべての分野、キーワード、概念を自分の言葉で説明できるまで周回した。
筑波大学 生命環境学群 合格(2026年度) / 生物学
間違えた問題のみ周回した。
岐阜大学 応用生物科学部 合格(2027年度) / 生物
注意点
本書は高校生物の範囲に特化しているため、大学院入試や特定の大学で出題される発展的な内容(遺伝子工学など特定の領域の深い知識)には対応していない可能性があります。志望校の過去問で頻出分野を確認した上で、必要に応じて専門的な参考書を別途用意してください。
また、版の発行年によっては掲載されている具体例や法規制が古い可能性があります。購入前に最新版であることを確認し、特に生物学的な事実が更新されていないか留意してください。本書だけの周回に留まらず、合格者が実践している通り全キーワードを自分の言葉で説明できるレベルまで掘り下げることが重要です。







