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言語学/国際学系

スペイン語学概論 = Panorama de la Linguistica Hispanica 高垣 敏博 ,菊田 和佳子,二宮 哲,西村 君代

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スペイン語学概論 = Panorama de la Linguistica Hispanica 高垣 敏博 ,菊田 和佳子,二宮 哲,西村 君代

スペイン語の編入試験で求められるのは、実務的な言語運用能力だけではありません。言語体系の全体像を理解することで、文法や語彙の学習がより深まり、入試問題の背景にある論理が見えてきます。本書は、スペイン語圏の言語構造を学術的に解説する入門書として、そうした基礎理解の構築に役立つ参考書です。

この本の位置づけ

本書は大学の言語学部や国際学部でスペイン語学の基礎を学ぶ学生向けに編纂されており、編入試験の直接的な対策書ではありません。むしろ専門分野への進学後、大学の講義で扱われる内容を先取りして学べるテキストです。 編入試験の多くが実践的なスペイン語力(読解・文法・表現)を問うのに対し、本書は言語学的アプローチ(音韻体系、文法構造、言語変異など)に主眼を置いているため、試験対策というより専門知識の予習という位置付けになります。

いつどのタイミングの編入受験生におすすめか

編入試験の合格後、進学先で言語学の講義が予定されている場合は、入学前の準備教材として導入するのが効果的です。試験直前期に手をつけると、実用的な問題対策が疎かになる可能性があります。 試験勉強の最中に読む場合は、基礎的な文法・語彙の学習がひと通り完了してから、知的興味を深める補助教材として活用するのが現実的です。

使い方

第1章から順に読むのではなく、自分の関心がある単元(例えば文法構造、音韻体系など)から始めることをお勧めします。各章は比較的独立しているため、部分的な読破でも知識が得られます。 試験対策としてではなく、スペイン語の学習中に疑問が生じた際の参照書として机の傍に置き、必要に応じてページをめくる使い方が現実的です。過去問演習と並行させるのではなく、過去問で出た文法事項について『より深い背景を知りたい』という時点で活用すると効果的です。

注意点

本書は学術的な言語学の教科書であり、編入試験の頻出問題や傾向に対応した構成にはなっていません。試験合格のために『必ず読むべき本』ではない点を認識しておいてください。 言語学の基礎知識がない状態で読むと、説明が抽象的に感じられ、理解が進まない可能性があります。また、スペイン語そのものの運用能力向上には直結しないため、読解問題や文法問題の対策と混同しないようご注意ください。進学後の講義内容を先取りしたい、あるいは言語学的な思考の基盤を作りたいという目的が明確にある場合にのみ、導入を検討するとよいでしょう。

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