中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
大学編入試験の英語では、高度な文法や語彙が問われることがほとんどです。しかし受験生の中には、中学英語の基礎が定着していないまま編入対策を始める人も少なくありません。本書は、そうした基礎の穴を埋めるための補助教材として機能します。
この本の位置づけ
本書は中学レベルの英文法を学び直す受験生向けです。アルファベットの書き方から相手の希望をたずねる表現まで、基礎的な文法事項と日常表現をカバーしています。
他の中学英語参考書と異なり、本書は「わかりやすさ」に特化した構成になっています。各単元がLESSONという独立した形式で進み、図解や具体例を交えながら説明される点が特徴です。ただし編入試験の傾向に沿った問題構成ではなく、あくまで基礎固めのための教材です。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
本書を導入すべきは、編入対策を始める前の準備段階か、模試で基礎的な文法ミスが多く見られた場合です。入試本番まで1年以上ある時点で、英語の基盤を整えるために用いるのが効果的です。
編入試験まで3ヶ月を切った段階で本書から始めるのは、時間効率の面で得策ではありません。一方、すでに高校英文法を習得している受験生が本書に時間をかけすぎると、編入対策に必要な応用問題演習の時間が減少します。
使い方
本書は直線的に最初から読む必要はありません。自分が苦手とする単元(例えばp.128の過去進行形、p.147のmightの用法など)から必要な部分だけを選んで学習することができます。
各LESSONを読み終わったら、該当する文法事項が含まれる編入試験の過去問に移り、実際の試験形式の中でその文法がどう問われるかを確認することが重要です。基礎理解と実践を交互に繰り返すことで、応用力につながります。
本書での学習後は、すぐに難度の高い参考書や過去問に進むのではなく、高校基礎レベルの文法問題集を挟むなどして、理解を定着させる工夫が必要です。
編入試験でよく問われる論点から入るなら、次の順で読むのが効率的です。
- p.12 アルファベットの書き方・読み方
- p.27 自己紹介でよく使う表現
- p.46 LESSON 15 「形容詞」とは?
- p.80 LESSON 28 時刻・曜日のたずね方
- p.104 「数えられない名詞」とは?
- p.128 LESSON 48 「過去進行形」とは?
- p.147 mightの意味と使い方
- p.180 LESSON 70 相手の希望をたずねる言い方
注意点
本書は基礎学習用であり、編入試験の頻出論点や大学別の対策には対応していません。本書だけで編入英語が完成することはなく、その後の段階的な学習が不可欠です。
また、本書で扱う表現は日常会話や基本的な文脈が中心です。編入試験に出題される学術的な文章や複雑な構文は本書の範囲外であることを理解した上で、補助教材として位置づけることが大切です。出版年の情報がないため、新出の英語表現や試験傾向の変化への対応状況は確認が必要です。







