大阪電気通信大学医療健康科学部の編入|募集は健康情報学部へ
大阪電気通信大学に「医療健康科学部」はもうありません。大学の沿革には、2025年4月の項に「医療健康科学部を改組し、健康情報学部 健康情報学科 医療工学専攻/理学療法学専攻/スポーツ科学専攻を設置」と記載されています。改組を知らせた2024年5月1日付の学長名のお知らせでも、医療科学科・理学療法学科・健康スポーツ科学科の2025年度以降の学生募集を停止したことが明記されています。この学部名で編入先を探している方の行き先は、いまは健康情報学部 健康情報学科です。
そのうえで、準備を始める前に知っておくべき事実が1つあります。2027年度(2027年4月入学)に編入学試験を実施するのは、健康情報学科のうち「医療工学専攻」と「スポーツ科学専攻」の2つだけです。理学療法学専攻は実施しません。大学が公表している「2027年度 編入学試験実施状況」の表に理学療法学専攻の行は無く、表の下に「上表にない学科/専攻・年次については2027年度編入学試験を実施いたしません」と書かれています。前年度(2026年度)の同じ表でも、理学療法学科は「編入学試験制度を設けていません」の区分でした。理学療法士を目指してこの大学へ編入する道は、いまのところありません。
日程はすでに動き出しています。Ⅰ期の出願は2026年10月7日(水)〜10月14日(水)必着、試験日は2026年11月7日(土)です。さらに、出願資格の審査が必要な方はこれより約2週間早い2026年9月28日(月)〜10月2日(金)必着の別枠で書類を出す必要があります。この記事では、大学公式の編入学試験ページ・2027年度入学試験要項(編入学試験)・2027年度編入学試験実施状況・沿革・教育情報の公表にもとづいて、いま出願できる専攻と、その中身、そして医療系でいちばん気になる国家資格の扱いを整理します。
この記事で分かること
- 医療健康科学部は2025年4月に健康情報学部へ改組され、旧3学科は2025年度以降の学生募集を停止したこと
- 2027年度に編入できるのは医療工学専攻とスポーツ科学専攻の2つだけで、理学療法学専攻は実施しないこと
- Ⅰ期の出願が2026年10月14日必着、出願資格の審査が要る方は10月2日必着と、締切が2つあること
- 臨床工学技士を養成する学科・専攻以外から医療工学専攻へ編入して臨床工学技士を目指す場合、要項に「編入学後少なくとも3年を要します」と明記されていること
- 保健体育の教員免許を希望する場合、要項に「卒業後に科目履修が必要となることがあります」と注記があること
- 試験は口頭試問のみで、他の学部・学科・専攻との併願はできないこと
医療健康科学部はどこへ行ったのか
この学部は、名前を2度変えたうえで、2025年に学部ごと作り直されています。大学の沿革をたどると次のようになります。
- 2001年4月 工学部第1部に医療福祉工学科を設置
- 2020年4月 医療福祉工学部を医療健康科学部に学部名称変更/医療福祉工学科を医療科学科に学科名称変更
- 2025年4月 医療健康科学部を改組し、健康情報学部 健康情報学科(医療工学専攻/理学療法学専攻/スポーツ科学専攻)を設置
2024年5月1日付のお知らせによれば、新学部を設けた理由は「近年は生成AIが発達し、様々な分野でDX化が求められており、医療・健康分野においても少子高齢化や労働人口の減少による医療従事者の不足が見込まれています」というものです。新学部では「本学が得意とする情報教育を学部横断的に取り入れ、専門知識に加えてICTも活用できる人材の育成を目指します」と説明されています。旧学部の在学生については「全ての在学生が卒業するまで、現在の教育・指導体制を維持しながら、教育責任をしっかりと果たしてまいります」とされています。
旧学科と新専攻の対応は、名称と設置の経緯から次のように読み取れます。分野の対応関係であって、カリキュラムが同一という意味ではない点にご注意ください。
| 旧・医療健康科学部の学科 | いまの受け皿 | 2027年度の編入 |
|---|---|---|
| 医療科学科 | 健康情報学部 健康情報学科 医療工学専攻 | 実施する(3年次) |
| 理学療法学科 | 健康情報学部 健康情報学科 理学療法学専攻 | 実施しない |
| 健康スポーツ科学科 | 健康情報学部 健康情報学科 スポーツ科学専攻 | 実施する(3年次) |
2027年度に編入できる専攻
大学は「編入学試験実施状況」という1枚の表を毎年出しています。2027年度の表に載っているのは次の3つだけです。
| 学部 | 学科/専攻 | 編入年次 |
|---|---|---|
| 健康情報学部 | 健康情報学科 医療工学専攻 | 3年次 |
| 健康情報学科 スポーツ科学専攻 | 3年次 | |
| 総合情報学部 | デジタルゲーム学科 | 3年次 |
表の下には「上表にない学科/専攻・年次については2027年度編入学試験を実施いたしません」と書かれています。つまり理学療法学専攻はもちろん、工学部・情報通信工学部・建築デザイン学部・情報学科にも2027年度の編入の道はありません。編入年次はすべて3年次で、2年次編入・4年次編入の区分はありません。
理学療法について、確認できたことと、確認できていないことを分けて書きます。前年度(2026年度)の実施状況の表は、○=実施する/×=制度はあるが今年度は実施しない/網かけ=編入学試験制度を設けていない、という3段階の凡例でした。この表で、旧・理学療法学科は2年次・3年次・4年次のすべてが網かけ、つまり「制度そのものが無い」区分でした。一方、医療科学科と健康スポーツ科学科は3年次が○で実施されていました。収容定員の表を見ても、理学療法学科の「3年次編入学定員」は2023年度から2026年度まですべて「―」です。確認できた2026年度・2027年度の2年度について、理学療法に編入の受け入れは無い——ここまでが公表資料から言えることです。
2028年度以降がどうなるかは、大学は何も公表していません。この記事も「今後もずっと無い」とは書きません。実施状況の表は毎年差し替えられており、2026年度版は2025年6月4日、2027年度版は2026年5月25日の作成です。次年度の表が出るのは例年5月下旬〜6月上旬と見ておくとよいでしょう。大阪電気通信大学で理学療法を考えている方は、この時期に大学の編入学試験ページ(https://www.osakac.ac.jp/examinee/admission/transfer/)の「編入学試験実施状況」を開いて、理学療法学専攻の行が増えていないかだけ確認してください。1年がかりで準備を始める前に、まずこの1枚を見るのが確実です。当面この分野で編入を目指すのであれば、理学療法学科の編入を実施している他大学を並行して探すことになります。
なお、総合情報学部のデジタルゲーム学科には、2027年度の表に注記が付いています。「2025年度に募集していたデジタルゲーム学科への編入となります。2026年度に開設したデジタルゲーム学科(デジタルゲーム専攻,ゲーム&メディア専攻,ゲーム・社会デザイン専攻)への編入ではありません」。編入で入るのは、いま在学生がいる旧課程のほうです。
要項の要点
2027年度入学試験要項(編入学試験)から、出願に必要な数字だけを抜き出します。一般編入学試験と社会人編入学試験は、日程・試験内容・検定料が共通で、違うのは出願資格と提出書類です。
| 項目 | Ⅰ期 | Ⅱ期 |
|---|---|---|
| 試験日 | 2026年11月7日(土) | 2027年2月20日(土) |
| 出願期間 | 2026年10月7日(水)〜10月14日(水)必着 | 2027年1月13日(水)〜1月20日(水)必着 |
| 出願資格の審査を要する方 | 2026年9月28日(月)〜10月2日(金)必着 | 2027年1月6日(水)〜1月12日(火)必着 |
| 合否発表 | 2026年11月28日(土) | 2027年2月27日(土) |
| 入学手続の期限 | 2027年1月13日(水) | 2027年3月9日(火) |
| 募集人数 | 各学科/専攻 若干名(一般編入・社会人編入それぞれ) | |
| 編入年次 | 3年次 | |
| 試験内容 | 口頭試問(Ⅰ期13:00〜/Ⅱ期14:00〜) | |
| 選考方法 | 「口頭試問」または「面接」および「書類審査」による総合評価 | |
| 試験会場 | 大阪電気通信大学 寝屋川キャンパス(四條畷キャンパスでの試験はありません) | |
| 入学検定料 | 35,000円(銀行振込。出願期間内に納入) | |
| 学内併願 | できない(1出願につき第1志望の学科/専攻のみ) | |
表の中でいちばん見落としやすいのが、締切が2つあることです。出願資格の審査が必要な方(要項の「文部科学大臣の定めるところにより、前各号と同等以上の学力があると認められる方」に当たる方)は、通常の出願期間ではなく、その前の審査用の期間に書類を出します。Ⅰ期なら10月2日必着で、通常の締切の12日前です。審査の後、出願資格が認められない場合は入学検定料と出願書類が返還される、と要項に書かれています。
もう1つ、会場が寝屋川キャンパスである点にご注意ください。要項の巻末に「※四條畷キャンパスでの試験はありません。ご注意ください。」とわざわざ注記されています。大学の交通アクセスのページで寝屋川キャンパスに置かれている学部として挙げられているのは工学部・情報通信工学部・建築デザイン学部の3つで、健康情報学部は含まれていません。受験する場所と、入学後に通う場所は別という前提で確認してください。四條畷キャンパスには理学療法の実習用ベッドを備えた教室や全天候型の陸上競技場など、この分野の実習施設があると大学は紹介しています。
試験は口頭試問だけ。何が問われるか
2027年度の要項で、編入学試験の試験内容として挙げられているのは「口頭試問」1つだけです。英語の筆記も、小論文も、専門科目の筆記もありません。要項の説明は「口頭試問:面接および基礎学力と専門知識について問います」の一文です。
ここは対策の組み立て方が筆記型の大学と大きく変わるところです。点数を積む場が当日の口頭試問と提出書類しかないため、次の2つが準備の中心になります。
- 志望する専攻の基礎を、口に出して説明できる状態にしておく。医療工学専攻なら医用工学・臨床工学の基礎、スポーツ科学専攻なら健康科学・運動生理の基礎です。書けるだけでは足りず、質問に対してその場で言葉を組み立てられるところまで練習しておく必要があります。
- 書類審査に回る書類を軽く見ない。選考は「口頭試問」または「面接」および「書類審査」による総合評価と要項に明記されています。一般編入では志望理由書〔様式1〕を自筆で書きます(消せるボールペンは使用不可)。社会人編入では志望理由書ではなく履歴書〔様式4〕と就業経験を証明する書類が必要です。
1つだけ、試験の中身が変わる条件があります。医療工学専攻に志願する方で「臨床工学技士」の国家資格をすでに持っている方は、「口頭試問」が免除され「面接」になります。一般編入・社会人編入のどちらでも同じ扱いです。この場合は「国家資格の取得を証明する書類」として合格証明書等のコピーを提出します。
なお、著作権の観点から、過去問の設問そのものは記載していません。
国家資格は編入学生でも取れるのか
医療系でいちばん確かめたいのはここだと思います。大学が公表している範囲では、取れます。ただし「何年かかるか」に条件が付きます。要項の募集表には、脚注として次の2つが置かれています。
| 専攻 | 要項の脚注(そのまま) |
|---|---|
| 医療工学専攻 | 臨床工学技士を養成する学科/専攻以外から医療工学専攻へ編入し、臨床工学技士を目指す場合は、編入学後少なくとも3年を要します。 |
| スポーツ科学専攻 | 保健体育の教員免許取得を希望する場合、卒業後に科目履修が必要となることがあります。 |
この2行の意味を、進路の判断に使える形にほどきます。
医療工学専攻を臨床工学技士のために志望する場合。3年次編入は通常2年で卒業する制度ですが、臨床工学技士の養成課程に含まれる科目と実習を積み上げるには、出身が臨床工学技士の養成校でなければ2年では足りないと大学自身が書いています。つまり、臨床工学技士の受験資格まで取るなら編入後3年以上、学費と在学期間を3年分で見積もる必要があります。逆に、すでに臨床工学技士の養成課程を出ている方(この場合は口頭試問も免除されます)は、この脚注に当たりません。自分がどちらに当たるかで、必要な年数と費用がまるごと変わります。
あわせて、医療工学専攻の学科ページには「取得できる資格(所定科目の単位修得が必要)」として臨床工学技士(国家試験受験資格)、高等学校教諭一種免許状(数学/工業)、中学校教諭一種免許状(数学)が挙げられ、そこに「『臨床工学技士養成課程』と『教職課程』とを併修することは難しい場合があります」という注記が付いています。両方を狙う計画は、入学前に成立するか確認しておいたほうが安全です。
スポーツ科学専攻を教員免許のために志望する場合。学科ページでは「取得できる資格(所定科目の単位修得が必要)」として高等学校教諭一種免許状(保健体育)・中学校教諭一種免許状(保健体育)・スポーツ・レクリエーション指導者が挙げられています。ただし要項の脚注のとおり、編入学生が保健体育の免許を希望する場合は、卒業後にさらに科目履修が必要になることがあります。「卒業と同時に免許が出る」前提で計画を立てないでください。このほか、受験資格を取得できる資格として健康運動実践指導者、JSPO公認スポーツコーチングリーダー、JATI認定トレーニング指導者、ジュニアスポーツ指導員、キャンプインストラクターが挙げられています。
理学療法士について。理学療法学専攻では理学療法士(国家試験受験資格)が取得できる資格として挙げられていますが、前述のとおり2026年度・2027年度のいずれも、この専攻には編入の受け入れがありません。少なくとも2027年4月入学については、編入という入り口からこの資格を目指すことはできません。
そして、確認できなかったことも書いておきます。診療放射線技師については、健康情報学部の3専攻いずれの学科ページにも、また大学の沿革にも記載がありません。この大学の編入で診療放射線技師を目指せるという記述は、大学の公表資料からは確認できませんでした。
最後に、資格に関する判断はこの記事で完結させないでください。「自分の出身学科の単位で、どの科目が認定され、結果として何年で受験資格に届くか」は個別審査です。要項の「既修得単位の認定について」には「入学前に修得した単位については、入学学部・学科/専攻が定める科目名および単位により認定されます」とだけ書かれており、認定の上限単位数は公表されていません。出願前に、成績証明書を手元に用意したうえで大阪電気通信大学 入学センター(要項巻末記載:TEL 072-813-7374)へ直接確認することを強くおすすめします。
編入学の規模と、倍率について
編入学試験の志願者数・受験者数・合格者数を、大学は公表していません。大学の「入試結果」ページに掲載されているのは2026年度のAO入学試験・推薦入学試験・一般入学試験の結果だけで、編入学試験の項目はありません。2027年度の「入試速報(出願状況/入試結果)」のページにも編入学試験の行はありません。したがって、この記事では倍率を出しません。
ただし、規模の見当をつけられる数字は公表されています。「教育情報の公表」に、各年度5月1日現在の編入学者数が載っています。
| 学部 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 | 2026 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 医療健康科学部 | 6 | 2 | 1 | ― | 1 | 1 |
| 総合情報学部 | 4 | 3 | 1 | 1 | 2 | 0 |
| 大学 合計 | 10 | 5 | 2 | 1 | 3 | 1 |
棒グラフは旧・医療健康科学部に実際に編入学した人数(各年度5月1日現在)です。これは合格者数でも受験者数でもなく、入学した人の数です。この分野の編入で毎年入っているのは0〜1人という規模だと分かります。2021年度の6人が例外的に多く、以降は1人前後で推移しています。
もう1つ、大学は収容定員の表に「3年次編入学定員」という欄を持っています。医療科学科・健康スポーツ科学科はいずれも2023年度が5名、2024年度以降は1名です。理学療法学科はすべての年度で「―」で、編入学定員がそもそも置かれていません。ここでも、理学療法に編入の枠が無いことが裏づけられます。なお健康情報学科の3年次編入学定員は、この表が対象としている2023〜2026年度の範囲ではまだ「―」です。2027年度から3年次編入の受け入れが始まる形になります。
要項の募集人数は「各学科/専攻 若干名」であり、上の定員1名という数字とは性格が違います(定員は収容定員上の枠、募集人数は要項上の表現)。いずれにしても、1〜2人の増減で合否の景色が変わる規模です。倍率という指標で難易度を測ろうとするより、口頭試問で確実に評価されることに準備を集中させるほうが現実的です。
出願の実務でつまずきやすいところ
要項を読まないと分からない、かつ知らないと出願できないものを挙げます。
- 出願は郵送のみ。郵便局の窓口から「簡易書留・速達」で、出願期間内必着です。投函日ではなく到着日で判定されます。宛先は入学センター(〒572-8530 大阪府寝屋川市初町18-8)。
- 封筒は任意の角2封筒に一括同封し、表に「出願書類在中」と朱書きすると指定されています。
- 検定料35,000円は銀行振込。振込依頼人名の欄に、試験種別ごとの6桁の整理番号+氏名(カタカナ)を空けずに入力します。一般編入はⅠ期231100/Ⅱ期231400、社会人編入はⅠ期273100/Ⅱ期273400です。入金確認ができない場合は出願が受理されません。
- 学内併願は認められません。「1出願につき志望学科は第1志望学科/専攻のみとし、他の学部・学科/専攻との併願を認めません」と要項にあります。医療工学専攻とスポーツ科学専攻を同時に受けることもできません。ただしⅠ期とⅡ期の2回の機会があり、Ⅰ期の合否発表(2026年11月28日)を見てからⅡ期に出願することは可能です。
- 62単位の条件がかかるのは1区分だけ。一般編入の出願資格は7区分あり、いずれか1つを満たせば出願できます。「62単位以上」が要るのは「大学において2年以上在学し、62単位以上修得した方または2027年3月修得見込みの方」の区分だけで、短期大学・高等専門学校・専修学校専門課程・高校専攻科の修了(見込)や大学卒業の区分にはこの条件はかかりません。なおここでいう単位は「教職課程等の修得単位を除く卒業要件単位」と定義されています。
- 62単位に届いていない方は追加書類が要ります。「単位修得見込証明書」または「履修証明書」など、単位修得見込みが証明できるものを提出します。
- 大学在学中で「卒業・修了見込証明書」が出ない方は「在学期間証明書」。要項は記載内容まで指定しており、①入学年月日の記載がある、②現在在籍していることが分かる、③①〜②の期間が1年を超えており3月で2年になることが分かる、の3点が必要です。発行元に依頼する際は、この3点をそのまま伝えてください。
- 社会人編入は「入学時において2年以上の就業経験」が前提。そのうえで一般編入と同じ7区分のいずれかに該当する必要があります。就業経験を証明する書類の提出も必須です。
- 受験上の配慮が必要な方は出願1か月前まで。病気・負傷や身体の機能に障害のある方は、出願1か月前までに入学センターへ相談するよう要項に書かれています。Ⅰ期を受けるなら9月上旬が目安です。
- 二重在籍はできません。「本学が認めた場合を除いて、他の大学(短期大学を含む)に在籍することはできません」と要項にあります。
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。改組の前後で科目が変わっている場合もあります。
ボタンを押すと予約ページが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
ここからの進め方
- いま(8月中)
まず「何年で卒業できるか」を大学に確認する。医療工学専攻で臨床工学技士を目指すなら、編入後3年かかる条件に自分が当たるかどうかが、進路そのものを左右します。ここが決まらないと、費用も時間も見積もれません。
- 成績証明書を取り寄せ、入学センター(072-813-7374)へ既修得単位の認定の見込みを相談する
- 一般編入の7区分のうち自分がどれで出願するかを確定させる(62単位が要る区分かどうか)
- 「同等以上の学力があると認められる方」で出願する可能性があるなら、10月2日必着の審査枠を前提に逆算する
- 受験上の配慮が必要な方は9月上旬までに入学センターへ相談する
- 9月
書類をそろえ、口頭試問の準備を始める。証明書の発行には時間がかかります。学業成績証明書は修得単位数が明記され厳封されているものが必要です。
- 学業成績証明書・卒業(見込)証明書を発行依頼する(在学中で見込証明が出ない場合は在学期間証明書の3条件を伝える)
- 臨床工学技士など国家資格を持っている方は合格証明書等のコピーを用意する
- 志望理由書〔様式1〕を自筆で書き始める(社会人編入は履歴書〔様式4〕と就業経験の証明書類)
- 志望専攻の基礎用語を、声に出して説明する練習を始める
- 10月上旬
出願する。Ⅰ期は10月7日(水)から10月14日(水)必着。検定料の振込も出願期間内に済ませます。整理番号の入力ミスは受理されない原因になります。
- 角2封筒に一括同封し、「出願書類在中」と朱書きして簡易書留・速達で郵送
- 受験票は試験2日前を目安に速達で届く。届いたらUCARO の会員登録と出願連携を行う
- 11月7日(土)
試験当日。会場は寝屋川キャンパス。口頭試問はⅠ期13:00開始です。試験開始30分前から40分前までに指定された控室へ入室し、30分以上の遅刻は受験できません。自家用車での来場は不可で、公共交通機関を使うよう指定されています。
- 11月28日以降
合否と、Ⅱ期の判断。合否は10:00以降にUCAROで発表されます。Ⅰ期が不合格でも、Ⅱ期(出願2027年1月13日〜1月20日必着、試験2月20日)に出願できます。Ⅰ期合格の場合、入学手続の期限は2027年1月13日です。
よくある質問
大阪電気通信大学の医療健康科学部に編入できますか。
できません。大学の沿革によれば、医療健康科学部は2025年4月に改組され、健康情報学部 健康情報学科(医療工学専攻/理学療法学専攻/スポーツ科学専攻)が設置されました。2024年5月1日付の学長名のお知らせでも、医療科学科・理学療法学科・健康スポーツ科学科の2025年度以降の学生募集を停止したことが公表されています。2027年度の編入学試験実施状況の表にも医療健康科学部という学部名はありません。編入でこの分野へ進む場合、行き先は健康情報学部 健康情報学科になります。なお医療健康科学部は2020年4月に医療福祉工学部から名称変更した学部で、医療科学科の前身は医療福祉工学科です。
理学療法学専攻には編入できますか。
できません。大学が公表している「2027年度 編入学試験実施状況」の表に理学療法学専攻の行は無く、表の下に「上表にない学科/専攻・年次については2027年度編入学試験を実施いたしません」と明記されています。さらに前年度(2026年度)の実施状況の表では、○=実施する/×=制度はあるが今年度は実施しない/網かけ=編入学試験制度を設けていない、という3段階の凡例のうち、旧・理学療法学科は2年次・3年次・4年次のすべてが網かけでした。収容定員の表でも理学療法学科の「3年次編入学定員」は2023年度から2026年度まですべて「―」です。ここまでが公表資料から確認できることで、2028年度以降がどうなるかは大学は何も公表していません。実施状況の表は毎年差し替えられ、2026年度版は2025年6月4日、2027年度版は2026年5月25日の作成でしたので、次年度分が出るのは例年5月下旬〜6月上旬と見ておくとよいでしょう。この時期に大学の編入学試験ページで実施状況の表を開き、理学療法学専攻の行が増えていないかを確認してください。当面この分野で編入を目指すなら、理学療法学科の編入を実施している他大学を並行して探すことになります。
編入学生でも臨床工学技士の国家試験受験資格は取れますか。
大学が公表している範囲では取れますが、年数に条件が付きます。2027年度の要項の募集表には脚注として「臨床工学技士を養成する学科/専攻以外から医療工学専攻へ編入し、臨床工学技士を目指す場合は、編入学後少なくとも3年を要します」と明記されています。3年次編入は通常2年で卒業する制度ですので、臨床工学技士の養成課程を出ていない方は、在学期間と学費を3年分で見積もる必要があります。すでに臨床工学技士の養成課程を修了している方はこの脚注に当たりません。また医療工学専攻の学科ページには「『臨床工学技士養成課程』と『教職課程』とを併修することは難しい場合があります」という注記もあります。何年で受験資格に届くかは既修得単位の認定次第の個別判断になるため、出願前に成績証明書を用意して入学センターへ確認してください。
スポーツ科学専攻で保健体育の教員免許は取れますか。
取得できる資格として、高等学校教諭一種免許状(保健体育)と中学校教諭一種免許状(保健体育)が学科ページに挙げられています。ただし所定科目の単位修得が必要で、さらに2027年度の要項の募集表には「保健体育の教員免許取得を希望する場合、卒業後に科目履修が必要となることがあります」という脚注が付いています。編入学生が卒業と同時に免許を受け取れるとは限らない、という意味です。免許取得を主目的に編入するのであれば、自分の既修得単位でどこまで充当できるか、卒業後の科目履修がどの程度必要になるかを、出願前に大学へ確認しておくことをおすすめします。このほか受験資格を取得できる資格として、健康運動実践指導者、JSPO公認スポーツコーチングリーダー、JATI認定トレーニング指導者、ジュニアスポーツ指導員、キャンプインストラクターが挙げられています。
試験科目は何ですか。英語や小論文はありますか。
2027年度の要項で試験内容として挙げられているのは「口頭試問」1つだけです。英語の筆記も小論文も専門科目の筆記もありません。要項の説明は「口頭試問:面接および基礎学力と専門知識について問います」で、試験時間はⅠ期が13:00開始、Ⅱ期が14:00開始です。選考は「口頭試問」または「面接」および「書類審査」による総合評価と定められており、提出書類も評価対象に入ります。英語の外部スコア提出を求める記載や、スコアによる免除・加点の制度は要項にありません。なお医療工学専攻に志願する方で「臨床工学技士」の国家資格を持っている方は、口頭試問が免除され「面接」になります。
出願の締切はいつですか。締切が2つあると聞きました。
そのとおりです。Ⅰ期の通常の出願期間は2026年10月7日(水)〜10月14日(水)必着ですが、出願資格の審査を要する方の出願期間は2026年9月28日(月)〜10月2日(金)必着で、12日早く締め切られます。Ⅱ期は通常が2027年1月13日(水)〜1月20日(水)必着、審査を要する方が2027年1月6日(水)〜1月12日(火)必着です。審査が必要になるのは、一般編入・社会人編入の出願資格のうち「文部科学大臣の定めるところにより、前各号と同等以上の学力があると認められる方」で出願する場合です。審査の後、出願資格が認められない場合は入学検定料と出願書類が返還されると要項にあります。出願はいずれも郵便局の窓口から簡易書留・速達で、投函日ではなく到着日で判定されます。
倍率はどれくらいですか。
倍率は出せません。大学は編入学試験の志願者数・受験者数・合格者数を公表していないためです。「入試結果」のページに載っているのは2026年度のAO入学試験・推薦入学試験・一般入学試験の結果だけで、編入学試験の項目はありません。2027年度の「入試速報(出願状況/入試結果)」にも編入学試験の行はありません。代わりに規模を示す数字として、「教育情報の公表」に各年度5月1日現在の編入学者数が掲載されています。旧・医療健康科学部は2021年度6人、2022年度2人、2023年度1人、2024年度は「―」、2025年度1人、2026年度1人です。大学全体でも2026年度は1人でした。1〜2人の増減で景色が変わる規模ですので、数値で難易度を測るより口頭試問と提出書類の完成度に準備を集中させるほうが現実的です。
医療工学専攻とスポーツ科学専攻を両方受けられますか。
同じ回では受けられません。要項に「1出願につき志望学科は第1志望学科/専攻のみとし、他の学部・学科/専攻との併願を認めません」と明記されています。出願の時点で専攻を1つに確定させる必要があります。ただし編入学試験にはⅠ期とⅡ期の2回の機会があり、Ⅰ期の合否発表(2026年11月28日)を見てからⅡ期(出願2027年1月13日〜1月20日必着、試験2027年2月20日)に出願することは可能です。なお一般編入と社会人編入は出願資格が異なる別の区分で、社会人編入は入学時において2年以上の就業経験があることが前提になります。検定料は35,000円で、出願のたびに必要です。
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監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。オンライン編入学院は、大学編入に特化した完全オンラインの予備校です。口頭試問だけで選考する大学では、知識を「その場で言葉にできるか」が合否を分けます。志望校ごとの出題の性格に合わせて、面接・口頭試問の実戦練習と志望理由書の添削を個別に進めます。学部改組があった大学では、そもそもどの専攻に出願できるのか、資格まで何年かかるのかを確定させるところが最初の関門です。無料相談では、いまの在籍状況と出願資格の区分を整理したうえで、出願までの進め方をご提案しています。
本記事は大阪電気通信大学が公表している編入学試験ページ・2027年度入学試験要項(編入学試験)・2027年度編入学試験実施状況・沿革・学科ページ・教育情報の公表にもとづいて作成しています(2026年8月11日時点)。出願にあたっては必ず大学公式サイトの最新情報をご確認ください。

