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国際政治学をつかむ〔第3版〕 村田 晃嗣,君塚 直隆,石川 卓,栗栖 薫子,秋山 信将

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国際政治学をつかむ〔第3版〕 村田 晃嗣,君塚 直隆,石川 卓,栗栖 薫子,秋山 信将

国際政治学の編入試験では、地域紛争や国際関係論といった具体的な事例を理論的に説明できるかが問われます。しかし、ニュースで見かける国際紛争をどう分析して良いか、国際関係の基礎概念と現実をどう結びつけるか、多くの受験生がつまずきます。本書は国際政治学の基礎理論から地域紛争まで体系的に扱っているため、編入試験で頻出の論点を効率よく押さえられます。

この本の位置づけ

本書は国際政治学の入門者から応用段階の受験生まで幅広く使える一冊です。大学の講義と同程度の理論的な深さを保ちながらも、図表を交えた丁寧な説明が特徴です。特に編入受験では政治学を本格的に学んだ経験がない受験生も多いため、基礎から積み上げられる構成が有利に働きます。 他の参考書と異なり、本書は国際政治学の歴史的展開と現代的課題を統合的に扱っています。単なる事例集ではなく、理論枠組みを学びながら実際の紛争事例に当てはめて考える力がつくため、記述式・選択式どちらの問題でも対応しやすくなります。

いつどのタイミングの編入受験生におすすめか

編入試験の対策を本格化させる1〜2年次の早期段階で導入することをお勧めします。この時期に基礎となる国際政治学の全体像をつかんでおくことで、その後の過去問演習で各大学の特有な問い方に対応する土台ができます。 もし導入が遅れて試験直前に初めて読むと、理論と事例の結びつきを十分に理解した状態で過去問に臨めず、時間に追われて理解が浅くなる可能性があります。逆に高校の世界史・現代社会の知識だけで十分だと判断して避けると、編入試験で求められる学部レベルの理論的な深さに対応できなくなります。

ターゲット大学と対策できるテーマ

過去問の出題傾向を分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。

北海道大学法学部

法学英語小論文

頻出テーマ平和維持活動、現実主義、外交、国際政治学、ポピュリズム、人間の安全保障

本書の該当ページ平和維持活動(p.4)、現実主義(p.80)、外交(p.180)、国際政治学(p.329)

法政大学法学部

法学英語小論文

頻出テーマウクライナ侵攻、持続可能な開発目標、冷戦後、人間の安全保障、人権、グローバリゼーション

本書の該当ページウクライナ侵攻(p.67)、持続可能な開発目標(p.288)、冷戦後(p.65)、人間の安全保障(p.125)

広島大学法学部

小論文

頻出テーマ政策決定過程、文明の衝突、国家主権、国際機関、非政府組織、北大西洋条約機構

本書の該当ページ政策決定過程(p.173)、文明の衝突(p.151)、国家主権(p.92)、国際機関(p.189)

日本大学法学部

政治学・国際関係英語小論文

頻出テーマ同盟、ポピュリズム、勢力均衡、国際連合、冷戦、民主主義

本書の該当ページ同盟(p.129)、ポピュリズム(p.167)、勢力均衡(p.3)、国際連合(p.48)

大阪大学法学部

法学

頻出テーマ現実主義、政治経済、グローバリゼーション、民主主義、官僚制、新自由主義

本書の該当ページ現実主義(p.80)、政治経済(p.139)、グローバリゼーション(p.270)、民主主義(p.259)

中央大学法学部

法学英語

頻出テーマ地域主義、革命、人権、規範、民主主義、新自由主義

本書の該当ページ地域主義(p.200)、革命(p.103)、人権(p.259)、規範(p.114)

名古屋大学法学部

英語法学

頻出テーマブレトンウッズ体制、ポピュリズム、グローバリゼーション、冷戦、民主主義、マルクス主義

本書の該当ページブレトンウッズ体制(p.50)、ポピュリズム(p.167)、グローバリゼーション(p.270)、冷戦(p.54)

明治学院大学法学部

英語

頻出テーマ核抑止、持続可能な開発目標、- 国際協力、持続可能な開発

本書の該当ページ核抑止(p.231)、持続可能な開発目標(p.288)、- 国際協力(p.280)、持続可能な開発(p.296)

京都大学法学部

法学

頻出テーマ民主主義、政治学

本書の該当ページ民主主義(p.259)、政治学(p.329)

大阪公立大学法学部

小論文

頻出テーマ国際政治経済、民主主義

本書の該当ページ国際政治経済(p.135)、民主主義(p.259)

香川大学法学部

頻出テーマ人権、民主主義

本書の該当ページ人権(p.259)、民主主義(p.259)

新潟大学法学部

法学

頻出テーマ持続可能な開発目標、ジェンダー

本書の該当ページ持続可能な開発目標(p.288)、ジェンダー(p.268)

※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。

使い方

本書の読み方は、まず第2章・第3章・第4章(p.122、p.188、p.281)を通読して、国際政治学の基本的な理論枠組みを頭に入れることから始めてください。この時点では完全に暗記する必要はなく、「こういう視点で国際問題を分析するのか」という大枠を理解することが目的です。 通読後、志望大学の過去問で「地域紛争」「国際関係論」といった論点が問われている設問を解いてみます。その際、解きながらわからない概念や説明が不十分だと感じたら、本書に戻って該当ページを丁寧に読み直す往復学習が効果的です。過去問で出題された事例(例えば特定の地域紛争)について、本書ではどのような理論的枠組みで扱われているかを確認することで、試験本番での記述の質が向上します。

編入試験でよく問われる論点から入るなら、次の順で読むのが効率的です。

  1. p.122 第2章「コミュニケーション」がここで扱われています
  2. p.188 第3章「東南アジア諸国連合」がここで扱われています
  3. p.281 第4章「新型コロナウイルス感染症」がここで扱われています

注意点

本書は第3版(2020年発行)であり、比較的新しい版ですが、国際政治は急速に変化する分野です。本書で扱われている事例や理論がすべて現在進行形の国際状況と完全に一致しているわけではありませんので、最新のニュースや時事問題と照らし合わせながら学ぶ姿勢が必要です。 また、本書は国際政治学の入門テキストであるため、志望大学の過去問がより高度な理論的分析や統計的知識を求めている場合、本書だけでは不十分な可能性があります。受験する学部の過去問で出題レベルを確認した上で、必要に応じて専門性の高い参考書の併用を検討してください。本書でカバーできるのは基礎理論と主要な地域紛争事例のため、特定の国・地域の詳細な歴史的背景を必要とする出題に対しては、別途資料で補強する必要があります。

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