演習ノート憲法 第4版
憲法の編入試験では、単に条文の知識だけでなく、重要判例の立場や論理を理解し、それを論述できることが問われます。しかし、判例の全体像をつかむのに時間がかかり、どの事件がどの論点に関わるのか整理できないまま過去問を解く受験生は多いです。本書は、主要な判例と論点を体系的に演習する形式で、判例理解と論述力を同時に養えます。
この本の位置づけ
本書は、憲法の基礎的な知識がある程度入った受験生向けです。条文を一度は読んだことがある、あるいは基本講義を受けたことがある状態から、判例理解を深め、答案作成に必要な論理展開を身につけるのに適しています。 通常の参考書や講義ノートとの違いは、演習という形式をとることです。各論点ごとに判例を題材にした問題が用意されており、「考える→答える」というプロセスを繰り返すことで、受動的な知識から能動的な答案作成へ移行しやすくなります。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
導入のタイミングは、編入受験の準備を始めて2〜3ヶ月経過し、憲法の全体像がおおまかに見えてきた段階が目安です。この時期に本書で判例を体系的に学ぶと、その後の過去問演習が格段に効率よくなります。 逆に、開始直後に手をつけると、用語や基本概念がまだ定着していないため、判例の議論についていけず、挫折する可能性があります。また、試験直前に初めて使用すると、反復練習の時間が足りず、知識の定着が不十分なまま本番を迎えることになります。
ターゲット大学と対策できるテーマ
オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。
※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。
使い方
読み進める順序としては、目次に従って第1章から順に進めるのが標準的です。各単元で判例事件の事実と争点を読み、設問に対して自分で答案をまとめたうえで、掲載されている解答・解説を確認する方法が効果的です。 重要なのは、2周目以降の使い方です。1周目は理解に重点を置き、2周目以降は時間を測って答案を作成し、表現の正確性と論理展開を磨くようにします。この段階で、各大学の過去問で出題されている論点と本書の該当ページを照合し、判例知識の穴がないか確認するとより効果が高まります。
この本を使った合格者の声
オンライン編入学院に寄せられた合格体験談から、本書を実際に使っていた受験生の記述を抜き出しました。
憲法判例を一通り網羅しており、憲法論点の暗記、答案の書き方の練習、判例の暗記に使用して2周した。
大阪大学 法学部 合格(2026年度) / 法学
注意点
本書は第4版であり、最新の判例動向が全て反映されているわけではない可能性があります。特に、編入試験の過去5年程度に新たに最高裁判決が出た事件については、本書に掲載されていない場合もあるため、編入先の志望大学の過去問を確認しておくことが大切です。 また、本書だけでは答案作成に必要な「条文の読み込み」や「基本的な憲法学の思考枠組み」がまだ不足している場合があります。本書と並行して、条文解釈の基礎を定着させる講義ノートや参考書を手元に置き、必要に応じて立ち返るようにしましょう。







