お茶の水女子大学 生活科学部 編入の合格体験記|おもちさん・建築を学んだ人が生活文化の道へ進むまで
結論:社会学の1冊を3周し、書いた小論文を添削に出し続けた
建築を学ぶうちに、建物そのものの構造や設計より、その空間で暮らす人の生活や文化のほうへ関心が移っていった方です。日本と海外の住居文化の違いを調べるうちに、設計者になるのではなく人の暮らしを多角的に研究したいと考え、生活文化・ジェンダー・比較文化を扱うお茶の水女子大学 生活科学部を選びました。理系から文系への進路変更なので、面接でもそこを正面から聞かれています。
試験で問われるのは小論文と面接だけ。だから武器を増やすのではなく、社会学の入門書を1冊に絞って3周読み込み、引き出しを増やすことに時間を使いました。読んだ章から自分でテーマを立てて小論文を書き、コーチの添削を受ける。最初は時間も資料も制限せず、途中から資料なし・制限時間ありへ切り替えています。2025年4月開始で本番は10月、8〜9月は1日5時間まで上げました。
| 合格校 | お茶の水女子大学 生活科学部 人間生活学科生活文化学講座 |
|---|---|
| 前籍 | 国立大学(理系) |
| 前籍の学部・学科 | 工学部建築デザイン学科 |
| 入学年 | 2026年4月 入学 |
| 編入年次 | 3年次 |
| 受験年度 | 2026年度入学 |
この記事で分かること
- 建築から生活文化へ、進路を変えると決めるまでに調べたこと
- 出願した大学と結果、当日の受験者数
- 2025年4月から10月まで、月ごとに何をしていたか
- 社会学の入門書1冊を3周した使い方と、小論文の練習手順
- 試験当日の流れと、面接で聞かれた7つの質問
なぜ編入を目指したのか
私が編入を決意したのは、 編入前の学校の2年目・前期 のことでした。
国立大学(理系)で建築を学ぶ中で、建物そのものの構造や設計を追究するよりも、その空間の中で暮らす人々の生活や文化、価値観に強い関心を持つようになりました。日本と海外の住居文化の違いや、生活様式と社会との関わりについて学ぶ中で、建築設計の道ではなく、人々の暮らしを多角的に研究したいと考えるようになりました。そこで、生活文化やジェンダー、比較文化について専門的に学ぶことができるお茶の水女子大学への編入を志望しました。
志望校を選んだ決め手
お茶の水女子大学を志望した決め手は、日本最高峰の女子大学として多くの女性リーダーを輩出してきた実績に魅力を感じたことです。また、生活科学部では服飾や比較文化、保育など、人々の生活に関わる分野を幅広い視点から学ぶことができる点にも強く惹かれました。多様な学びを通して、人々の暮らしや社会について理解を深めたいと考えています。
編入を周りに伝えた時の反応
伝えた相手: 家族 / 伝えた時期: 試験の半年〜1年前
編入を考えていることを両親に伝える前に、自分の考えをしっかり説明できるよう準備を行いました。実際にお茶の水女子大学の入試課を訪れ、過去問題を閲覧したり、編入制度や学べる内容について詳しく調べたりする中で、本当に自分が進みたい道であることを確認しました。その上で両親に編入の意思を伝えたところ、二人とも最初は驚いている様子でした。これまで建築を学んできたため、進路を大きく変更する決断に戸惑いもあったのだと思います。しかし、私が編入を志望する理由や将来の目標について説明すると、「自分でよく考えて決めた道なら応援する」と背中を押してくれました。両親の言葉は大きな励みとなり、編入への決意をより一層強くするきっかけとなりました。
受験した大学とその結果
この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。
| 結果 | 大学・学部 | 編入年次 | 試験区分 | 受験者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 合格(入学) | お茶の水女子大学 生活科学部 人間生活学科生活文化学講座 | 3年次 | 一般編入 | 1 | 1.0倍 |
受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。
合格までの学習計画
私が編入試験対策を始めたのは 2025年4月 、本番の試験は 2025年10月 でした。
時期別の1日の学習時間
平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。
平日
休日
1日あたりの学習時間の推移
月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。
月ごとの学習の中身
- 2025年4月
主な科目: 社会学 / 気持ちの状態 4/5
社会学の基礎を1周読む
- 2025年5月
主な科目: 社会学 / 気持ちの状態 4/5
社会学の基礎の中から興味のある章を自分なりにまとめる
- 2025年6月
主な科目: 社会学 / 気持ちの状態 2/5
社会学の基礎を読み込み、自分でテーマを決めて小論文を書く
- 2025年7月
主な科目: 志望理由書, 社会学 / 気持ちの状態 3/5
社会学の基礎をもとに、先生に出していただいたテーマをもとに論文を書く。志望理由書に書きたい内容を考え始める
- 2025年8月
主な科目: 志望理由書, 社会学 / 気持ちの状態 3/5
社会学の基礎をもとに、先生に出していただいたテーマをもとに論文を書く。志望理由書をまとめ、推敲する
- 2025年9月
主な科目: 社会学 / 気持ちの状態 4/5
社会学の基礎をもとに、先生に出していただいたテーマをもとに論文を書く
- 2025年10月
主な科目: 面接/口頭試問 / 気持ちの状態 4/5
コーチとともに、面接練習を2週に1回行う
勉強場所と環境
学習場所については、平日は主に大学の図書館を利用して勉強していた。静かで集中しやすい環境であるため、授業の復習や小論文対策、英語学習などに取り組んだ。休日は気分転換や学習内容に応じて場所を変え、近所の市営図書館や実家近くの図書館を利用したほか、マクドナルドやミスタードーナツ、スターバックスなどのカフェやファストフード店でも勉強を行った。また、自宅でも学習時間を確保し、その日の予定や学習内容に合わせて最も集中しやすい環境を選択していた。複数の学習場所を使い分けることで、モチベーションを維持しながら継続的に勉強に取り組むことができた。
スランプとメンタル回復
編入試験の準備期間中には、精神的に落ち込んだ時期もあった。特に、TOEICを一度しか申し込んでいなかったため、複数回受験した中で最も高いスコアを提出するという計画が実現できないと分かったときは、大きな不安を感じた。受験機会が限られてしまったことで、自分の英語力を十分に示せないのではないかという焦りも生まれた。また、小論文対策や志望理由書の作成、社会問題や文化に関する知識の習得などは、数学の問題演習のように成果が目に見えやすいものではなく、自分の力が本当に伸びているのか実感しにくかった。そのため、努力が結果につながっているのか分からなくなり、自信を失いそうになることもあった。しかし、そのような時期でも添削結果や学習記録を振り返り、自分の成長を確認しながら学習を継続することで、前向きな気持ちを取り戻すよう努めた。
科目ごとの対策と使った教材
科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。
社会学
2025年4月 〜 2025年10月
社会学の基礎 3周
選んだ基準: 幅広い分野がのっていて、様々なテーマに応用できる知識を身につけることができる
一つの分野を極めるのではなく、自分の頭の中の引き出しを増やすイメージで3周ほど読み込み、自分の頭に入るように要点をまとめた
過去問対策(入手・分析・周回)
過去問対策として、まず実際に受験を希望するお茶の水女子大学の入試課を訪れ、過去問題を閲覧しました。その後、実際の出題テーマに沿って小論文を書き、オンライン編入学院のコーチに添削を依頼しました。また、過去問だけでなく類似したテーマの問題も作成してもらい、幅広い題材に対応できるよう練習を重ねました。学習の初期段階では、時間制限を設けず、必要に応じて資料や統計データを調べながら小論文を作成し、論理的な文章構成や根拠の示し方を身につけることを重視しました。その後は徐々に条件を厳しくし、資料を使わずに自分の知識だけで考え、制限時間内に書き上げる練習へと移行しました。段階的に訓練を重ねることで、小論文に必要な知識の整理力や論述力を高めることができました。
振り返ってみて、これもやっておけばよかった
今振り返ると、TOEICを受験する回数をもっと増やし、早い段階から継続的に英語学習に取り組んでおけばよかったと感じています。編入試験では英語力が重要となるため、より高いスコアを取得できていれば、自信を持って試験に臨むことができたと思います。また、TOEICは一度の受験で大きく点数が伸びるとは限らず、複数回受験することで試験形式に慣れ、自分の課題を把握しながら効率的に学習を進めることができます。そのため、もっと計画的に受験機会を設け、継続的にスコア向上を目指して取り組むべきだったと感じています。
AIの活用方法
AIの活用例としては、ChatGPTを学習支援ツールとして利用した。参考書の内容を要約して学習の理解を深めたり、分からない用語や概念について解説を求めたりすることで、効率的に知識を整理した。また、小論文や志望理由書の作成においては、文章の添削や構成のアドバイスを受けることで、論理性や表現力の向上に役立てた。AIを活用することで、自学自習を補完しながら学習を進めることができた。
英語のスコアをどう上げたか
受験で利用した英語試験は TOEIC L&R です。以下、それぞれのスコア推移です。
TOEIC L&Rのスコア
| 2024年6月 | 600 提出 |
|---|
試験当日はどうだったか
当日の時間の流れと、会場で感じたことです。
お茶の水女子大学 生活科学部 人間生活学科生活文化学講座
| 当日の受験者数 | 1名 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 9:00受付開始 9:30 事前説明 10:00〜11:30 筆記試験 |
| 当日の気づき | ・腕時計必須 ・最初に書く内容を固めて、筋道をしっかりと立ててから本文を書き始める |
おもちさんがお茶の水女子大学の試験で実際に解いた問題
筆記で何がどう出たか(科目ごと)
何がどう出たかが分かっているかどうかで、対策の効率はまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
受験にかかった費用
編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ① 教材・書籍代 | ¥30,000 |
| ② 対策指導費 | ¥300,000 |
| ③ 試験関連費 | ¥24,000 |
| ④ 出願関連費 | ¥30,000 |
| ⑤ 当日関連費 | ¥40,000 |
| 合計 | ¥424,000 |
編入したあとの生活
差分: −16単位 (認定率 81% )
単位はどれくらい認定されたか
認定された 70単位(81%)認定されなかった 16単位(19%)
編入前に取得した86単位のうち、編入先に引き継がれたのは70単位です。残りの16単位は認定されず、編入先の卒業要件には算入されません(同じ数だけ取り直すという意味ではありません)。
おもちさんが編入したあとに分かったこと
単位認定でもっとこうしておけばよかったこと
編入を決める前に不安だったこと、入学後の実際
編入後の就職活動の状況
編入学後に気づいた貴重な情報
単位認定でどこを詰めておくべきだったか、入学前の不安が実際どうだったか、就職活動はどう動いているか。入ってからでは取り返しがつかない話です。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。編入は入って終わりではありません。入学後の単位と時間割は、出願先を決める段階で効いてきます。
編入前の自分へ
これから編入を目指す後輩には、できるだけ早い段階から情報収集を始めることを勧めたい。編入試験は大学ごとに出願資格や試験内容が大きく異なるため、志望校の募集要項や過去問を早めに確認することが重要である。また、英語試験やTOEICのスコアが必要な場合は、余裕を持って複数回受験しておくことをおすすめしたい。さらに、小論文や面接対策は短期間で身につくものではないため、添削を受けながら継続的に取り組むことが大切である。編入準備は不安になることも多いが、自分の志望理由や将来の目標を明確にし、一歩ずつ努力を積み重ねていけば必ず力になる。焦らず計画的に取り組み、自分の可能性を信じて挑戦してほしい。
— おもちさん(お茶の水女子大学 生活科学部)
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026-08-08
この合格者が使った参考書
本文に出てきた教材のうち、編入総研にレビューがあるものです。各カードをタップすると、中身・使いどころ・つまずきやすい箇所をまとめた記事に移動します。

