編入の線形代数徹底研究 基本事項の整理と問題演習
線形代数は編入試験で頻出の科目ですが、行列計算の流れは理解しても、固有値や対角化といった概念的な問題になると得点が伸びない受験生は多くいます。本書は編入試験で繰り返し問われる同次連立1次方程式、対角化、固有空間といった重要論点を、基本事項の整理と問題演習で体系的に学べます。
この本の位置づけ
本書は線形代数の範囲に特化した問題集で、理学系・工学系の編入受験生を主な対象としています。九州工業大学や関西大学などで過去問分析を通じて繰り返し問われている論点を重点的に扱っており、編入試験の出題傾向に直結した内容構成になっています。
一般的な線形代数教科書との大きな違いは、編入試験で頻出される具体的な問題形式に絞って解説・演習が構成されている点です。基本事項の整理と問題演習がセットになっているため、理論を学んだ直後に試験形式の問題で実力を確認できます。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
線形代数の基本的な計算(行列の積、逆行列、連立方程式の解法)を一通り学んだ後、本格的な編入対策に入る段階での導入が適切です。通常は大学1年の秋~2年の春までに基礎を固め、その後この問題集で過去問レベルの問題に慣れるという流れが効果的です。
導入が早すぎると、基本計算の習熟が不十分なまま演習に進むため、解法パターンを暗記するだけになりかねません。逆に直前期に初めて使うと、問題演習の反復回数が確保できず、本書の効果を活かし切れません。
ターゲット大学と対策できるテーマ
オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。
※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。
使い方
まずは各章の基本事項の整理部分を読んで、同次連立1次方程式や対角化といった論点の全体像をつかみます。その後、付属の問題演習に進み、1周目は解答を見ながら解法の流れを確認してください。
2周目以降は、間違えた問題や自信がない問題に注力して繰り返し演習します。合格者の体験談では5周の反復学習や、翌日・一日置きに再度解く間隔学習を取り入れた学習者が多くいます。同時に、過去問で実際に出た問題と本書の問題形式を比較し、どの章の内容が重要かを確認する往復学習も有効です。
この本を使った合格者の声
オンライン編入学院に寄せられた合格体験談から、本書を実際に使っていた受験生の記述を抜き出しました。
線形代数の範囲に特化した問題集で、編入試験の問題で必ず線形代数が出される大学があったため選択した。5周解いた。
東京大学 工学部 合格(2026年度) / 数学
例題を飛ばして練習をするために使い、編入数学徹底研究が終わった後から補助的に使った。
山梨大学 工学部 合格(2026年度) / 線形代数
全体的に一周するのと、これまでの傾向で出やすい部分を重点的に勉強した。
宮崎大学 工学部 合格(2027年度) / 数学
過去問と出題形式が一致するため選び、間違えた問題のみを繰り返し解き、翌日や一日おきに再度解いて定着を図った。
同志社大学 理工学部 合格(2027年度) / 数学
注意点
本書だけで線形代数のすべての範囲をカバーしているわけではないため、微分積分や他の数学分野を含めた全体の編入対策の中で位置づけることが重要です。また、合格者の体験談に「編入数学徹底研究が終わった後から補助的に使った」という記載があることから、本書は基礎教科書の次のステップとして活用するのが適切です。
さらに、本書が対策になるのは九州工業大学情報工学部や関西大学システム理工学部など、過去問分析で確認された大学の傾向に基づいています。志望大学が異なる場合は、その大学の過去問を先に確認し、出題論点が本書でカバーされているかを確認してから導入判断してください。







