滋賀大学 経済学部 編入の合格体験記|ポメポメさん・高校時代に届かなかった大学へもう一度
結論:筆記が無い試験だから、志望理由書とTOEICに時間を集中させた
この方が滋賀大学 経済学部を受けたのは、高校生のときに志望しながら共通テストの足切りで出願すらできなかった大学だからです。後期で受かった公立大学へ進んだあとも気持ちは切り替わらず、大学1年の冬に編入を決めました。学費で親に負担をかけたくないという理由から私立大学は併願せず、経済学部だけに的を絞っています。
滋賀大学の総合経済学科は、この年の編入試験で筆記がありません。1次が志望理由書とTOEICのスコア、2次が面接という形です。そこでこの方は、2025年4月に経済学とTOEICを同時に始めたあと、6月から志望理由書の構成づくりへ移り、7月に600点、8月に700点超までTOEICを押し上げてから文章の推敲に入りました。9月は志望理由書に書いたことから何を突かれるかを想定した面接練習に切り替えています。学習時間は4月の4.5時間から本番の10月には8.5時間まで上がりました。
| 合格校 | 滋賀大学 経済学部 総合経済学科 |
|---|---|
| 前籍 | 公立大学(文系) |
| 前籍の学部・学科 | 地域創造学部 実践経済学科 |
| 入学年 | 2026年4月 入学 |
| 編入年次 | 3年次 |
| 受験年度 | 2026年度入学 |
この記事で分かること
- 共通テストの足切りから、もう一度滋賀大学を目指すまで
- 実際に出願した3校と、その結果
- 2025年4月から10月まで、月ごとに何をやっていたか
- 経済学とTOEICで使った教材と、志望理由書の書き方
- 面接当日の流れと、編入後の単位認定(58単位)の実際
なぜ編入を目指したのか
一言で言えば、現役時代のリベンジを果たすためである。高校生の現役の時に滋賀大学経済学部への入学を目指していたが、共通テストで足切りをくらって出願すらできなかった。その後後期で合格した大学に進学したが、その時に本気で勉強してこなかった高校3年間を後悔した。そこから気分転換して、今いる大学で学生生活を楽しむ気持ちにはなれなかった。現状を打破するにはもう一度志望校にチャレンジするしかないと考え、大学1年の冬に編入を決意した。
志望校を選んだ決め手
当時の志望校と同じ学校を受けようと思っていたこと。学費で親に負担をかけたくはないので私立大学の併願などはしなかった。また経済学部のみの編入を考えていたので、同じ学科でレベルの高い志望校にも挑戦した。
編入を周りに伝えた時の反応
伝えた相手: 家族・友人 / 伝えた時期: 試験の半年〜1年前
両親には、初めて編入学を目指していると伝えた時、なぜ今の大学のままではいけないのか、どれくらいの覚悟があるのかを一緒に全て伝えた。両親はその時点で概ね賛同してくれ、受験に係る費用をある程度は自分で負担することを条件に受験を許可してくれた。同じ大学の友人には伝えなかった。仮に試験に落ちでもしたらその後の友人関係が破綻すると考えていたからだ。同じ高校の友達で離れた大学に所属している子には相談や決意を話していた。
受験した大学とその結果
この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。
| 結果 | 大学・学部 | 編入年次 | 試験区分 | 受験者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 合格(入学) | 滋賀大学 経済学部 総合経済学科 | 3年次 | 一般編入 | 57 | 2.5倍 |
| 不合格 | 名古屋大学 経済学部 経済学科 | 3年次 | 一般編入 | - | - |
| 不合格 | 神戸大学 経営学部 経営学科 | 3年次 | 一般編入 | - | - |
受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。
合格までの学習計画
私が編入試験対策を始めたのは 2025年4月 、本番の試験は 2025年10月 でした。
時期別の1日の学習時間
平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。
平日
休日
1日あたりの学習時間の推移
月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。
月ごとの学習の中身
- 2025年4月
主な科目: 経済学, TOEIC / 気持ちの状態 4/5
まずは各試験科目の教材を揃えた。
- 2025年5月
主な科目: 経済学, TOEIC / 気持ちの状態 3/5
経済学は実際にテキストに取り組み最低限1周するレベルまでやった。TOEICはもともと受験したことがなかったので、公式テストを受けてみて肌触りを確認し、今後の勉強スケジュールを立てた。
- 2025年6月
主な科目: 志望理由書(小論文), 経済学, TOEIC / 気持ちの状態 3/5
経済学やTOEICの問題演習に加え、滋賀大学経済学部の志望理由書の構成を考え始めた。
- 2025年7月
主な科目: 志望理由書(小論文), 経済学, TOEIC / 気持ちの状態 3/5
特に志望理由書の作成に力を入れた。題意に沿うように書くことを最優先に、自分の熱意を文章にぶつけた。 TOEICは、この時期にようやく600点が取れるようになった
- 2025年8月
主な科目: 志望理由書(小論文), 経済学, TOEIC / 気持ちの状態 2/5
TOEICはこの時期に700点より上を取れるようになった。志望理由書に関しては全文を書き上げて、部分的に表現に不自然なところがないかを推敲した。最終的には、実際にボールペンで清書をする必要があったため、下書きを通じて文字のバランスや文字数そのものが足りなかったり多すぎたりしないかを手を動かして把握していた。
- 2025年9月
主な科目: 志望理由書(小論文), 経済学 / 気持ちの状態 4/5
経済学は各大学の過去問に取り組んだ。志望理由書に関しては、面接練習にも取り組んだ。自分が書いたことから何が聞かれるか、どのようなことを弱点として指摘されるかを考えた。それをどう克服していくかをシミュレーション形式で最も合う解答を想定するなどして、当日何をどのように聞かれても自分の意思を貫き通せるように喋る練習をした。
- 2025年10月
主な科目: 実際に試験本番が始まった。滋賀大学経済学部に関しては一次試験として志望理由書とTOEICのスコア提出が求められており、無事1次試験に突破したため2次試験の最終面接に向けた準備を進めていた。 / 気持ちの状態 5/5
勉強場所と環境
家と大学図書館を往復していた。またバイト先のコンビニのバックヤードも勉強場所として使えたので、休憩時間や業務がない時間などは勉強していた。
スランプとメンタル回復
試験対策を始めてから終わるまでずっとしんどい、遊びたい、やめたい気持ちだった。特に夏休みの期間は大学がないために本当に勉強するしかなかったというのがキツかった。より孤独だった。ただ、誰かに励ましてもらったと言うよりかは、自分で自分を奮い立たせた。勉強をしない日が1日もなかったわけではないので、0時間勉強の日もあった。その日の翌日は、前日0時間勉強である自分への嫌気がすごかったので反動して取り戻す勢いで勉強していた。この繰り返しだった。
科目ごとの対策と使った教材
科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。
経済学
2025年4月 〜 2025年10月
らくらくミクロマクロ経済学 6回以上
選んだ基準: 解説が丁寧。学部の勉強の理解だけではなく、まさしく編入試験対策にも向いている。
とにかく周回した。また概念が理解できないところがあっても、丁寧に説明してくれているので、大学で使うことを推奨されている教科書よりもこのテキストを揃えるだけで十分であった。
TOEIC
2025年5月 〜 2025年8月
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問 6回以上
選んだ基準: パート5対策の総仕上げとして抜群の威力を誇るため。ある程度パート5の解き方がわかってきたらこの本1冊で十分。
30問で1セットなので、1000問を一気にやるようなことは必要ない。自分の好きなペースで30問1セットを周回すれば、確実に得点源となる。
過去問対策(入手・分析・周回)
らくらくミクロマクロ経済学については、計算問題編も一緒に購入して、問題演習に取り組んだ。計3冊を揃えることでどの大学の基礎レベルの問題にもある程度対応できる。ミクロマクロ経済学それぞれ苦手な単元を把握し、その単元1つ1つを得意にできるように細かく取り組むことを繰り返せば全体の得点力が伸びていく。
振り返ってみて、これもやっておけばよかった
1日のスケジュールをこれでもかと細かく決めるべきだったこと。特に編入試験対策を始めた当初は志望理由書は専門科目、TOEICなどやることが多すぎて混乱してしまうからだ。4,5月は優先順位を決めて取り組むことが出来なかったため、どれも中途半端に終わったように感じている。この2ヶ月のロスがなければ、6月以降の学習がもう少し楽になったと感じている。
AIの活用方法
Chatgptで経済学の問題を解く際に、なぜこのような記述をしなければならないか、なぜこのような途中式が出てくるのかを解説してもらうことがあった。テキストやさんこうしょの解説ページを見ても書いていないことに関してよく質問していた。
英語のスコアをどう上げたか
受験で利用した英語試験は TOEIC L&R です。以下、それぞれのスコア推移です。
TOEIC L&Rのスコア
| 2025年7月 | 670 提出 |
|---|
試験当日はどうだったか
当日の時間の流れと、会場で感じたことです。
滋賀大学 経済学部 総合経済学科
| 当日の受験者数 | 20人ほど(午前、午後でそれぞれ同じ人数) |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 13:00 指定された教室に集合完了 13:00 試験開始 14:45 面接(私は1番最後の受験者だったので開始の13:00から1時間45分も待機していたことになる) |
| 当日の気づき | 彦根駅から徒歩だとそこそこ時間がかかるので、当日臨時で出ているバスに乗って往復することを強く勧める。 遠方から来ている人は特に駅前のホテルを必ず抑えて、前日は早く寝ること。翌日は早めに起きて大学までの経路を確実に押さえておくこと。 試験(面接)会場はもちろん静かで重たい空気が流れているが、試験のことで分からないことがあれば同じ受験者に話しかけたりして、無理矢理でも緊張を解いても良い。面接開始まで、本当に口を閉じたままだと声が出ないことがあるからだ。雑談ができるような環境ではなく、もちろん推奨されていないが何かしらの発声練習をしてから試験に臨むべきだ。 |
名古屋大学 経済学部 経済学科
| 当日の受験者数 | 40名ほど |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 10:00-12:00 経済、経営に関する基礎的な問題2時間試験 |
| 当日の気づき | アクセスは良いので大学へ向かうまでは特に問題はない。 試験は2時間1発勝負で、筆記中心なので、日頃から鉛筆を持ってノートを取るなどするべきである。 |
神戸大学 経営学部 経営学科
| 当日の受験者数 | 80名ほど |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 9:30-12:30 経済学、経営学、マーケティング、会計学の4科目から2科目を選んで回答する。 |
| 当日の気づき | 試験は3時間1発勝負。時間が長く心身ともに疲れ果てるので、試験の途中で無理矢理でもトイレに行って気分転換することを強く勧める。3時間座りぱなしはしんどい。 |
ポメポメさんが滋賀大学の面接で実際に聞かれた質問
面接で投げられた質問と、その場での答え方
志望理由書のどこを突かれたか
筆記で何がどう出たか(科目ごと)
面接の準備は、聞かれる中身が分かっているかどうかで負荷がまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
受験にかかった費用
編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ① 教材・書籍代 | ¥50,000 |
| ② 対策指導費 | ¥200,000 |
| ③ 試験関連費 | ¥40,000 |
| ④ 出願関連費 | ¥100,000 |
| ⑤ 当日関連費 | ¥80,000 |
| 合計 | ¥470,000 |
編入したあとの生活
差分: −8単位 (認定率 88% )
単位はどれくらい認定されたか
認定された 58単位(88%)認定されなかった 8単位(12%)
編入前に取得した66単位のうち、編入先に引き継がれたのは58単位です。残りの8単位は認定されず、編入先の卒業要件には算入されません(同じ数だけ取り直すという意味ではありません)。
ポメポメさんが編入したあとに分かったこと
単位認定でもっとこうしておけばよかったこと
編入を決める前に不安だったこと、入学後の実際
編入後の就職活動の状況
編入学後に気づいた貴重な情報
単位認定でどこを詰めておくべきだったか、入学前の不安が実際どうだったか、就職活動はどう動いているか。入ってからでは取り返しがつかない話です。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。編入は入って終わりではありません。入学後の単位と時間割は、出願先を決める段階で効いてきます。
編入前の自分へ
生半可な覚悟では出来ない。じっくり考えて悩んで判断して欲しい。
想像以上にメンタルがやられる試験である。張り合えるライバルという存在はおらず、敵は全国から集う。情報もやはり数少なく、本屋に行って赤本を買って対策するようなことができない。情報収集力も問われる試験だと思う。
また、現大学との授業、活動と並行して試験対策をしなければならない点がかなりしんどい。アルバイトをしている人がいれば、さらに負担となる。実際にやってみないと分からないキツさ、しんどさが多かった。
そして編入試験はリタイヤする人が多いことも忘れないで欲しい。同じ志でみんなスタートしたはずなのに、夏頃で諦めてしまう人が実際には多い。最後まで残っても、そこから試験で勝ち抜かなければならない。編入試験に1校も受からなければ、また現大学での活動が再開する。受かった後のことと同じくらい、落ちた後のことも考えて欲しい。現実的な視点を常に持ち合わせて欲しい。
それでも、現状を変えたい、やるんだという鋼の意志を持った人から物語は始まる。頑張ったからと言って受かることはないが、受かった人は皆努力している。貴重な大学生活を孤独な試験対策に充てたことで私も後悔していることが多い。でも、それをやり抜いて合格して、楽しい第二のキャンパスライフを送っている。挑戦する後輩たちに最大限のエールを贈らせてもらう。同じ滋賀大学経済学部を目指す人がいたら、ぜひ私に続いて欲しい。
— ポメポメさん(滋賀大学 経済学部)
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026-08-08
この合格者が使った参考書
本文に出てきた教材のうち、編入総研にレビューがあるものです。各カードをタップすると、中身・使いどころ・つまずきやすい箇所をまとめた記事に移動します。

