大阪電気通信大学総合情報学部の編入|2027年度はデジタルゲーム学科だけ
大阪電気通信大学が公表している「2027年度 編入学試験実施状況」に、総合情報学部から載っているのはデジタルゲーム学科の3年次だけです。同じ総合情報学部の情報学科は載っていません。この1枚の表には「上表にない学科/専攻・年次については2027年度編入学試験を実施いたしません」と明記されているため、情報学科を志望して準備しても、2027年度は受験できません。
もうひとつ、この大学でいちばん取り違えやすい点を先に書きます。編入先のデジタルゲーム学科は、いま大学サイトに出ている「デジタルゲーム専攻・ゲーム&メディア専攻・ゲーム・社会デザイン専攻」の3専攻の学科ではありません。実施状況の表には「2025年度に募集していたデジタルゲーム学科への編入となります。2026年度に開設したデジタルゲーム学科(3専攻)への編入ではありません」という注記が付いています。専攻を選んで出願する試験ではない、ということです。
試験は口頭試問だけで、筆記試験はありません。Ⅰ期の試験日は2026年11月7日(土)、出願は2026年10月7日(水)〜10月14日(水)必着。ただし出願資格の審査が必要な方には10月2日(金)必着という12日早い別の締切があります。この記事では、募集学科・日程・出願資格・試験内容・出願の実務を、2027年度の要項と実施状況の原本にもとづいて整理します。
この記事で分かること
- 総合情報学部で2027年度に編入学試験を実施するのはデジタルゲーム学科だけで、情報学科は実施しないこと
- 編入先が2025年度に募集していた旧課程のデジタルゲーム学科であり、2026年4月開設の3専攻ではないこと
- 試験は口頭試問1本で、面接に加えて基礎学力と専門知識が問われること
- 出願資格の審査が要る方には通常より12日早い別の締切があること
- 出願は郵送のみ・学内併願は不可で、1出願につき第1志望の1学科しか書けないこと
- 志願者数・合格者数は公表されていないこと。代わりに公表されている編入学者数の推移
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
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2027年度に編入できるのは、デジタルゲーム学科の3年次だけ
大阪電気通信大学の編入学試験は、学部・学科ごとに毎年「やる/やらない」が決まります。その決定を1枚にまとめたのが「編入学試験実施状況」という公式PDFで、この大学を受けるなら要項より先に見るべき資料です。2027年度版に載っている全学の対象は、次の3つだけでした。
| 学部 | 学科/専攻 | 編入年次 |
|---|---|---|
| 健康情報学部 | 健康情報学科 医療工学専攻 | 3年次 |
| 健康情報学部 | 健康情報学科 スポーツ科学専攻 | 3年次 |
| 総合情報学部 | デジタルゲーム学科 | 3年次 |
工学部・情報通信工学部・建築・デザイン学部は1つも載っていません。そして総合情報学部からも、情報学科は載っていません。表の下の一文が効いてくるのはここです。「上表にない学科/専攻・年次については2027年度編入学試験を実施いたしません」。学科名がどこにも書かれていないという状態が、そのまま「実施しない」という意味になります。
情報学科は「制度はあるが、実施しない」学科
ここは書き分けが必要なところです。情報学科は編入学試験の制度そのものが無いわけではありません。1つ前の2026年度版の実施状況は書式が違い、学科ごとに○(実施する)/×(制度はあるが定員の充足状況により実施しない)/網かけ(編入学試験制度を設けていない)の3段階で表示されていました。その表で情報学科は、2年次・3年次とも×でした。つまり制度としては存在し、その年は実施を見送った、という位置づけです。
同じ2026年度版で、総合情報学部の他の学科はこうなっていました。デジタルゲーム学科は3年次が○、ゲーム&メディア学科は3年次が×。ゲーム&メディア学科はその後、2026年4月の改組でデジタルゲーム学科に統合され、学科そのものが募集から消えています。
「制度はある」ということは、翌年度以降に実施される可能性が消えていないということでもあります。ただし今年度の実施状況に載っていない以上、2027年4月入学を情報学科で狙うことはできません。情報学科を志望する方が確認すべきなのは、次のサイクルの実施状況PDFが差し替わる時期です。
実施状況PDFは、年度が変わってもURLが同じまま差し替えられます。ファイル名が変わらないため、古い版を見ていても気づけません。差し替えの時期は、確認できた範囲では5月下旬〜6月上旬でした(2026年度版の作成日が2025年6月4日、2027年度版が2026年5月25日)。2028年度について知りたい方は、2027年6月ごろに大学公式の編入学試験ページを開き直してください。
入る先は「2025年度に募集していたデジタルゲーム学科」
実施状況の表で、デジタルゲーム学科の学科名には「※」が付いています。その中身がこれです。
「2025年度に募集していたデジタルゲーム学科への編入となります。2026年度に開設したデジタルゲーム学科(デジタルゲーム専攻,ゲーム&メディア専攻,ゲーム・社会デザイン専攻)への編入ではありません。」
大学サイトの総合情報学部のページを開くと、いま表示されるのは新課程のデジタルゲーム学科です。デジタルゲーム専攻・ゲーム&メディア専攻・ゲーム・社会デザイン専攻の3専攻に分かれ、それぞれ想定する進路が示されています。この3専攻の説明を読んで志望動機を組み立てると、実際に入る課程とずれます。
3年次編入生が入るのは、いま2〜4年生が在籍している旧課程のデジタルゲーム学科です。学科を1つ選ぶだけで、専攻を選んで出願する形にはなっていません。要項の募集表でも、総合情報学部の行は「デジタルゲーム学科」の1行だけで、専攻の区分はありません。
もっとも、これは「新しい学びが受けられない」という意味ではありません。受け入れ先の課程がどちらかという話であり、志望理由書や口頭試問で語るべきは、自分が入る学年のカリキュラムに沿った内容です。旧課程で自分が何を履修することになるのかは公表資料からは細かく読み取れないため、気になる場合は出願前に入学センターへ確認するのが確実です。
2027年度の日程と、要項の要点
一般編入学試験と社会人編入学試験は、日程・試験内容・検定料が共通です。違うのは出願資格と提出書類だけです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 募集学科 | 総合情報学部 デジタルゲーム学科(専攻の区分なし) |
| 入学年次 | 3年次(2年次・4年次の募集はありません) |
| 募集人数 | 各学科/専攻 若干名(一般編入・社会人編入それぞれ、Ⅰ期・Ⅱ期とも) |
| 試験区分 | 一般編入学試験/社会人編入学試験 |
| 試験内容 | 口頭試問のみ。Ⅰ期 13:00〜/Ⅱ期 14:00〜。「面接および基礎学力と専門知識について問います」 |
| 選考方法 | 「口頭試問」または「面接」および「書類審査」による総合評価 |
| Ⅰ期の日程 | 出願 2026年10月7日(水)〜10月14日(水)必着/試験日 2026年11月7日(土)/合否発表 2026年11月28日(土) |
| Ⅰ期・資格審査が要る方 | 出願 2026年9月28日(月)〜10月2日(金)必着 |
| Ⅱ期の日程 | 出願 2027年1月13日(水)〜1月20日(水)必着/試験日 2027年2月20日(土)/合否発表 2027年2月27日(土) |
| Ⅱ期・資格審査が要る方 | 出願 2027年1月6日(水)〜1月12日(火)必着 |
| 試験会場 | 寝屋川キャンパス(大阪府寝屋川市初町18-8)。要項に「四條畷キャンパスでの試験はありません」と明記 |
| 合否発表 | 発表日の10:00以降、受験ポータルサイト『UCARO』で発表。会員登録と出願連携が必要です |
| 入学検定料 | 35,000円(振込。手数料は本人負担) |
| 出願方法 | 郵送のみ。郵便局窓口から「簡易書留・速達」で出願期間内必着 |
| 学内併願 | 不可。1出願につき志望学科は第1志望の1学科/専攻のみ |
| 必要単位 | 大学に2年以上在学の区分のみ62単位以上。短大・高専・専修学校専門課程・高校専攻科は卒業(修了)が条件で単位数の指定なし |
| 既修得単位の認定 | 「入学学部・学科/専攻が定める科目名および単位により認定」。上限単位数は公表されていません |
| 二重在籍 | 不可(他の大学・短期大学に在籍したままの入学はできません) |
いちばん見落とされるのは、12日早い別の締切
この大学の出願で最も事故が起きやすいのが、「出願資格の審査を要する方の出願期間」です。Ⅰ期の通常の締切は10月14日ですが、審査が必要な方の締切は10月2日。12日早く終わります。Ⅱ期も、通常が1月20日に対して審査が必要な方は1月12日です。
対象は、出願資格の7区分のうち「文部科学大臣の定めるところにより、前各号と同等以上の学力があると認められる方」で出願する方です。要項には「出願資格によっては、事前の審査や問い合わせが必要です」とも書かれています。自分がどの区分に当てはまるかを曖昧にしたまま10月を迎えると、この締切をまるごと逃します。審査の結果、資格が認められなかった場合は、検定料と出願書類が返還されます。
どの区分で出すのかが自分で判断できないときは、9月に入る前に入学センターへ相談してください。あわせて、病気・負傷や身体の機能に障害があり受験上の配慮が必要な方は、出願1か月前までに相談することが要項で求められています。こちらも実質的にはもうひとつの早い締切です。
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。
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試験は口頭試問1本。何が問われるのか
要項が示す試験内容は「口頭試問」の1行だけです。英語も専門科目も小論文もありません。時間はⅠ期が13:00開始、Ⅱ期が14:00開始と示されています。配点は公表されていません。
その中身について、要項はこう書いています。「口頭試問:面接および基礎学力と専門知識について問います。」つまり志望理由を聞くだけの面接ではなく、その場で学力と専門知識を口頭で確かめられる形式です。筆記が無いことを「対策が要らない」と読むと、準備の方向を誤ります。
そして選考方法は「口頭試問」または「面接」および「書類審査」による総合評価です。書類審査が明示的に選考の一部に入っている点は押さえておくべきところで、提出する学業成績証明書と志望理由書(様式1)は、当日の受け答えと同じ土俵で見られます。社会人編入で出願する方の場合、志望理由書ではなく履歴書(様式4)と就業経験を証明する書類が判断材料になります。
準備の軸は、学部が公表している求める学生像
配点も出題範囲も公表されていない試験で、根拠のある準備の手がかりになるのは、要項の1ページ目に載っている総合情報学部のアドミッション・ポリシーです。大学が「こういう人に来てほしい」と明文で示しているものなので、口頭試問で語る内容をここに接続しておくと筋が通ります。総合情報学部が挙げているのは次の5つです。
- 感性豊かで、モノづくりやデザインに対する強い主体的動機をもっている人
- 人を楽しませるための奉仕精神をもって努力する姿勢のある人
- 知識の獲得や実践について、主体的に学ぶ姿勢のある人
- 情報の基礎知識やコンテンツ制作技術を身に付けた教師(数学、情報など)になりたいと考えている人
- コミュニケーション能力を高めることで、協調性をもって活動しようとしている人
並べてみると、この学部が見ているのは「作った経験があるか」と「人に伝わる形にできるか」だと分かります。大学全体としても「手と頭と心を同時に動かして夢を形にできる人材の養成」を掲げています。したがって口頭試問の準備は、知識の暗記より、自分が作ったものを説明できる状態にすることが中心になります。
具体的には、これまでに制作したゲーム・プログラム・映像・イラストなどについて、何を作ろうとして、どこで詰まり、どう解決したかを短く話せるようにしておくことです。作品そのものを提出する試験ではありませんが、口頭で説明できるなら、それは「専門知識」を示す最も強い材料になります。
「基礎学力」の側は、いま在学・在籍している学校で学んだ範囲を、用語の意味を自分の言葉で言い直せるところまで戻しておくのが現実的です。プログラミングの基本的な考え方、コンピュータの仕組み、数学の基礎など、志望分野の入口にあたる部分が対象になります。何が出るかは公表されていないため、範囲を広げるより、答えられる範囲を確実にすることを優先してください。
著作権の観点から、過去問の設問そのものは記載していません。
出願は郵送のみ。知らないと出せない実務
この試験はインターネット出願ではありません。郵便局の窓口から「簡易書留・速達」で郵送し、出願期間内に必着です。消印有効ではないため、締切当日に出しても間に合いません。書類は任意の角2封筒に一括同封し、表に「出願書類在中」と朱書きします。宛先は寝屋川キャンパスの入学センターです。
検定料の振込は、入力の仕方まで指定がある
入学検定料は35,000円。振込先は三井住友銀行 寝屋川支店です。特徴的なのは、振込依頼人名の欄に「6桁の整理番号+氏名(カタカナ)」を、間を空けずに入力するという指定があることです。整理番号は試験区分ごとに違います。
| 試験区分 | 整理番号 |
|---|---|
| 一般編入学試験〔Ⅰ期〕 | 231100 |
| 一般編入学試験〔Ⅱ期〕 | 231400 |
| 社会人編入学試験〔Ⅰ期〕 | 273100 |
| 社会人編入学試験〔Ⅱ期〕 | 273400 |
要項には「入金確認ができない場合、出願受理できません」と書かれています。番号を間違えると入金が本人と結びつかない可能性があるということです。振込の控えは、確認を求められることがあるため保管しておきます。納入は出願期間内に行います。
出願資格は7区分。62単位がかかるのは1つだけ
一般編入学試験の出願資格は、次のいずれか1つに当てはまることです。
- 大学を卒業した方または卒業見込みの方
- 短期大学を卒業した方または2027年3月卒業見込みの方
- 高等専門学校を修了した方または2027年3月修了見込みの方
- 大学において2年以上在学し、62単位以上修得した方または2027年3月修得見込みの方
- 専修学校の専門課程(修業年限2年以上・総授業時間数1700時間以上)を修了した方または2027年3月修了見込みの方
- 高等学校の専攻科の課程(修業年限2年以上など)を修了した方または2027年3月修了見込みの方
- 文部科学大臣の定めるところにより、前各号と同等以上の学力があると認められる方(=審査が必要な区分)
62単位という条件がかかるのは、大学に2年以上在学する区分だけです。短大・高専・専修学校専門課程・高校専攻科から出願する方に単位数の指定はありません。また、この62単位は「教職課程等の修得単位を除く卒業要件単位」と定義されています。教職の単位で数を満たしているつもりでいると、届いていないことがあります。よくある「60単位」ではなく62単位である点も、数え間違いが起きやすいところです。
62単位に届いていない方は、「単位修得見込証明書」または「履修証明書」など、修得見込みを証明できる書類を追加で提出します。また、大学在学中で「卒業・修了見込証明書」が発行されない方は「在学期間証明書」を提出します。要項は、その証明書に次の3点が記載されていることを求めています。
- 入学年月日の記載があること
- 現在在籍していることが分かること(出願時点で退学していない)
- 上の期間が1年を超えており、3月で2年になることが分かること
この3点は、出身校の窓口に伝えないと満たされない形で発行されることがあります。依頼するときに要項の該当箇所を見せるのが確実です。証明書の発行には日数がかかるため、出願期間の2〜4週間前には手配を始めてください。
社会人編入は「2年以上の就業経験」が上乗せ
社会人編入学試験の出願資格は、入学時において2年以上の就業経験を有することに加えて、上の7区分のいずれかに当てはまることです。ただし一般編入と違い、「見込み」の表記がありません。提出書類も変わり、志望理由書(様式1)ではなく履歴書(様式4)と就業経験を証明する書類(在職期間証明書等)を出します。一般編入と社会人編入で必要な様式が入れ替わるので、様式番号だけを見て準備すると取り違えます。
他の学科との併願はできない
要項には「1出願につき志望学科は第1志望学科/専攻のみとし、他の学部・学科/専攻との併願を認めません」と書かれています。第2志望の欄そのものがありません。この年度に編入学試験を実施するのは3つの学科/専攻だけで、しかも健康情報学部の2専攻は分野がまったく異なりますから、実質的には「デジタルゲーム学科に出す」の一択になります。
そのぶん、受験機会はⅠ期とⅡ期の年2回あります。Ⅰ期は2026年11月7日、Ⅱ期は2027年2月20日で、間に3か月半あります。Ⅰ期で結果が出なかった場合にⅡ期へ回す組み立ては可能です。ただしⅡ期は合否発表が2027年2月27日、入学手続の期限が3月9日と間隔が短く、資金の準備が後ろに寄る点は見込んでおいてください。
倍率は公表されていない。代わりに分かる数字
大阪電気通信大学は、編入学試験の志願者数・受験者数・合格者数を公表していません。入試結果のページに掲載されているのはAO入学試験・専門学科/総合学科特別推薦・女子特別推薦・公募推薦(前期/後期)・一般(前期/中期/後期)だけで、編入学試験の項目はありません。出願状況と入試結果を随時掲載する「入試速報」のページにも、編入学試験の行はありません。したがって、この大学の編入について倍率を示すことはできません。他サイトに数値が出ていても、大学の公表資料では裏が取れません。
代わりに大学が公表しているのが、「教育情報の公表」ページに載っている編入学者数の推移です。各年度5月1日現在の実際の入学者数で、合格者数ではありません。総合情報学部の6年分は次のとおりです。
| 年度 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 | 2026 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 総合情報学部の編入学者数 | 4 | 3 | 1 | 1 | 2 | 0 |
| 大学全体の編入学者数 | 10 | 5 | 2 | 1 | 3 | 1 |
読み取れるのは、実際に入学している人数が年に0〜4人という規模だということです。「若干名」という募集人数の実態がこの水準にある、という程度の理解にとどめてください。受験者が何人いたのかは分からないため、この数字から競争率は計算できません。入学者が0人の年があるのも、志願者がいなかったのか、合格者が入学しなかったのかを区別できません。
同じページの収容定員の表には「3年次編入学定員」という欄もあります。デジタルゲーム学科(~R7)は2023年度が5人、2024年度から2026年度までは各1人でした。2027年度の数字はこの表にまだ載っていません。要項の「若干名」という表記と、この定員1人という数字は、どちらも大学の公表値です。少人数の枠であることは確かですが、募集人数が少ないことをそのまま「難易度が高い」と読み替えるのは、志願者数が分からない以上できません。
合格後にかかるもの
入学手続の期限は、Ⅰ期が2027年1月13日(水)、Ⅱ期が2027年3月9日(火)です。Ⅰ期は合否発表(11月28日)から約6週間、Ⅱ期は発表(2月27日)から10日しかありません。手続は「入学金・学費等の納入」「UCAROでの入学手続情報の登録」「入学手続書類の提出」の3つをすべて期限内に終える必要があります。
総合情報学部 デジタルゲーム学科の入学手続時の納入額は、大学が要項で次のように示しています。
| 項目 | 入学手続時 | 後期以降 |
|---|---|---|
| 入学金 | 250,000円 | ― |
| 授業料 | 766,000円 | 766,000円 |
| 実験実習料 | 25,000円 | 25,000円 |
| 同窓会費 | 20,000円 | ― |
| 後援会費 | 10,000円 | ― |
入学を辞退する場合、納入した学費・諸会費は所定の期日までに申請すれば返還されますが、入学金は理由を問わず返還されません。また、この大学はICTを活用した実学教育のため入学時にノートパソコンの準備を求めています。要項には、2026年入学者の購入価格が学科/専攻により22万〜27万円程度だったと記載されています。必要な仕様は入学手続後の3月中旬ごろに案内されます。編入学の場合も入学時にあたるため、この費用は見込んでおいてください。
要項の入学手続期限の表について。2027年度編入学試験要項の8ページにある入学手続期限の表は、試験種別の欄が「帰国生徒入学試験」「社会人入学試験」という表記になっており、編入学のⅠ期・Ⅱ期という書き方になっていません。掲載されている日付(2027年1月13日・3月9日)は、大学公式サイトの編入学試験ページに載っているⅠ期・Ⅱ期の手続期限と一致します。本記事はサイト側の表記にもとづいて整理していますが、気になる場合は入学センターへ確認してください。
ここからの進め方
-
いま(8月)
自分がどの出願資格区分に当てはまるかを確定させる。ここが決まらないと、10月2日必着の別枠に入るかどうかが分かりません。あわせてデジタルゲーム学科の1択であること、専攻を選ぶ試験ではないことを前提に、志望理由の骨組みを作り始めます
-
8月〜9月上旬
証明書の手配を始める。学業成績証明書は厳封のものが必要です。大学在学中で卒業見込証明書が出ない方は「在学期間証明書」を、要項が指定する3点が入る形で依頼します。窓口の様式によっては書き足してもらう交渉が要るため、時間の余裕を取ります
-
9月28日〜10月2日
出願資格の審査が必要な方の出願(Ⅰ期・必着)。該当する方にとっては、ここが実質の締切です。通常の締切より12日早いことを忘れないでください
-
10月7日〜14日
Ⅰ期の出願(必着)。受付は8日間だけです。郵便局窓口から簡易書留・速達で送り、検定料35,000円は整理番号231100(社会人は273100)+カタカナ氏名で振り込みます
-
10月〜11月上旬
口頭試問の練習に切り替える。作ったもの・学んだことを、聞かれてから30秒〜1分で説明する練習を、声に出して繰り返します。受験票は出願期間終了後、試験当日の2日前を目安に速達で届きます。届いたらUCAROの会員登録と出願連携を必ず済ませます
-
11月7日(土)
Ⅰ期の試験日(寝屋川キャンパス・13:00〜)。試験開始の30分前から40分前までに指定の控室へ入室します。30分以上の遅刻は受験できません。自家用車での来場は認められていません
-
11月28日(土)
Ⅰ期の合否発表(10:00以降・UCARO)。入学手続の期限は2027年1月13日です。ここで決まらなかった場合は、1月6日〜12日(資格審査)/1月13日〜20日(通常)のⅡ期出願へ切り替えます
よくある質問
大阪電気通信大学総合情報学部の情報学科には編入できますか。
2027年度は編入できません。大学が公表している「2027年度 編入学試験実施状況」に載っている総合情報学部の学科はデジタルゲーム学科の3年次だけで、情報学科は記載されていません。この表には「上表にない学科/専攻・年次については2027年度編入学試験を実施いたしません」と明記されています。ただし情報学科に編入学試験の制度が無いわけではありません。1つ前の2026年度版の実施状況では、学科ごとに「○=実施する」「×=制度はあるが定員の充足状況により実施しない」「網かけ=制度を設けていない」の3段階で示されており、情報学科は2年次・3年次とも「×」でした。つまり制度としては存在し、その年度は実施を見送るという扱いです。2028年度以降について大学は何も公表していないため、実施されるともされないとも言えません。実施状況のPDFは年度が変わっても同じURLで差し替えられ、差し替えの時期は5月下旬から6月上旬でした。情報学科を志望する方は、2027年6月ごろに大学公式の編入学試験ページを開き直して確認してください。
編入するのは、3専攻に分かれた新しいデジタルゲーム学科ですか。
違います。実施状況の表には注記があり、「2025年度に募集していたデジタルゲーム学科への編入となります。2026年度に開設したデジタルゲーム学科(デジタルゲーム専攻,ゲーム&メディア専攻,ゲーム・社会デザイン専攻)への編入ではありません」と書かれています。大学サイトの総合情報学部のページを開くと3専攻の説明が表示されるため、そこを読んで志望動機を組み立てると、実際に入る課程とずれます。3年次編入で入るのは、いま2〜4年生が在籍している旧課程のデジタルゲーム学科です。要項の募集表でも総合情報学部の行は「デジタルゲーム学科」の1行だけで、専攻を選んで出願する形にはなっていません。入学後に履修することになる科目の詳細は公表資料からは読み取れないため、気になる場合は出願前に入学センターへ確認してください。
試験は口頭試問だけですか。筆記や英語はありますか。
口頭試問だけです。要項が示す試験内容は「口頭試問」の1行で、英語・専門科目・小論文はいずれも課されません。外部英語試験のスコア提出を求める記載もありません。試験時間はⅠ期が13:00開始、Ⅱ期が14:00開始です。ただし「面接だけ」ではありません。要項は「口頭試問:面接および基礎学力と専門知識について問います」と書いており、その場で学力と専門知識を口頭で確かめられる形式です。さらに選考方法は「口頭試問」または「面接」および「書類審査」による総合評価とされており、提出書類も選考の一部に明示されています。一般編入では志望理由書(様式1)と学業成績証明書、社会人編入では履歴書(様式4)と就業経験を証明する書類が、当日の受け答えと合わせて見られます。配点は公表されていません。
倍率はどれくらいですか。
大阪電気通信大学は編入学試験の志願者数・受験者数・合格者数を公表していないため、倍率は分かりません。大学の入試結果ページに掲載されているのはAO入学試験・専門学科/総合学科特別推薦・女子特別推薦・公募推薦(前期/後期)・一般(前期/中期/後期)だけで、編入学試験の項目はありません。出願状況を随時掲載する入試速報のページにも編入学試験の行はありません。公表されているのは、教育情報の公表ページに載っている編入学者数の推移です。総合情報学部は2021年度4人、2022年度3人、2023年度1人、2024年度1人、2025年度2人、2026年度0人でした(各年度5月1日現在)。これは実際に入学した人数であって合格者数ではないため、競争率は計算できません。同じページの収容定員表にある3年次編入学定員は、デジタルゲーム学科(~R7)が2023年度5人、2024〜2026年度は各1人でした。少人数の枠であることは確かですが、志願者数が分からない以上、募集人数の少なさをそのまま難易度として語ることはできません。
出願資格に必要な単位は何単位ですか。
62単位です。ただしこの条件がかかるのは「大学において2年以上在学し、62単位以上修得した方」という区分だけです。短期大学・高等専門学校・専修学校専門課程(修業年限2年以上かつ総授業時間数1700時間以上)・高等学校の専攻科から出願する方には、単位数の指定はなく、卒業または修了(見込みを含む)が条件になります。よくある60単位ではなく62単位である点に注意してください。さらにこの62単位は「教職課程等の修得単位を除く卒業要件単位」と定義されているため、教職の単位を含めて数えていると届かないことがあります。62単位に達していない方は「単位修得見込証明書」または「履修証明書」など、修得見込みを証明できる書類を追加で提出します。また大学在学中で卒業・修了見込証明書が発行されない方は「在学期間証明書」を提出します。要項は、その証明書に入学年月日の記載があること、現在在籍していることが分かること、その期間が1年を超えており3月で2年になることが分かること、の3点を求めています。
出願で気をつけることは何ですか。
まず締切が2種類あることです。Ⅰ期の通常の出願期間は2026年10月7日から10月14日必着ですが、出願資格の審査が必要な方は9月28日から10月2日必着で、12日早く終わります。Ⅱ期も通常が2027年1月13日から1月20日必着、審査が必要な方が1月6日から1月12日必着です。次に、出願は郵送のみで消印有効ではありません。郵便局の窓口から簡易書留・速達で送り、期間内に大学へ到着している必要があります。書類は角2封筒に一括同封し、表に「出願書類在中」と朱書きします。検定料は35,000円で、振込依頼人名の欄に6桁の整理番号(一般編入Ⅰ期は231100、Ⅱ期は231400、社会人編入Ⅰ期は273100、Ⅱ期は273400)とカタカナ氏名を、間を空けずに入力するよう指定されています。入金が確認できない場合は出願が受理されません。また学内併願は認められておらず、1出願につき志望できるのは第1志望の1学科だけです。
試験会場はどこですか。四條畷キャンパスでも受けられますか。
試験会場は寝屋川キャンパス(大阪府寝屋川市初町18-8)のみです。要項の巻末に「四條畷キャンパスでの試験はありません。ご注意ください。」と明記されています。総合情報学部を志望する場合も健康情報学部を志望する場合も、試験日は寝屋川キャンパスへ向かいます。アクセスは、大阪方面からはJR大阪から大阪環状線で京橋へ、京阪本線に乗り換えて寝屋川市駅まで、そこから徒歩約7分です。地下鉄梅田から御堂筋線で淀屋橋へ出て京阪本線に乗り換える経路もあります。京都方面からは近鉄京都から近鉄京都線で丹波橋へ、京阪本線に乗り換えて寝屋川市駅までです。当日は公共交通機関を利用するよう求められており、自家用車(二輪車を含む)での来場は認められていません。試験開始の30分前から40分前までに指定された控室へ入室する必要があり、試験開始時刻に30分以上遅刻すると受験できません。
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監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。オンライン編入学院は、大学編入試験に特化した完全オンラインの予備校です。出願資格の読み解きから、口頭試問で問われる基礎学力の立て直し、志望理由の組み立てまで、一人ひとりの状況に合わせて伴走します。
この記事は、大阪電気通信大学が公表している「2027年度 編入学試験実施状況」「2027年度 入学試験要項(編入学試験)」および教育情報の公表ページにもとづいて作成しています。実施状況のPDFは年度が変わっても同じURLで差し替えられます。出願前には必ず大学公式の最新の資料をご確認ください。

