2025セミナー化学基礎
化学基礎は編入試験で頻出ですが、特に酸化還元反応や滴定の計算では、単位換算やモル濃度の扱いで受験生がつまずきやすいです。本書は化学の基本概念から計算問題まで体系的に学べるため、これらの分野を整理して定着させるのに役立ちます。
この本の位置づけ
本書は高校化学基礎の内容を網羅した標準的な参考書です。化学を一から学びなおす必要がある受験生、または高校時代の化学基礎を復習したい受験生向けの教材です。
岐阜大学や工学院大学の編入試験では、酸化還元滴定や結晶格子など、化学基礎で学ぶ内容が繰り返し出題されます。本書はこれらの頻出分野(過マンガン酸カリウムを使った滴定、電子配置、体心立方格子など)を丁寧に解説しており、他の化学参考書よりも基本に立ち返りやすい構成になっています。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
編入受験を決めた直後、または化学対策を開始する時期(大学1年の秋~2年の春)に導入するのが適切です。過去問を解く前に、基礎知識を確実に身につけるための準備段階で使用します。
もし導入が遅れると、計算問題や反応式で躓いたときに「なぜこうなるのか」を遡って確認する手間が増えます。逆に早すぎる場合は、詳しすぎる説明に時間を取られて、実際の受験問題演習に進みにくくなる可能性があります。
ターゲット大学と対策できるテーマ
過去問の出題傾向を分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。
化学数学生物
頻出テーマ水のイオン積、過マンガン酸カリウム、中和滴定、水素イオン濃度、同素体、還元反応
本書の該当ページ水のイオン積(p.73)、過マンガン酸カリウム(p.97)、中和滴定(p.81)、水素イオン濃度(p.72)
生物化学
頻出テーマ電子式、水素イオン濃度、極性分子、電離度、塩化ナトリウム、還元反応
本書の該当ページ電子式(p.30)、水素イオン濃度(p.72)、極性分子(p.33)、電離度(p.73)
東京海洋大学海洋生命科学部
化学
頻出テーマ硫酸銅、中和滴定、マグネシウム、気体の体積、中和点、水酸化ナトリウム
本書の該当ページ硫酸銅(p.106)、中和滴定(p.81)、マグネシウム(p.69)、気体の体積(p.52)
電気通信大学情報理工学域
数学
頻出テーマ第1イオン化エネルギー、貴ガス、気体の体積、イオン化エネルギー、化学反応式、物質量
本書の該当ページ第1イオン化エネルギー(p.14)、貴ガス(p.18)、気体の体積(p.52)、イオン化エネルギー(p.14)
化学数学
頻出テーマイオン積、水のイオン積、極性分子、水酸化ナトリウム、モル濃度、化学反応式
本書の該当ページイオン積(p.73)、水のイオン積(p.73)、極性分子(p.33)、水酸化ナトリウム(p.82)
化学
頻出テーマイオン積、元素の周期表、還元反応、イオン化エネルギー、有効数字、化学反応式
本書の該当ページイオン積(p.73)、元素の周期表(p.21)、還元反応(p.92)、イオン化エネルギー(p.14)
お茶の水女子大学理学部
化学数学
頻出テーマ過マンガン酸カリウム、イオン化エネルギー、有効数字、化学反応式
本書の該当ページ過マンガン酸カリウム(p.97)、イオン化エネルギー(p.14)、有効数字(p.58)、化学反応式(p.62)
※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。
使い方
まず化学基礎全体の流れを把握するため、全体を通読してください。その後、岐阜大学と工学院大学の過去問で頻出の分野(酸化還元、滴定、結晶構造など)から選んで、該当ページを重点的に学習します。
モル濃度の計算やシュウ酸ナトリウムを用いた滴定などの問題では、本書で原理を確認してから過去問に取り組むと、計算ミスを減らせます。過去問で分からない概念が出たら、本書に戻って確認する往復学習が効果的です。
注意点
本書は2025年版と記載されていますが、化学基礎の内容自体は大きく変わらないため、教科書として使う上で版の古さは大きな問題にはなりません。ただし、日本の高校化学基礎のカリキュラムに基づいているため、大学編入試験で出題される応用的な内容や実験操作の細部までは必ずしもカバーされていない場合があります。
本書だけでなく、岐阜大学と工学院大学の過去問に特有の出題形式(例えば、クロマトグラフィーの詳細な原理など)については、別途参考資料で補足する必要があります。




