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数学3・C基礎問題精講

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数学3・C基礎問題精講

数学3・Cは編入試験の中でも計算量が多く、微分や複素数といった単元で「解き方は分かるのに時間がかかる」というジレンマに陥りやすい科目です。本記事は、東京理科大学や神戸大学といった理学系・工学系の編入試験で頻出される漸化式、三角関数、微分可能性などの論点に対して、『数学3・C基礎問題精講』がどのような学習効果をもたらすのかについて、具体的に解説します。

この本の位置づけ

本書は、数学3・Cの基礎段階から標準段階への橋渡けを目的とした参考書です。定義や基本公式の確認に始まり、各単元の典型的な問題パターンを段階的に習得できるよう構成されており、編入試験で問われやすい漸化式・一般項・放物線・不等式・三角関数・複素数といった7つの重要論点を網羅しています。

他の参考書との違いは、「基礎問題」と銘打ちながらも、編入試験レベルの計算や論証を意識した問題選定がなされている点です。単なる教科書レベルの反復ではなく、実際の入試で求められる思考の流れを体験できるため、その後の過去問演習への準備段階として機能します。

いつどのタイミングの編入受験生におすすめか

導入のタイミングは、高校数学3・Cの基本的な定義や計算規則をひと通り学習した後、すなわち大学1年の後期~2年の初期が目安となります。この時期に本書で典型問題を反復することで、過去問演習で「計算は合っているのに時間が足りない」という落とし穴を事前に防ぐことができます。

一方、導入が早すぎると、基礎が定着していない状態での演習となり、解説の読み込みに時間がかかってしまいます。逆に導入が遅すぎると、過去問演習の段階で細かな計算手法の確認に戻る必要が生じ、試験直前期の限られた時間を無駄にしてしまいます。

ターゲット大学と対策できるテーマ

オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。

東京理科大学創域理工学部

数学

頻出テーマ漸化式、一般項、放物線、不等式

本書の該当ページ放物線(p.14)、一般項(p.98)、漸化式(p.74)

東京理科大学経営学部

数学

頻出テーマ漸化式、一般項、放物線

本書の該当ページ放物線(p.14)、一般項(p.98)、漸化式(p.74)

神戸大学農学部

数学

頻出テーマ三角関数、微分可能性、複素数

本書の該当ページ複素数(p.36)、微分可能性(p.104)、三角関数(p.130)

※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。

使い方

学習の進め方としては、章ごとに「基本問題→標準問題」の順で取り組むことをお勧めします。各問題を解いた後、解説で「別解」や「注意点」として記載されている内容にも目を通し、複数の解法パターンを意識的に比較することが重要です。

さらに、本書で学習した単元ごとに、該当する過去問(東京理科大学や神戸大学の過去3~5年分)をすぐに演習する往復学習を推奨します。特に漸化式や三角関数は、教科書的な解法と入試特有の工夫の間に大きなギャップがあるため、本書で「型」を身につけた直後に過去問で「応用」を試みることが効果的です。

計算過程は必ず手を動かして書き、単なる読み流しに終わらないようにしてください。複素数や微分可能性の証明問題では特に、式展開の工夫や論理の進め方に注意する習慣がつきます。

注意点

本書の出版年が明記されていないため、掲載されている問題が現在の大学編入試験の傾向をどの程度反映しているかを確認する必要があります。版が古い場合、複素数平面の問題形式や微分・積分の出題スタイルが最近の試験と異なる可能性があるため、本書の学習後に必ず最新年度の過去問で傾向確認を行ってください。

また、本書は「基礎問題精講」というシリーズ名の通り、難易度が編入試験の平均的なレベルに設定されています。学習中に「この問題は簡単すぎる」と感じた場合は、別途に演習問題集で応用力を鍛える必要があります。逆に、本書の問題が難しく感じられる場合は、高校数学3・Cの教科書や基礎講義動画に戻って前提知識を補充することをお勧めします。

なお、本書だけでは微分方程式や積分計算の発展的な応用まではカバーしきれない可能性があるため、過去問で頻出された単元については別途の補充教材の使用も視野に入れておいてください。

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