基礎から試験対策まで 経済数学入門講座 限定版
経済学系の編入試験では、関数の増減や逆行列といった数学的概念がしばしば出題されますが、高校数学から遠ざかっていると解法の流れを忘れてしまいがちです。本書は「基礎から試験対策まで」というタイトルの通り、こうした基本的な数学知識を確認しながら、編入試験レベルの問題へ段階的に進めるように構成されています。特に京都産業大学の編入試験を目指す場合、本書で扱われている論点の習得が有効です。
この本の位置づけ
本書は数学が苦手な受験生や、高校数学の内容に不安がある受験生を主な対象としています。基礎の解説から始まるため、数学の前提知識がなくても独学で進められる点が特徴です。
同じく経済数学を扱う参考書の中でも、本書は「入門」という位置づけで基本概念の説明に重点を置いています。そのため、すでに数学的な基礎が固まっている受験生には物足りなく感じるかもしれません。一方、編入試験の過去問を見すえた実践的な問題も収載されているため、基礎と応用のバランスが取れた構成になっています。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
編入受験を決めた段階で、できるだけ早期に取り組むことをお勧めします。特に経済学系や工学系の学部を志望する場合は、他の科目の準備と並行して1年前から着手すると、数学への苦手意識を払拭する余裕が生まれます。
逆に、過去問演習の直前期から始めると、基礎部分で時間がかかりすぎて本来の試験対策に割く時間が不足する可能性があります。また、編入試験が3ヶ月程度に迫った段階での導入は、実践的な過去問演習を優先させるべき時期であるため、そこまで余裕を持たせる必要はありません。
ターゲット大学と対策できるテーマ
オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。
京都産業大学全学部
その他
頻出テーマ関数の増減、逆行列
本書の該当ページ関数の増減(p.54)、逆行列(p.154)
※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。
使い方
まず目次や巻頭の構成を確認して、自分に必要な章から着手してください。高校数学の内容に自信がない場合は最初から順に読み進め、基礎の定着を意識しながら手を動かして問題を解くことが大切です。
一度読み終わった後は、関数の増減と逆行列のように試験で繰り返し問われやすい論点については、本書の該当箇所を何度も復習してください。単に読むのではなく、計算過程を手で書いて確認することで記憶が定着しやすくなります。
本書での学習が一定程度進んだら、志望大学の過去問を並行して解き、本書の内容がどう試験問題に出現するのかを確認するという往復学習がお勧めです。合格者の事例では、指定分野については何度も繰り返し解いたとのことですので、参考にしてください。
この本を使った合格者の声
オンライン編入学院に寄せられた合格体験談から、本書を実際に使っていた受験生の記述を抜き出しました。
5周実施。神戸大学の過去問と似ているため選定。指定分野については覚えるくらい繰り返し解いた。
滋賀大学 経済学部 合格(2026年度) / 経済数学
注意点
本書の出版年が明記されていないため、収載されている問題や解説が現在の試験傾向と完全に一致しているかは確認が必要です。出版年が古い場合は、最新の過去問との照合をより注意深く行ってください。
また、本書は経済数学という一定の守備範囲を持っていますが、志望する大学・学部が要求する全ての数学分野をカバーしているとは限りません。過去問を見て、本書に載っていない論点が出題されていないか事前に確認することが重要です。
本書の「限定版」という記載について、通常版との違いが不明な点も注意が必要です。購入前に、どの内容が限定版に含まれているのかを出版社や販売店に確認しておくことをお勧めします。







