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徳島大学医学部

徳島大学医学部保健学科の編入|看護・放射線・検査で計16名

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-08-18​​​‌​​‌​​​​​​‌‌​​​​‌‌‌​​‌‌​​​​‌‌

徳島大学医学部保健学科の第3年次編入学は、2027年度(令和9年度)も実施されています。医学部サイトに掲載されている「令和9年度保健学科3年次編入学学生募集要項」によると、募集人員は看護学専攻10名・放射線技術科学専攻3名・検査技術科学専攻3名の合計16名。看護だけでなく、診療放射線技師・臨床検査技師の養成課程を持つ国立大学に3年次から編入できる、全国でも数少ない制度です。

ただし、この試験には先に知っておくべき特徴が3つあります。1つ目は、学力筆記試験がほぼ無いこと。看護学専攻と放射線技術科学専攻は個人面接のみ、検査技術科学専攻だけ小論文と面接です。2つ目は、英語外部試験のスコア(TOEIC L&R 500点以上など)が「出願資格」そのものであること。スコアが無いと、そもそも出願できません。3つ目は、出願できる学歴が専攻ごとに医療系に限定されていること。大学編入で一般的な「大学に2年以上在学し62単位以上」という区分は、この試験にはありません。

この記事では、2027年度学生募集要項の原本と、徳島大学が公表している入学試験実施状況、選抜方法の変更告知にもとづいて、試験の中身・出願資格・直近の実施状況・第2次募集までを整理します。なお、2027年度の出願は2026年6月29日に締め切られており、試験日は2026年8月27日です。これから準備を始める方は2028年度(2028年4月入学)が目標になります。

この記事で分かること

  • 2027年度の募集は看護10名・放射線技術科学3名・検査技術科学3名の計16名(要項の内訳どおり)
  • 学力筆記が無いこと。看護・放射線は面接100点のみ、検査は小論文200点+面接100点の300点満点
  • TOEIC L&R 500点以上などの英語スコアが出願資格で、3年以内の受験・証明書の原本が必要なこと
  • 出願資格は専攻ごとに医療系の学歴+国家試験受験資格が前提で、医療と無関係の学部からは出願できないこと
  • 大学公表の実施状況では、2025年度入学は志願16名・合格2名、2026年度入学は志願2名・合格0名だったこと
  • 第2次募集(12月試験)が2年続けて実施されていること。2027年度分の実施は未発表(2026年8月18日時点)

医療系の編入は、出願資格が国家試験の受験資格や在籍課程と結びついているため、「そもそも自分は出願できるのか」の確認が対策より先の関門になります。学歴・資格・英語スコアの3条件を1つずつ突き合わせる必要があります。

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16名2027年度の募集人員(看護10・放射線3・検査3)
筆記なし看護・放射線は面接のみ。検査だけ小論文あり
TOEIC 500英語スコアが出願資格(TOEFL iBT・英検でも可)
8月下旬試験は1日のみ。2027年度は2026年8月27日

2027年度要項の要点

まず、2027年度(令和9年度)学生募集要項の全体像を1つの表にまとめます。日程はすべて要項の原本から取っています。

募集単位医学部保健学科 看護学専攻/放射線技術科学専攻/検査技術科学専攻
募集人員合計16名(看護学10名・放射線技術科学3名・検査技術科学3名)
入学年次第3年次。修業年限は2年。卒業要件は、2年以上在学し、入学時に認定された単位と併せて学科所定の単位を修得すること
出願期間2026年6月22日(月)〜6月29日(月)午後5時【終了】。郵送は簡易書留速達で期限内必着、持参は9時〜17時
試験日・場所2026年8月27日(木)/徳島大学医学部(徳島市蔵本町3丁目18-15)
合格発表2026年9月25日(金)午前10時。医学部掲示板とホームページに掲載、合格者には通知書を送付。電話等の合否照会には応じない
追加合格入学定員に欠員が生じた場合、2026年10月5日(月)以降に本人へ直接通知(電話等)
検定料30,000円
入学手続Web(UCARO)で2027年2月11日(木)〜2月17日(水)15時。入学料282,000円、授業料は年額535,800円(半期267,900円)。ほかに保険料・後援会費等の経費が約80,000円(いずれも要項時点の金額)
要項の入手要項PDFは医学部サイトからダウンロード。志願票などの出願用紙は郵送で請求(封筒に「編入学志願票請求」と朱書きし、角形2号の返信用封筒に270円分の切手を貼って同封)

スケジュールを俯瞰すると、要項の公表から出願締切までが短いことが分かります。2027年度の要項は、2026年5月中旬の時点では医学部サイトにまだ掲載されておらず、6月22日には出願が始まりました。つまり、要項が出てから英語スコアを取りに行く時間はありません。次のサイクル(2028年度)を目指す方は、要項の公表を待たずに英語スコアと必要書類の準備を先に進めておくのがこの試験の鉄則です。

2025年度入学から選抜が大きく変わった

徳島大学は「令和7年度(令和6年度実施)医学部保健学科3年次編入学試験における変更について」という告知PDFで、選抜方法の変更を公表しています。変更の前後を並べます。

専攻変更前(〜2024年度入学)変更後(2025年度入学〜・現行)
看護学専攻外国語200点+専門科目200点+面接200点=600点面接100点のみ
放射線技術科学専攻外国語100点+面接100点=200点面接100点のみ
検査技術科学専攻外国語200点+小論文200点+面接100点=500点小論文200点+面接100点=300点

ポイントは2つです。第一に、英語の筆記試験と看護学専攻の専門科目筆記が廃止されました。第二に、その代わりとして英語外部試験の成績(TOEIC L&R 500点以上/TOEFL iBT 40点以上/英検2級以上)が出願資格に追加されました。英語力は試験会場で測るのではなく、出願の入口で確認する方式に変わったということです。

この変更は対策の組み立てを根本から変えます。変更前の情報——「英語の筆記対策が必要」「看護は専門科目の筆記がある」——にもとづいて準備すると、的外れになります。ウェブ上には変更前の古い試験内容にもとづく記事が残っているため、必ず現行の要項(令和7年度以降)を基準にしてください。

専攻ごとの試験科目と配点

2027年度要項の「専攻別試験実施科目等」と「配点」を1つにまとめると次のとおりです。

専攻募集人員小論文面接配点合計
看護学専攻10名○ 100点(9:30〜)100点
放射線技術科学専攻3名○ 100点(9:30〜)100点
検査技術科学専攻3名○ 200点(9:30〜10:30)○ 100点(11:00〜)300点

面接は個人面接で、要項に「専門的知識について質問をすることがあります」と明記されています。つまり、志望理由を話すだけの面接ではなく、これまでの課程で学んだ専門領域の基礎知識を口頭で問われる可能性がある試験です。要項のアドミッション・ポリシーには、看護学専攻の編入学入試について「個別試験(個人面接)で看護学に関する『思考力・判断力』『知識・教養』および『関心・意欲・態度』『理解力・表現力』を評価します。英語能力は英語能力試験の成績で評価します」とあります。また看護学専攻には「各選抜で実施する個別学力検査等におけるいずれかの得点が一定水準以下の場合は、合計点のいかんにかかわらず不合格とします」という注記があり、面接だけの試験でも水準に達しなければ合格が出ない設計です。

専攻ごとに面接で見られる観点も、要項のアドミッション・ポリシーに書かれています。放射線技術科学専攻は「個別試験(個人面接)で『思考力・判断力』『応用力』『知識・教養』『関心・意欲・態度』『協働性』『幅広い視野』を総合的に評価します」、検査技術科学専攻は「個別試験(個人面接)で『探求力』『表現力』『関心・意欲・態度』『協働性』を評価します」とあります。どの専攻も「英語能力は英語能力試験の成績で評価します」と明記されており、面接で英語力を測り直すのではなく、出願時のスコアが評価に使われる建て付けです。

検査技術科学専攻の小論文の出題範囲は「医学・医療全般に関すること」と要項に定められています。試験時間は9:30〜10:30の60分。配点は200点で面接(100点)の2倍あり、検査技術科学専攻では小論文が合否の中心です。アドミッション・ポリシーでも「個別試験(小論文)で『思考力・判断力』『知識・教養』『表現力』を評価します」とされており、知識の量だけでなく構成と表現が採点対象です。なお、字数などの細かい形式は要項に記載がありません。編入学試験の過去問題は、医学部の入試ページでは公表を確認できませんでした(2026年8月18日時点)。必要な場合は医学部学務課に確認してください。

試験は3専攻とも同じ日(2027年度は2026年8月27日)に行われます。看護・放射線は面接のみなので試験は半日、検査も午前中の小論文と11時からの面接で1日で終わります。当日の注意も要項に列挙されています。受験票を必ず携帯すること、試験開始20分前までに集合すること、課せられた試験科目をすべて受験しなければ失格になること、試験開始から終了まで原則退室できないこと——の4点です。

「面接のみ」の試験は、筆記がない分だけ準備の方向を誤りやすくなります。専門的知識を問われたときに、自分の課程で学んだ内容をどこまで言葉にできるかが分かれ目です。

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出願資格|医療系の学歴+英語スコアが必要

出願資格は専攻ごとに条文が分かれています。共通するのは、いずれの区分も志望専攻に対応する医療系の課程を修めていること(または2027年3月までに修める見込みであること)が前提という点です。

専攻学歴の要件(いずれかに該当)必ず併せて必要な要件
看護学専攻①大学または短期大学の看護関係学科を卒業(見込み)②専修学校の専門課程の看護関係学科を修了(見込み)保健師助産師看護師法第21条各号のいずれかに該当(=看護師国家試験の受験資格)
放射線技術科学専攻①短期大学の診療放射線技術関係学科を卒業(見込み)②専修学校の専門課程の同関係学科を修了(見込み)診療放射線技師法第20条第1号に該当
検査技術科学専攻①短期大学の臨床検査技術・衛生技術関係学科を卒業(見込み)②専修学校の専門課程(修業年限3年以上かつ総授業時間数1700時間以上)の同関係学科を修了(見込み)臨床検査技師等に関する法律施行令第18条第3号に規定する厚生労働大臣の指定した科目を修得(見込み)

読み方の注意点を3つ挙げます。

第一に、「大学に2年以上在学し62単位以上修得」という一般的な編入の区分はありません。医療と関係のない学部の大学生・卒業生は、どの専攻にも出願できません。第二に、4年制大学の卒業(見込み)で出願できるのは看護学専攻だけで、それも「看護関係学科」に限られます。放射線技術科学専攻と検査技術科学専攻には大学卒業の区分自体がなく、短期大学か専修学校の対応課程の出身者に限られます。第三に、専修学校ルートには修業年限・授業時間数の条件(文部科学大臣が定める基準。検査技術科学専攻は3年以上・1700時間以上)が付き、出願時に出身校が作成する時間数の証明書が必要です。自分の課程が該当するか判断に迷う場合は、出願前に医学部学務課に確認するのが確実です。

そして全専攻に共通するのが英語の要件です。次のいずれかの成績を、出願時点から遡って3年以内の受験で修めていることが出願資格になっています。

TOEIC(L&R)500点以上。公式認定証(Official Score Certificate)の原本またはデジタル公式認定証を印刷したものを提出
TOEFL iBT総合スコア3.0以上(2026年1月20日以前に受験した場合は40点以上)。Test Taker Score ReportまたはOfficial Score Reportの原本を提出
実用英語技能検定2級以上。合格証明書の原本を提出

証明書は原本が求められる点に注意してください。スコアの再発行や証明書の取り寄せには時間がかかることがあるため、出願期間(6月下旬)から逆算して手元に揃えておく必要があります。なお、障がいなどにより受験・修学上の配慮が必要な方の事前相談期間は出願の約2週間前に設定されています(2027年度は2026年6月8日〜6月12日)。

出願に必要な書類の全体像も要項から整理しておきます。書類に不備がある場合は受理されないことがあり、受理後はいかなる理由でも書類の返却・記載事項の変更・検定料の返還はできません。

大学所定の用紙入学志願票/受験票・写真票・検定料納付用紙/検定料払込証明書(30,000円の払込証明を貼付)。用紙は郵送で請求(角形2号の返信用封筒・270円分の切手)
出身校に依頼する書類成績証明書/卒業(見込)証明書(いずれも出身学校長が作成)。専修学校出身者はさらに修業年限・総授業時間数の証明書(大学所定用紙・出身専修学校長が作成)
英語能力の証明書TOEIC・TOEFL iBT・英検いずれかの原本(前掲の表のとおり)
その他受験票送付用封筒(大学所定の封筒に定形速達料金410円分の切手を貼付)/あて名票(合格通知書等の送付用)

提出先は徳島大学蔵本事務部医学部学務課第二教務係(〒770-8503 徳島県徳島市蔵本町3丁目18-15)です。出願を受理されると受験票が送付されます。また、受験した本人は入学試験の個人成績の開示を請求でき、2027年度試験の受付期間は2027年5月6日〜5月31日と要項に定められています。不合格だった場合に自分の得点を確認し、次の準備に活かす手段として覚えておいてください。

入学後の姿|修業年限2年・単位認定は個人ごと

要項の「入学案内」によると、医学部保健学科は看護学専攻・放射線技術科学専攻・検査技術科学専攻の3専攻から成り、チーム医療・地域医療・国際的な医療支援に貢献できる人材の育成を目的としています。3年次編入学生の修業年限は2年で、2年以上在学し、入学時に認定された単位と併せて学科所定の単位を修得することが卒業の要件です。既修得単位の認定は一律ではなく、入学した個人の履修状況をもとに行われます。出身課程によって認定される単位数が変わり得るため、履修計画は入学後の認定結果を踏まえて組むことになります。

卒業時に得られる学位・資格は要項に明記されています。看護学専攻は学士(看護学)で、必要な授業科目を選択履修した場合に保健師国家試験受験資格を得られます。ただし保健師養成教育には受講者選抜制が導入されており(3年次編入は平成31年度入学者から)、希望者全員が履修できるとは限りません。放射線技術科学専攻と検査技術科学専攻は学士(保健学)です。学費は入学料282,000円、授業料が年額535,800円(半期267,900円)で、ほかに保険料・後援会費等の経費が約80,000円かかります(いずれも要項時点の金額。改定されれば改定金額が適用されます)。

実施状況|直近2年の合格者は2名

徳島大学は「入学試験実施状況(編入学試験)」として、学科・専攻別の募集人員・志願者数・合格者数・入学者数を公表しています。保健学科の3年次編入の直近2年分は次のとおりです(受験者数の列はありません)。

入学年度専攻募集人員志願者合格者
2025年度(令和7年度)看護学10名13名0名
放射線技術科学3名2名1名
検査技術科学3名1名1名
16名16名2名(入学者0名)
2026年度(令和8年度)看護学10名2名0名
放射線技術科学3名0名
検査技術科学3名0名
16名2名0名

この数字から読み取れることを、事実の範囲で整理します。まず、合格者0名の年・専攻があるため、倍率は算出していません(この試験の難易度を倍率で語ることはできません)。2025年度入学の看護学専攻は志願者13名に対して合格者0名でした。面接100点のみの試験であっても、大学が求める水準に達しなければ合格は出ない、という運用がはっきり表れています。一方で2026年度入学は学科全体で志願者が2名まで減り、放射線技術科学・検査技術科学は志願者がいませんでした。

つまりこの試験は、「枠が埋まる競争」ではなく「基準を超えられるかどうかの試験」です。募集人員16名という枠は毎年維持され、欠員が出れば追加合格や第2次募集も用意されていますが、基準に達しない受験者を枠まで埋めることはしていません。志願者が少ないからといって準備を軽くしてよい試験ではない、というのが公表データからの正確な読み方です。なお、この実施状況の表が後述の第2次募集の結果を含むかどうかは、資料に明記されていません。

第2次募集と追加合格

この試験には、8月の第1次募集のほかに2つの追加の入口があります。

1つ目は追加合格です。要項に「入学定員(募集人員)に欠員が生じた場合は、2026年10月5日(月)以降直接本人に通知(電話等)します」と規定されています。対象になるのは第1次募集に出願した受験者です。

2つ目は第2次募集です。第1次で定員に欠員が残った場合に、秋に出願を受け付けて12月に試験を行う追加の募集で、直近2年は続けて実施されています。2026年度入学の第2次募集は看護学専攻のみ10名で、出願期間2025年10月17日〜10月24日、試験日2025年12月2日、合格発表2025年12月23日。試験は個人面接(100点)のみで、検定料は30,000円でした。2025年度入学でも第2次募集が行われています(2024年11月に医学部サイトで告知)。

注意すべき点が2つあります。第一に、第2次募集でも英語外部試験のスコアが出願資格になることは第1次と同じです。秋に募集を知ってから英検やTOEICを受けても、証明書が出願に間に合わない可能性が高いため、第2次募集を視野に入れる方もスコアは先に確保しておく必要があります。第二に、第2次募集は毎年の実施が約束されたものではありません。2027年度分の実施は2026年8月18日時点で発表されていません。実施される場合は医学部サイトの入試ページで公表されるため、秋以降も定期的に確認してください。

対策の進め方(2028年度に向けて)

2027年度の出願は締め切られているため、ここからは2028年度(2028年4月入学)を目指す前提で、準備の順番を整理します。

最初にやること:英語スコアの確保。この試験の対策は英語から始まります。スコアが無ければ出願できず、要項の公表(例年、出願直前の春〜初夏)を待ってから動いたのでは間に合わないからです。3つの選択肢のうち、受験機会が多く結果も早いのはTOEIC L&R(500点以上)です。有効期限は「出願時点から遡って3年以内の受験」なので、早く取り過ぎて失効する心配はほぼありませんが、証明書の原本が必要な点だけ確認しておいてください。

次にやること:面接の準備。看護・放射線は配点の100%、検査でも3分の1が個人面接です。要項が予告しているとおり専門的知識について質問される可能性があるため、(1)いまの課程で学んだ専門科目の基礎を自分の言葉で説明できるようにすること、(2)なぜ国立大学の4年制課程に編入したいのか——資格取得後のキャリア、学びたい領域、大学院進学の希望など——を具体的に語れるようにすること、の2本立てで準備します。アドミッション・ポリシーに挙げられた評価観点(思考力・判断力、知識・教養、関心・意欲・態度、理解力・表現力など)に沿って想定問答を作ると、抜けがなくなります。

検査技術科学専攻の方はさらに:小論文の練習。出題範囲は「医学・医療全般に関すること」、試験時間は60分です。チーム医療、検査の精度管理、医療技術の進歩と検査技師の役割といった医療系の定番テーマについて、60分で構成を立てて書き切る練習を重ねてください。配点200点は面接の2倍で、この専攻の合否は実質的に小論文で決まります。

通年でやること:情報の定点確認。要項の公表時期は年度によって変わり得るため、春以降は医学部サイトの入試ページを定期的に確認してください。志願票などの出願用紙は郵送請求(角形2号の返信用封筒・270円分の切手)なので、要項が出たらすぐ請求するのが安全です。成績証明書・卒業(見込み)証明書など出身校に依頼する書類も、発行に時間がかかることを見込んで早めに動いてください。

英語スコアの目標設定から面接・小論文の準備まで、いつまでに何を終えるかを逆算した計画があると、要項公表後に慌てずに済みます。

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よくある質問

医療系ではない学部の大学生ですが、出願できますか。

出願できません。出願資格は専攻ごとに医療系の学歴が指定されており、大学編入で一般的な「大学に2年以上在学し62単位以上修得」という区分はこの試験にはありません。看護学専攻は大学または短期大学の看護関係学科の卒業(見込み)者か、専修学校専門課程の看護関係学科の修了(見込み)者で、いずれも保健師助産師看護師法第21条各号に該当すること(看護師国家試験の受験資格)が前提です。放射線技術科学専攻と検査技術科学専攻には大学卒業の区分自体がなく、短期大学または専修学校専門課程で対応する分野を修めた方に限られます。医療と関係のない学部・学科に在籍している方や卒業した方は、どの専攻にも出願できません。

英語の筆記試験はありますか。

ありません。英語の筆記試験は2025年度入学者選抜(令和7年度)から廃止され、代わりに英語外部試験の成績が出願資格になりました。2027年度の要項では、TOEIC(L&R)500点以上、TOEFL iBT総合スコア3.0以上(2026年1月20日以前に受験した場合は40点以上)、実用英語技能検定2級以上のいずれかを、出願時点から遡って3年以内に受験して満たしている必要があります。出願書類として、TOEICは公式認定証の原本またはデジタル公式認定証を印刷したもの、TOEFL iBTはスコアレポートの原本、英検は合格証明書の原本の提出が求められます。スコアがなければ出願そのものができないため、対策の順番としては英語スコアの確保が最初になります。

倍率はどのくらいですか。

倍率という形では出せません。徳島大学が公表している入学試験実施状況(編入学試験)によると、2025年度入学の3年次編入は、看護学専攻が志願13名・合格0名、放射線技術科学専攻が志願2名・合格1名、検査技術科学専攻が志願1名・合格1名で、学科合計は志願16名・合格2名・入学0名でした。2026年度入学は看護学専攻の志願2名・合格0名のみで、放射線技術科学専攻と検査技術科学専攻は志願者がいませんでした。合格者0名の年があるため倍率は算出していません。募集人員16名に対して志願者・合格者がともに少なく、水準に達しなければ合格を出さない選抜だと読むのが正確です。

2027年度(2027年4月入学)の試験は、これからでも出願できますか。

できません。2027年度の出願期間は2026年6月22日から6月29日で、すでに締め切られています。試験日は2026年8月27日、合格発表は2026年9月25日です。このあとの可能性としては、欠員が生じた場合の追加合格(2026年10月5日以降に本人へ電話等で通知。対象は出願済みの受験者)と、第2次募集が実施される場合の2つがあります。第2次募集は2025年度入学・2026年度入学と2年続けて実施された実績がありますが、2027年度分が実施されるかは2026年8月18日時点で発表されていません。これから準備を始める方は、2028年度(2028年4月入学)が現実的な目標になります。

第2次募集とはどのような試験ですか。

第1次募集で入学定員に欠員が生じた場合に、秋に出願を受け付けて12月に行われる追加の募集です。2026年度入学の第2次募集は看護学専攻のみ10名で、出願期間2025年10月17日〜10月24日、試験日2025年12月2日、合格発表2025年12月23日でした。試験は個人面接(100点)のみで、英語外部試験のスコアが出願資格になる点は第1次募集と同じです。2025年度入学でも第2次募集が行われています。毎年の実施が約束されたものではなく、実施する場合は医学部サイトの入試ページで公表されるため、秋以降もページを確認しておくと受験機会を広げられます。

社会人ですが受験できますか。

学歴と英語の要件を満たしていれば受験できます。出願資格に年齢や就業状況の制限はなく、各専攻の学歴要件は「卒業した者」「修了した者」を含むため、すでに医療系の短期大学や専門学校を卒業して働いている方も対象です。社会人向けの特別な選抜区分はなく、全員が同じ試験(面接、検査技術科学専攻は小論文と面接)を受けます。なお、英語外部試験の成績は出願時点から遡って3年以内に受験したものに限られるため、以前に取得したスコアが古い場合は受験し直す必要があります。

卒業するとどのような資格が得られますか。

要項の記載では、看護学専攻は学士(看護学)の学位が得られ、必要な授業科目を選択履修した場合に保健師国家試験受験資格を得られます。ただし保健師養成教育には受講者選抜制が導入されており、希望者全員が履修できるとは限りません。放射線技術科学専攻と検査技術科学専攻は学士(保健学)の学位が得られます。3年次編入学生の修業年限は2年で、2年以上在学し、入学時に認定された単位と併せて所定の単位を修得することが卒業の要件です。既修得単位の認定は入学後に個人ごとの履修状況をもとに行われます。要項に記載のない資格については、大学へ直接確認してください。

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監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。オンライン編入学院は、大学編入に特化した完全オンラインの予備校です。医療系の編入は、出願資格が国家試験の受験資格や在籍課程と結びついているため、「そもそも出願できるのか」を最初に確定させることが対策より前の関門になります。徳島大学のように英語外部試験のスコアが出願資格になっている大学では、要項の公表を待ってから動くと間に合わないことがあり、準備の順番の設計が合否に直結します。無料相談では、いまの在籍状況と取得予定の資格を整理したうえで、出願できる大学の候補と準備の進め方をご提案しています。

本記事は、徳島大学医学部が公表している「令和9年度保健学科3年次編入学学生募集要項」(医学部サイト掲載PDF)、「令和7年度(令和6年度実施)徳島大学医学部保健学科3年次編入学試験における変更について」(同)、「令和8年度徳島大学医学部保健学科3年次編入学(第2次)学生募集要項」(同・アーカイブ)、徳島大学受験生サイトの「入学試験実施状況」(令和7年度・令和8年度の編入学試験)にもとづいて作成しています(2026年8月18日時点)。志望校の検討にあたっては必ず徳島大学公式サイトで最新の情報をご確認ください。

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