1駅1題TOEIC L&R TEST読解特急
大学編入試験で英語読解の出題が多い場合、限られた時間の中で正確に内容をつかむ力が合否を分けます。本書は TOEIC L&R TEST の読解問題を題材にしながら、実用的な英文読解の力を身につけることができます。編入試験の英語対策として活用する際には、試験形式との違いを意識した使い方が重要です。
この本の位置づけ
本書は、TOEIC 形式の読解問題に取り組みたい受験生向けです。日常英文の処理速度と正確性を磨きたい場合に適しています。
編入試験で出題される学術的な英文読解(経済学部の統計資料、工学部の技術文書など)とは異なり、本書は実務文書やビジネス英文が中心です。編入試験の出題内容が TOEIC 形式に近い大学を目指す場合以外は、補助教材として位置づけるのが現実的です。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
英語の基礎文法を習得した後、読解速度を高めたい段階での導入が効果的です。早期(基礎文法の学習中)に始めると、未習の文法が出てくる度に立ち止まり、進捗が滞る可能性があります。
逆に編入試験まで 2 ヶ月を切った時期からの導入では、試験出題の方向性に最適化した過去問演習の時間が不足するリスクがあります。英語対策が比較的進んでいる段階で、読解スピードの上乗せを目的に用いるのが現実的です。
使い方
1 題を 5〜10 分で解き、その後で和訳・解説を確認する流れが基本です。分かりやすい英文から始まり、段階的に複雑になるため、前から順に進めるのが効果的です。
本書に取り組む際は、編入試験の過去問(特に英語読解セクション)と定期的に往復することをお勧めします。本書で速度を上げながら、並行して過去問で試験固有の出題パターンに慣れることで、両者の補完関係が生まれます。本書の問題で 8 割以上安定して正答できるようになってから、過去問のペース配分練習に移行する目安としても機能します。
注意点
本書は TOEIC 対策として設計されているため、編入試験の英語出題との直結性は試験によって大きく異なります。あらかじめ志望大学の過去問で出題形式を確認し、TOEIC 形式(ビジネス英文、メール、広告など)が実際に出ているかどうかを確認してから導入することが重要です。
もう一つの注意点として、本書は読解スピード向上に重点を置いており、学術的な専門用語や複雑な論理構造を扱う英文への対応は限定的です。経済学部・工学部・理学部など、専門的な英文が出題される編入試験を目指す場合は、本書だけでなく分野別の英文読解教材も並行することをお勧めします。







