大阪大学 工学部 編入の合格体験記|のむさん・電子情報工学科へ、滑り止めを先に確保
結論:受験を難度順に並べ、常に滑り止めがある状態で本命へ進んだ
はじめは就職するつもりだった方の記録です。授業を受けるうちに、自分の得意分野は進学のほうに向いていると感じ、周りと同じように就職してしまうのは損なのではないかと考えるようになりました。4年の選択科目で第一希望が通らず、編入を考えている人向けの数学の授業に回ったことも、進路を意識するきっかけになっています。最終的に進んだのは大阪大学 工学部 電子情報工学科です。
この方の工夫は受験校の並べ方にあります。地元から離れすぎないこと、レベルの異なる学校を選ぶことに加えて、試験日程が難度の低い順になるよう、専攻科・広島大学・大阪大学の順に受けました。本命の日には常に受かった学校がある状態を作れるという考え方です。英語は初回270点という位置からの立て直しで、周囲が700点台を取るなかで悩みながら2025年4月に665点まで運びました。数学は3月から本格化させてマセマシリーズを2周、過去問は学校から10年分を借りて3周、物理は名門の森を4周しています。1日の勉強は1.5時間から7時間まで上がりました。
| 合格校 | 大阪大学 工学部 電子情報工学科 |
|---|---|
| 前籍 | 高専 |
| 前籍の学部・学科 | 機械電気工学科 |
| 入学年 | 2025年4月 入学 |
| 編入年次 | 3年次 |
| 受験年度 | 2025年度入学 |
この記事で分かること
- 就職から編入へ、進路が切り替わったきっかけ
- 専攻科・広島大学・大阪大学を難度順に並べた日程と結果
- TOEIC 270点からの立て直しと、数学へ切り替えた時期
- 数学・物理・電子回路の教材と、過去問10年分の回し方
- 筆記2日間と面接、当日の出題内容と聞かれたこと
なぜ編入を目指したのか
当初は就職を考えていましたが、授業に取り組む中で、自分の学力や得意分野が周囲と比べて編入に適していると感じるようになりました。このまま編入せずにみんなと同じように就職するのは損しているような気がして受験を決意しました。 4年の選択科目で第一希望に落ちて第二希望の編入を考えている人用の数学の授業になったときに視野に入れ始めました。
志望校を選んだ決め手
受験先を選ぶ際は、地元から離れすぎない、それぞれ違うレベルの学校を選ぶことを意識しました。また、試験日程の順番も重視し、専攻科、広島大学、大阪大学の順に受験しました。この順番は難易度や志望度が段階的に上がるようにしており、広島大学を受験する際には専攻科、大阪大学を受験する際には広島大学という滑り止めがある状態でした。それにより安心して受験できました。
編入を周りに伝えた時の反応
伝えた相手: 家族・友人・大学・学校の先生・先輩・後輩 / 伝えた時期: 試験の半年〜1年前
編入考えているんだよねとだけある友達に言うと自分の想定しているレベルよりかなり低い大学名を挙げられたので少し自信がなかったです。そのため受験の半年前くらいまでは阪大が第一希望ではあるけれど、広大が第一希望で阪大はチャレンジ枠だと親以外には言っていました。親にはきっと行けるよと背中を押してもらいました。
受験した大学とその結果
この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。
| 結果 | 大学・学部 | 編入年次 | 試験区分 | 受験者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 合格(入学) | 大阪大学 工学部 電子情報工学科 | 3年次 | 一般編入 | 54 | 3.6倍 |
| 合格(辞退) | 広島大学 工学部 第一類 | 3年次 | 一般編入 | 45 | 3.8倍 |
| 合格(辞退) | 高専 専攻科 | 3年次 | 一般編入 | 4 | 1.3倍 |
受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。
合格までの学習計画
私が編入試験対策を始めたのは 2024年9月 、本番の試験は 2025年8月 でした。
時期別の1日の学習時間
平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。
平日
休日
1日あたりの学習時間の推移
月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。
月ごとの学習の中身
- 2024年9月
主な科目: TOEIC, 数学 / 気持ちの状態 1/5
夏休みでインターンや部活が忙しく全然できなかった
- 2024年10月
主な科目: TOEIC / 気持ちの状態 2/5
始めてTOEICを受けた時が270点でありえないぐらい低く、このときはTOEICを勉強し始めた頃で点数が400点程度
- 2024年11月
主な科目: TOEIC / 気持ちの状態 3/5
TOEICが480点程度まで上がった 数学は授業でちゃんと学んでいたがそれ以外はまだあまりしていない
- 2024年12月
主な科目: TOEIC / 気持ちの状態 3/5
授業プラスTOEICを勉強中 520点程度だった気がする
- 2025年1月
主な科目: TOEIC / 気持ちの状態 4/5
ここで600点弱の点数だった気がする。TOEICが低くてとても悩んでいた。周りは700.800点を取っていたので焦っていた
- 2025年2月
主な科目: TOEIC / 気持ちの状態 3/5
最後にしようと思っていたTOEICで600点をギリギリ超えた そこから数学を始める。まずは学校の教科書を復習したがあまり意味はなかった
- 2025年3月
主な科目: 数学 / 気持ちの状態 5/5
TOEICは一旦辞めて数学を解き始めた。まだ手探りで勉強していたので効率が非常に悪くあまり意味のある勉強をできていなかった
- 2025年4月
主な科目: TOEIC, 数学 / 気持ちの状態 4/5
結局もう一回TOEICを受けて665点だった。阪大編入は730点ぐらいが平均なのでとてつもなく低い点数ではある。
- 2025年5月
主な科目: 数学 / 気持ちの状態 4/5
専攻科の入試があったので微積、線形代数、微分方程式を勉強した。この時はマセマシリーズを使い始めたころ
- 2025年6月
主な科目: 数学, 物理 / 気持ちの状態 4/5
広大の入試のために力学を始めたのと確率を始めた。数学の基礎的なところはこの月にはできるようになっていた
- 2025年7月
主な科目: 数学, 物理 / 気持ちの状態 5/5
名門の森を解き始めた。電気回路は得意だったのであまり対策はしていない。数学は過去問を回し始めたところで8割程度安定して取れるようになっていた
- 2025年8月
主な科目: 数学, 物理 / 気持ちの状態 5/5
電子回路の勉強をちゃんとしたのと名門の森をちゃんと理解した。専門科目も8割程度解けるようになっていた
勉強場所と環境
基本的に地元の図書館の自習スペースで勉強していた。自分の部屋で勉強しているとメンタル的にしんどいので課題などのやらなきゃいけないこと以外は図書館か研究室で勉強し、家に帰ってからはあまりしなかった
スランプとメンタル回復
あと入試まで2ヶ月をきったときにほとんど専門科目ができていなかったのでかなり焦った。試験直前の数日は逆にあまりせずに気持ちを整えていた。基本的に毎日同じルーティンを組んで考えずにやっていたのが良かった
科目ごとの対策と使った教材
科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。
TOEIC
2024年10月 〜 2025年4月
mikan 6回以上
選んだ基準: 様々な参考書を使用することができるアプリで今はできなくなっているがTOEICの各パートごとの問題を受けることができたためとても良かった。年間9000円程度かかるのが懸念点
キンフレや出る1000を高速で周回したり模試のリスニングをシャドーイングなどした。
数学
2025年3月 〜 2025年8月
マセマシリーズ 2周
選んだ基準: 阪大を受けるにはちょうどいいレベル感。問題の解き方というよりかは丁寧に導出をしてくれているのである程度の応用が効く
解き方を覚えるのではなく、どうやってその式が導出されるのかをちゃんと理解すること
過去問 3周
過去問が結局1番大切だと思う。何回も解いてみるべき
物理
2025年6月 〜 2025年8月
名問の森物理 4周
選んだ基準: 範囲が阪大の物理と一緒で有名だから
もうすぐ物理が受験科目からなくなるという噂を聞いたので参考にならないかもしれないが阪大の物理はこれを全部理解していれば8割程度は取れる。 解けない問題がなくなるように周回する。
デジタル電子回路 新インターユニバーシティ 1周
阪大の授業でも使われているのである程度いいと思う。時間的に理解しきれなかったので意識したポイントなどは特にない
過去問対策(入手・分析・周回)
学校に保存されていたので学校の事務から10年分程度もらい写真を撮って何回も解いた。3周ほど解いたのと近年の傾向から出題されそうな問題を予想して対策した。
振り返ってみて、これもやっておけばよかった
TOEICがとても低かったのでもっと早く始めて高い点を取るべきだった。 編入を意識していなかったため学校の成績悪かった。これは高い方がとても有利
英語のスコアをどう上げたか
受験で利用した英語試験は TOEIC L&R です。以下、それぞれのスコア推移です。
TOEIC L&Rのスコア推移
点をタップすると受験時期とスコアが表示されます。
受験時期の一覧を開く
2025年04月 665点(提出) → 2023年07月 270点
試験当日はどうだったか
当日の時間の流れと、会場で感じたことです。
大阪大学 工学部 電子情報工学科
| 当日の受験者数 | 会場には100名程度、同じ学科は54名 1割程度欠席していたイメージ |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 1日目 午前中に数学の試験 午後に専門の試験 2日目 面接(1人3分程度) |
| 当日の気づき | 自分は夏場に北千里駅から歩いていったので汗だくだった。バスで行くべき 面接はスーツ |
広島大学 工学部 第一類
| 当日の受験者数 | 45名程度 あまり欠席者なし |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 午前中数学 午後から面接 |
| 当日の気づき | 面接前に面接で聞かれることを紙に書いて提出するのでそれを事前に把握して何を書くか決めておくこと |
高専 専攻科
| 当日の受験者数 | 4名 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 試験を解いてすぐに面接を行なった |
| 当日の気づき | いつもの先生が面接官なのでフランクな雰囲気 |
のむさんが大阪大学の面接で実際に聞かれた質問
面接で投げられた質問と、その場での答え方
志望理由書のどこを突かれたか
筆記で何がどう出たか(科目ごと)
面接の準備は、聞かれる中身が分かっているかどうかで負荷がまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
受験にかかった費用
編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ① 教材・書籍代 | ¥30,000 |
| ② 対策指導費 | ¥0 |
| ③ 試験関連費 | ¥40,000 |
| ④ 出願関連費 | ¥50,000 |
| ⑤ 当日関連費 | ¥30,000 |
| 合計 | ¥150,000 |
編入したあとの生活
のむさんが編入したあとに分かったこと
編入を決める前に不安だったこと、入学後の実際
編入後の就職活動の状況
編入学後に気づいた貴重な情報
単位認定でどこを詰めておくべきだったか、入学前の不安が実際どうだったか、就職活動はどう動いているか。入ってからでは取り返しがつかない話です。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。編入は入って終わりではありません。入学後の単位と時間割は、出願先を決める段階で効いてきます。
編入前の自分へ
数学は解き方だけではなく根本的なところから理解するようにするべき
TOEICは早めに700点以上をとるべき
始めるのは早ければ早いほど良い
— のむさん(大阪大学 工学部)
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026-08-08
この合格者が使った参考書
本文に出てきた教材のうち、編入総研にレビューがあるものです。各カードをタップすると、中身・使いどころ・つまずきやすい箇所をまとめた記事に移動します。


