やさしいC 高橋 麻奈
プログラミングの基礎を学ぶことは、情報系の大学編入試験で求められる重要なスキルです。しかし、C言語の文法や概念を初めて学ぶ受験生は、複雑な構文や抽象的な考え方に戸惑うことが多くあります。『やさしいC』は、そうした初学者の理解を助けるために設計された参考書として位置付けられます。
この本の位置づけ
この本は、プログラミング経験が浅い、もしくはまったくない受験生を対象としています。C言語の基本文法から段階的に学べるよう構成されており、複雑な理論よりも実践的な理解を優先した作りになっています。
他のC言語教材と比べて、解説の丁寧さと親しみやすい表現が特徴です。より高度なアルゴリズムやデータ構造の解説に重点を置く参考書とは異なり、言語の基礎固めに特化しています。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
大学編入を決めたばかりの時期、情報系の科目を広く学び始める段階での導入が効果的です。プログラミング経験のない受験生であれば、一般教養や専門基礎科目を学ぶ前の準備段階で活用するとよいでしょう。
逆に、既にC言語の基本を習得している受験生が導入するには向いていません。また、試験直前期からの開始では、習得に必要な時間が確保できなくなる可能性があります。
使い方
まずは第1章から順に読み進め、各章の基本的な内容を理解することが重要です。実際に示されているプログラムコードを手で写しながら、コンパイルして動かしてみることで、理論と実践を結びつけることができます。
全体を通して1周することで基礎を固めた後は、編入試験の過去問でプログラミング問題に取り組んでみます。解法過程で不安な文法や概念が出てきたら、該当部分に立ち戻って確認するというように、この参考書を辞書的に活用する方法も有効です。
合格者の体験例では、後半部分は直前期に確認が必要な際に活用するなど、全章を等しく学ぶのではなく、学習進度に応じて優先順位を変える受験生もいます。
この本を使った合格者の声
オンライン編入学院に寄せられた合格体験談から、本書を実際に使っていた受験生の記述を抜き出しました。
解説がわかりやすく基礎固めに適した参考書で1周した。12章はやらず、直前期に確認したい部分があったら立ち戻った。
広島大学 情報科学部 合格(2027年度) / 情報
注意点
現在の出版年情報が明確でないため、C言語の最新の仕様や推奨事項との整合性について、学習を進める際に確認することをお勧めします。大学の過去問や講義資料と合わせて、内容に相違がないか確認しながら学習を進めてください。
この本はC言語の基礎を扱っているため、編入試験で求められるより高度なアルゴリズム実装やデータ構造の問題には、別途の学習教材が必要になる可能性があります。志望大学の過去問を確認し、どこまでのレベルが求められるかを先に把握しておくことが重要です。







