IELTS公認問題集
大学編入試験でIELTSのスコアを求められる場合、公式問題集の活用は避けられません。本記事は、IELTS公認問題集を編入対策にどう組み込むかをご説明します。ただし、編入試験の個別対策というより、IELTSそのものの対策教材となる点をあらかじめご理解ください。
この本の位置づけ
本書はIELTS試験の公式出題者による問題集で、実際の試験形式に最も近い教材です。編入試験でIELTSスコア提出が必須となった受験生や、英語運用能力全般を高めたい受験生に向いています。
市販されている民間の参考書と異なり、試験設計者による良質な素材が得られることが大きな違いです。一方で、編入試験の特定科目(経済学、法学など)に特化した対策としては機能しません。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
IELTSスコア提出が編入試験の出願条件に含まれている場合は、合格発表時期に逆算して早めに着手してください。通常、スコア取得には複数回の受験が必要になるため、1年前からの準備が目安になります。
スコア不要な編入試験であれば、本書への優先度は低くなります。むしろ志望大学の編入試験問題を先に分析し、英語の傾向に合わせた参考書選びを進めることをお勧めします。
使い方
本書を使う前に、志望大学がIELTSスコアをどの程度求めているか、また他の英語試験の受け入れ有無を確認しましょう。IELTSが必須な場合、まず1冊をひと通り解き、自分の弱点パート(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)を特定します。
その後、弱点パートの問題を繰り返し解き、解説を読んで設問意図を理解します。本書で基礎を固めつつ、志望大学の編入試験問題にも並行して取り組み、IELTS型と編入試験型の英語の違いを意識しておくと、限られた時間を効率よく使えます。
注意点
本書はIELTS試験対策専用であり、編入試験の個別学科(経済学の専門用語、法律の英文解釈など)には対応していません。編入試験で求められる英語と、IELTSで求められる英語は重なる部分もありますが、完全には一致しないため、過信は避けてください。
また、出版年が古い版を手にしないよう注意が必要です。IELTS試験は出題傾向が変わることがあるため、最新版の取得をお勧めします。本書だけに頼らず、必ず志望大学の過去問で編入試験の英語傾向も確認し、両者のバランスを取りながら対策を進めてください。







