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初めから学べる確率統計キャンパス・ゼミ 馬場 敬之

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初めから学べる確率統計キャンパス・ゼミ 馬場 敬之

編入試験の数学で「確率統計」は多くの受験生が後回しにしがちな単元です。特に区間推定や母平均の推定といった統計的推測の分野は、高校数学では扱わない内容のため、独学で進めると概念の理解で足踏みすることが多いです。本書は「初めから学べる」というタイトルの通り、統計学の基礎を丁寧に解説した参考書で、編入対策で統計分野が必要な受験生の最初の一冊として活用できます。

この本の位置づけ

本書は統計学の全くの初学者を想定した入門レベルの参考書です。数学Ⅲまで学んだ一般的な大学生や高専生であれば、前提知識なしで読み進められる構成になっています。 他の統計参考書は大学の教科書に近い形式で理論を述べるものが多いのに対し、本書はキャンパス・ゼミシリーズの特徴である「講義形式」で、各単元が細かく分割されているため、短時間での習得に向いています。区間推定や母標準偏差といった編入頻出の論点が、基礎から段階的に説明されている点が特徴です。

いつどのタイミングの編入受験生におすすめか

統計学が編入試験科目に含まれると判明した段階で、遅くとも過去問演習を始める3〜4ヶ月前には導入することをお勧めします。統計分野は他の単元と異なり、概念の理解に時間を要するため、早めの接触が有利に働きます。 もし統計対策を後回しにして、1〜2ヶ月前から本書を始めた場合、基礎理解の段階で過去問演習の時間が大幅に圧迫される可能性があります。逆に1年以上前から始めると、内容を忘れてしまい、直前期に復習が必要になるため、3〜4ヶ月のスパンが学習効率として最適です。

ターゲット大学と対策できるテーマ

オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。

日本大学理工学部

統計学

頻出テーマ区間推定、母平均、母標準偏差

本書の該当ページ母標準偏差(p.173)、母平均(p.148)、区間推定(p.157)

東京理科大学薬学部

数学

頻出テーマ漸化式、統計量

本書の該当ページ統計量(p.188)、漸化式(p.38)

※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。

使い方

本書を開く際は、目次で対象の単元(区間推定、母平均など)を特定してから、その箇所を読み進める方法がお勧めです。講義形式なので、前から順に読む必要はありません。 まず本書で単元の全体像を理解した後、同じ単元について過去問で実際の出題形式を確認し、再び本書に戻って計算プロセスを確認する「往復学習」が効果的です。特に区間推定は計算の流れが複雑なため、本書の解説を参考にしながら、計算の各ステップを自分のノートに写して習得することをお勧めします。過去問で正答率が上がらない場合は、本書の該当ページに戻り、公式の導出過程を丁寧に追うことが次のステップです。

注意点

本書は講義形式で分かりやすいメリットがある一方、編入試験に特化した問題集ではありません。本書の練習問題だけでは、編入試験レベルの応用問題に対応できない可能性があるため、必ず過去問演習と併用してください。 統計学の参考書の中では理論的な厳密性よりも理解のしやすさを優先しているため、大学で統計学をより深く学ぶ場合の補助教材としては不十分な場合があります。編入後に統計学の専門科目を取る可能性がある場合は、その点を念頭に置いてください。また、出版からの年数によっては数値例や背景知識が古い可能性があるため、入手前に出版年を確認し、編入試験の過去問傾向と照らし合わせることをお勧めします。

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