英語力を鍛える和文英訳
編入試験の英語では、日本語で示された内容を正確に英語で表現する力が求められます。特に記述式の問題や英作文では、単語を知っているだけでなく、文法を正しく適用して文を組み立てる必要があります。本書は和文英訳という限定的な題材に特化した参考書です。
この本の位置づけ
本書は英作文の基礎段階から中級レベルの受験生を想定した教材です。単語力がある程度ある状態で、文法知識を実際の英作文にどう活かすかを学ぶのに適しています。
同じく英作文対策の参考書の中では、本書は日本語を英語に変換する直訳的なアプローチに重点を置いています。編入試験で出題される記述問題全般への対応を目指す場合、本書だけでは試験形式に特化した練習としては限定的な可能性があります。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
英文法の基礎が固まった大学1年秋から2年春にかけて、文法知識を実践的に使う訓練として導入するのが効果的です。導入が早すぎると、基礎文法の定着が不十分なまま和訳演習に進むことになり、効率が落ちます。
逆に大学2年秋以降に導入した場合、個別の和訳問題で時間をかけるより、志望大学の過去問形式に特化した演習にその時間を充てた方が得策です。
使い方
文法参考書で重要な項目を学んだ直後に、本書の該当する単元で和訳演習を行うという往復学習が効果的です。
1つの和訳問題に取り組むときは、まず制限時間を決めて自力で英文を作り、その後解答例と比較して、自分の訳と異なる部分がなぜ間違っていたのか、あるいはなぜその解答になるのかを文法規則に照らして確認します。
ただし、編入試験の過去問に和訳問題が含まれている場合は、本書で基礎を固めた後、すぐに志望大学の過去問に移り、試験実践形式での演習を優先してください。
注意点
本書の出版年が確認できないため、英文法や用語の最新性については事前に確認が必要です。古い版の場合、現代英語の用法と異なる解説が含まれている可能性があります。
本書は和文英訳に特化しており、編入試験で出題される長文読解、リスニング、文法選択問題など他の形式への対応は別途教材が必要です。また、記述式であっても論述やエッセイ形式の問題が志望大学で出題される場合、本書の直訳的アプローチだけでは不十分になる可能性があります。







