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ゼロからはじめる心理学・入門〔改訂版〕 金沢 創,市川 寛子,作田 由衣子

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ゼロからはじめる心理学・入門〔改訂版〕 金沢 創,市川 寛子,作田 由衣子

心理学系の学部への編入を目指す場合、心理学の基礎概念を体系的に理解することが重要です。本書は心理学の入門的な内容を扱っており、編入試験で問われる可能性のある基礎知識を幅広くカバーしています。ただし、本書が対策になる具体的な大学・学部や過去問の出題実績は確認されていないため、志望校の過去問を確認した上での活用が必要です。

この本の位置づけ

本書は心理学を初めて学ぶ受験生や、高卒程度の心理学の基礎知識を確認したい受験生向けです。行動科学、発達心理学、臨床心理学など、複数の心理学の領域をバランスよく学べます。

一般的な心理学の教科書と比べると、本書は「入門」という位置付けのため、各単元の掘り下げは浅めです。編入試験では難度の高い問題が出されることもあるため、本書だけでは不足する可能性があります。志望校の過去問で出題範囲と難度を確認し、必要に応じてより詳しい参考書と組み合わせることをお勧めします。

いつどのタイミングの編入受験生におすすめか

心理学の基礎を固めたい1年生から2年生の早期段階で導入するのが適切です。心理学の全体像を把握してから、志望校の過去問で頻出単元を特定し、より詳しい学習に進むという流れが効果的です。

もし編入試験の直前期に初めて本書を手にすると、時間がないなかで広い範囲を浅く学ぶことになり、過去問演習に充てる時間が不足する恐れがあります。逆に、心理学の全体像を把握せずに過去問に進むと、用語や概念の関連性が見えにくくなります。

使い方

まず目次を見て、興味のある章から読み始めても構いません。ただし編入対策として活用する場合は、第3章(行動)、第8章(発達・学習の基礎)、第11章(心理学的課題)、第12章(発達)、第13章(臨床心理学)の順で読むことをお勧めします。

各章を読んだ後は、志望校の過去問で関連する出題がないか確認し、出題があれば本書の該当部分に戻って知識を定着させるという往復を繰り返します。本書に載っていない用語や概念が過去問に出た場合は、その時点で別の参考書や資料で補完する方法が効率的です。

編入試験でよく問われる論点から入るなら、次の順で読むのが効率的です。

  1. p.35 第3章 心は見えないが行動は見える「応用行動分析」がここで扱われています
  2. p.121 第8章 ヒトは白紙で生まれてくるのか「顔認知能力」がここで扱われています
  3. p.174 第11章 なんだかいやな気持ち「精神疾患」がここで扱われています
  4. p.183 第12章 発達の偏りと多様性「自閉スペクトラム症」がここで扱われています
  5. p.197 第13章 心の問題へのアプローチ「認知行動療法」がここで扱われています

注意点

本書は改訂版ですが、出版後どの程度の時間が経過しているか確認が必要です。心理学は比較的新しい研究が蓄積される分野のため、古い版を使う場合は最新の知見との違いがないか注意してください。

もう一つ重要な点として、本書が対策になる大学・学部や過去問での出題実績が確認されていません。心理学系の学部を志望する場合は、出願前に志望校の過去問を入手し、実際にどのような問題が出ているのか、本書でカバーできているのかを自分で確認することが不可欠です。過去問にない内容が大きく扱われている可能性もあります。

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