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土壌生化学 犬伏 和之

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土壌生化学 犬伏 和之

土壌学・肥料学の編入試験では、土壌微生物の役割や窒素循環のメカニズムが頻出です。特に硝化作用や有機態窒素の変化といった微生物が関わる化学反応は、単なる暗記では対応しきれず、プロセスの理解が求められます。本書は土壌で起きる生化学的な反応を体系的に学べる参考書です。

この本の位置づけ

本書は、土壌という環境で微生物がどのように物質を変化させるかを、生化学的な観点から学ぶ教科書です。高度な専門知識を前提としているため、すでに基礎的な微生物学や化学を習得した受験生向けの内容になっています。

一般的な土壌学の参考書は土壌の分類や性質を広く扱いますが、本書は土壌微生物と有機物の分解、窒素循環といった「化学反応としての側面」に特化しています。広島大学の出題傾向に対応するなら、この専門的なアプローチが有利に働きます。

いつどのタイミングの編入受験生におすすめか

編入試験の過去問で「窒素循環」や「硝化作用」の設問に直面してから、または基礎的な微生物学・化学を習得した段階で導入するのが効果的です。試験の3~4ヶ月前から段階的に読み進めるのが目安です。

あまり早い段階で手をつけると、前提知識がないため内容が頭に入りにくくなります。逆に直前期に初めて読むと、理解に時間がかかり、過去問演習の時間が失われます。

ターゲット大学と対策できるテーマ

過去問の出題傾向を分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。

神戸大学農学部

生物

頻出テーマ有機物分解、分子生物学、酵素活性、バイオマス、微生物、温室効果

本書の該当ページ有機物分解(p.31)、分子生物学(p.134)、酵素活性(p.121)、バイオマス(p.26)

筑波大学生命環境学群

生物

頻出テーマ土壌生成、窒素固定、硝酸イオン、微生物、温室効果、温暖化

本書の該当ページ土壌生成(p.5)、窒素固定(p.100)、硝酸イオン(p.74)、微生物(p.8)

愛媛大学医学部

物理

頻出テーマ分子生物学、酵素活性、生化学、生物学

本書の該当ページ分子生物学(p.134)、酵素活性(p.121)、生化学(p.145)、生物学(p.134)

弘前大学医学部

物理

頻出テーマ物質循環、分子生物学、システイン、硫化水素

本書の該当ページ物質循環(p.8)、分子生物学(p.134)、システイン(p.91)、硫化水素(p.91)

高知大学医学部

数学

頻出テーマ分子生物学、酵素活性、生化学、硫化水素

本書の該当ページ分子生物学(p.134)、酵素活性(p.121)、生化学(p.145)、硫化水素(p.91)

信州大学農学部

小論文

頻出テーマ物質循環、窒素循環、根粒菌、窒素固定

本書の該当ページ物質循環(p.8)、窒素循環(p.66)、根粒菌(p.100)、窒素固定(p.100)

お茶の水女子大学理学部

化学数学

頻出テーマ分子生物学、一酸化窒素、システイン、生化学

本書の該当ページ分子生物学(p.134)、一酸化窒素(p.77)、システイン(p.91)、生化学(p.145)

琉球大学医学部

小論文生物

頻出テーマ分子生物学、一酸化窒素、微生物、安息香酸

本書の該当ページ分子生物学(p.134)、一酸化窒素(p.77)、微生物(p.8)、安息香酸(p.55)

茨城大学理学部

数学化学

頻出テーマ窒素分子、硝酸イオン、温室効果

本書の該当ページ窒素分子(p.66)、硝酸イオン(p.74)、温室効果(p.145)

東北大学理学部

化学

頻出テーマ窒素循環、窒素固定、微生物

本書の該当ページ窒素循環(p.66)、窒素固定(p.100)、微生物(p.8)

信州大学理学部

生物

頻出テーマ物質循環、窒素循環、窒素固定

本書の該当ページ物質循環(p.8)、窒素循環(p.66)、窒素固定(p.100)

岐阜大学応用生物科学部

小論文

頻出テーマシステイン、生化学、生物学

本書の該当ページシステイン(p.91)、生化学(p.145)、生物学(p.134)

※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。

使い方

まずは広島大学の過去問で「土壌微生物」「窒素循環」「硝化」といったキーワードが含まれる問題を確認し、どの深さまで理解が必要かを把握してください。その後、本書の該当箇所を読み進める方が効率的です。

一度通読するのではなく、過去問で出題された反応や物質に関する章・セクションを重点的に読み込む使い方をお勧めします。たとえば硝酸イオンの生成過程が問われているなら、その部分を何度も読み返し、図解があれば活用して反応式を書けるようにしましょう。

読み終わったら、再び過去問に戻り、今度は選択肢の一つひとつが本書のどの知識に基づいているかを確認するという往復学習が重要です。

注意点

本書は専門性が高いため、基礎的な微生物学や土壌化学の知識がないと理解が難しい可能性があります。必要に応じて微生物学の入門書で予備知識を整えてから取り組んでください。

本書は編入試験全体の対策というより、広島大学生物生産学部の特定の出題範囲に特化した参考書です。他大学の受験を視野に入れている場合は、より広い視野をカバーした土壌学の参考書と組み合わせて使う必要があります。また、出版年によっては最新の研究知見との差異がある可能性もあるため、過去問と照らし合わせて矛盾がないか確認しながら進めてください。

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