らくらくミクロ・マクロ 計算問題編
編入試験の経済学で出題される計算問題は、概念を理解していても計算手順を練習していないとミスが増えやすい分野です。特にミクロ経済学のグラフから数値を読み取る問題やマクロ経済学の乗数計算などは、出題パターンが限られているため、反復練習で対応力を高める必要があります。本書は計算問題に特化した問題集として、この課題に向き合うための教材です。
この本の位置づけ
本書は、ミクロ経済学とマクロ経済学の両分野で計算問題を解く力がまだ十分でない受験生を想定しています。理論の全体像は別のテキスト(「らくらくミクロ経済学」など)で学んだ後に、計算スキルを磨くステップとして使うのが効果的です。
同じシリーズの理論書と組み合わせることで、概念理解と計算練習が両立します。単なる解答集ではなく、解説に力を入れているため、計算プロセスを丁寧に追うことができます。問題数が充実しており、反復学習に向いている教材です。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
ミクロ経済学とマクロ経済学の基本的な概念をひと通り学んだ後、遅くとも編入試験の1年前には取り組み始めるとよいでしょう。理論を先に固めずにこの問題集から始めると、計算技法は身についても概念的な理解が浅くなるリスクがあります。
逆に試験直前に初めて使用すると、計算パターンに慣れる時間が不足します。合格者の体験では複数回の周回学習を重ねており、1冊を何度も繰り返すことで計算の正確性が向上しています。最低でも2〜3ヶ月の学習期間を見込んでください。
ターゲット大学と対策できるテーマ
オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。
経済学ミクロ経済学
頻出テーマ予算制約式、効用最大化、需要曲線、市場均衡、価格弾力性、消費者余剰
本書の該当ページ実質賃金率(p.76)、古典派(p.208)、労働の限界生産力(p.76)、価格弾力性(p.52)
新潟大学経済科学部
経済学
頻出テーマ均衡国民所得、均衡利子率、乗数効果、均衡価格、効用最大化、貨幣市場
本書の該当ページ資本減耗(p.232)、政府支出の増加(p.180)、技術的限界代替率(p.70)
経済学
頻出テーマ需要曲線と供給曲線、市場均衡、消費者余剰と生産者余剰、価格弾力性、従量税、操業停止点
本書の該当ページ需要曲線と供給曲線(p.78)、税の転嫁(p.86)、消費者余剰と生産者余剰(p.79)
大阪経済大学全学部
経済学
頻出テーマ総余剰、完全競争市場、独占企業、限界収入、比較優位、国際貿易
本書の該当ページ総余剰(p.137)、完全競争市場(p.93)、限界収入(p.104)
追手門学院大学経済学部
ミクロ経済学
頻出テーマ予算制約式、効用最大化、価格弾力性、完全競争市場、独占市場、消費者余剰
本書の該当ページ予算制約式(p.30)、価格弾力性(p.52)、完全競争市場(p.93)
※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。
使い方
まず、この問題集の全体像を把握するため、目次があれば各章がどのテーマを扱っているかを確認します。その後、対応する理論書で概念を学んだ単元ごとに、該当する計算問題に取り組むという並行学習が効果的です。
1周目は解説を丁寧に読みながら、計算式がどこから導かれているのか、各ステップの意味を理解することに注力してください。2周目以降は計算スピードと正確性を重視し、公式の暗記も進めます。合格者の事例では6周以上繰り返した受験生もおり、やり込むことで計算ミスが減少しています。
編入試験の過去問で同じテーマの計算問題が出題されたら、本書で学んだ方法が実際に通用するか確認しましょう。過去問と本書を往復することで、試験本番に必要な計算力を確実なものにできます。
この本を使った合格者の声
オンライン編入学院に寄せられた合格体験談から、本書を実際に使っていた受験生の記述を抜き出しました。
計算問題がたくさん練習できる問題集。らくらくミクロ経済学で学んだ内容と並行することで理解を深めた。
神戸大学 経営学部 合格(2026年度) / 経済学
解説が丁寧で編入試験対策に向いており、6回以上周回した。概念理解に役立ち、大学の教科書よりもこのテキスト1冊で十分だった。
滋賀大学 経済学部 合格(2026年度) / 経済学
2周学習し、分からないポイントをコーチに聞いて分からないまま進めないようにした。
滋賀大学 経済学部 合格(2026年度) / 経済学
2周学習し、計算ミスや公式を覚えるまでやりこんだ。
滋賀大学 経済学部 合格(2026年度) / 経済学
注意点
本書の出版年が明記されていないため、経済学の理論的な背景や統計データが最新であるかを確認してから導入してください。編入試験に出題される経済理論の基本部分は変わりませんが、事例や数値が古い可能性があります。
この問題集は計算演習に特化しているため、ミクロ経済学やマクロ経済学の理論的な枠組み全体を学ぶ教材ではありません。概念理解が不十分なまま問題を解くと、暗記的な学習になってしまいます。必ず理論書と組み合わせて使用してください。
また、本書に掲載されている問題のテーマはカバー範囲が限定されている可能性があります。志望先の過去問を先に確認し、本書でカバーされていない出題傾向がないか把握した上で、補助教材の必要性を判断してください。







