会計学基礎論 第七版
会計学の編入試験では、買掛金や減価償却、決算整理といった基本的な会計処理の仕組みを、単に計算するだけでなく、その理論的背景を説明できることが求められます。特に記述式の問題では、「なぜそのように処理するのか」という根拠を問われることが多いです。本書は会計学の基礎理論を体系的に解説しており、こうした理論的な理解を深めるのに適しています。
この本の位置づけ
本書は、会計学の初学者から中堅レベルの学習者向けです。高度な理論や実務的な応用よりも、会計処理の基本的な考え方と原則を丁寧に説明することに重点を置いており、編入試験で頻出の論点(営業循環、自己資本比率、資本回転率など)もカバーしています。
他の会計学テキストと異なる点は、神戸大学の経営学部で実際に使用されている教材であることです。これは神戸大学を志望する受験生にとって、出題側がどの程度の理解レベルを期待しているかを把握しやすいという利点があります。また、論点ごとに理論的な説明が充実しているため、記述問題への対策を意識した学習がしやすい構成になっています。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
編入学年の1学期から2学期にかけて、基礎的な会計知識を身につけた後に導入することをお勧めします。大学の授業や基本的なテキストで簿記の基礎(仕訳や勘定科目)を学んでから使用すると、理論的な背景が頭に入りやすくなります。
導入が早すぎて簿記の知識がないまま読むと、記述が難しく感じられ挫折するリスクがあります。逆に、直前期に初めて手を付けると、時間不足で理論の定着が不十分なまま試験を迎えることになります。
ターゲット大学と対策できるテーマ
オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。
※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。
使い方
各章を通して読み進める際は、単に文章を読むだけでなく、各論点について「なぜそのような会計処理をするのか」という理由を自分の言葉で説明できるようにメモを取りながら進めることが重要です。特に買掛金、減価償却、決算整理といった基本論点では、具体例だけでなく理論的背景の理解を優先させてください。
本書での学習と過去問演習は並行して進めることをお勧めします。神戸大学や同志社大学、龍谷大学の過去問で実際に問われた問題に出合ったとき、本書のどこでその論点が説明されていたかを確認する、という往復学習が効果的です。このプロセスを通じて、試験で求められる説明のレベルが明確になります。
営業循環や各種比率(自己資本比率、資本回転率など)については、単なる計算式ではなく、その経営分析における意味まで理解することが大切です。
この本を使った合格者の声
オンライン編入学院に寄せられた合格体験談から、本書を実際に使っていた受験生の記述を抜き出しました。
神戸大学の授業で使われている参考書。記述対策であることを意識して、どの用語も説明できるように取り組んだ。
神戸大学 経営学部 合格(2026年度) / 会計学
注意点
本書は第七版であり、出版からの経過年数によっては会計基準が改正されている可能性があります。特に国際会計基準(IFRS)や最新の税務会計に関する部分については、最新の情報をアップデートする必要があります。編入試験で出題される会計基準が現行版に基づいているか、志望大学の過去問で確認してから学習を進めてください。
本書は理論的理解に重点を置いているため、計算問題を多く含む編入試験対策用としては、別途問題集を併用することが効果的です。また、本書だけでは簿記の実務的な演習(仕訳や帳簿作成)をカバーできないため、簿記の基本知識がない場合は先に基礎テキストで学習する必要があります。







