岡本梨奈の1冊読むだけで古典文法の基本&覚え方が面白いほど身につく本
編入試験で古文が出題される場合、文法の理解は読解の土台となります。しかし古典文法は現代日本語と大きく異なるため、独学では理解が進みにくい科目です。本書は古典文法の基本事項を、著者による解説とともに学べる一冊です。
この本の位置づけ
本書は古典文法の学習経験がない、またはほぼ忘れてしまった受験生を対象としています。高校で古文を学んだ経験があっても、文法体系を改めて整理したい方に適しています。
同じテーマの参考書と比較すると、本書は「覚え方」という学習方法に重点を置いている点が特徴です。単なる文法事項の列挙ではなく、効率的な定着を意識した構成になっています。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
古文が出題される大学の過去問に取り組む前に、基礎固めの段階で導入することをお勧めします。編入試験の準備を始めた直後、まだ専門科目に集中する前に一読しておくと良いでしょう。
もし過去問演習を始めた後に導入する場合、文法知識の抜け漏れが明確になっているため、該当箇所を重点的に学び直すという使い方も有効です。
使い方
本書は目次情報が入手できていないため、具体的な読む順序をお伝えできません。ただ一般的には、古典文法の参考書は文字通り「1冊読む」ことで文法体系の全体像をつかむことが目的です。最初から最後まで通読し、古文の仕組みを頭に入れてから、個別の過去問で該当部分を確認する流れが効果的です。
本書で理解した文法事項が、実際の古文読解でどう機能するかを確かめるために、その後の過去問演習で繰り返し参照することになります。特に設問で誤った箇所があれば、本書に戻って該当部分を復習する使い方をお勧めします。
注意点
法学・政治学系や人文学系を目指す受験生の過去問において、本書が扱う古典文法の知識が繰り返し問われているという確認が取れていません。志望大学・学部の過去問を確認し、古文が実際に出題されるか、また出題されるとしてどの程度の文法知識が必要かをあらかじめ把握してから導入してください。
また本書の出版時期や改訂情報を確認のうえ、大学入試で出題される古文の傾向に対応しているかどうかをご確認ください。古典文法の基本体系は大きく変わりませんが、学習指導要領の改訂に伴う変更がないか、購入前に確認することをお勧めします。







