らくらくミクロ・マクロ 計算問題編
編入試験の経済学で出題される計算問題は、概念を理解していても計算手順を練習していないとミスが増えやすい分野です。特にミクロ経済学のグラフから数値を読み取る問題やマクロ経済学の乗数計算などは、出題パターンが限られているため、反復練習で対応力を高める必要があります。本書は計算問題に特化した問題集として、この課題に向き合うための教材です。
この本の位置づけ
本書は、ミクロ経済学とマクロ経済学の両分野で計算問題を解く力がまだ十分でない受験生を想定しています。理論の全体像は別のテキスト(「らくらくミクロ経済学」など)で学んだ後に、計算スキルを磨くステップとして使うのが効果的です。
同じシリーズの理論書と組み合わせることで、概念理解と計算練習が両立します。単なる解答集ではなく、解説に力を入れているため、計算プロセスを丁寧に追うことができます。問題数が充実しており、反復学習に向いている教材です。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
ミクロ経済学とマクロ経済学の基本的な概念をひと通り学んだ後、遅くとも編入試験の1年前には取り組み始めるとよいでしょう。理論を先に固めずにこの問題集から始めると、計算技法は身についても概念的な理解が浅くなるリスクがあります。
逆に試験直前に初めて使用すると、計算パターンに慣れる時間が不足します。合格者の体験では複数回の周回学習を重ねており、1冊を何度も繰り返すことで計算の正確性が向上しています。最低でも2〜3ヶ月の学習期間を見込んでください。
ターゲット大学と対策できるテーマ
過去問の出題傾向を分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。
経済学数学
頻出テーマ期待物価上昇率、利得表、政府支出乗数、余暇時間、均衡国民所得、経済モデル
本書の該当ページ期待物価上昇率(p.199)、利得表(p.116)、政府支出乗数(p.153)、余暇時間(p.36)
経済学
頻出テーマ期待物価上昇率、利得表、マクロ経済モデル、従量税、最適供給、クールノー均衡
本書の該当ページ期待物価上昇率(p.199)、利得表(p.116)、マクロ経済モデル(p.152)、従量税(p.84)
経済学
頻出テーマ政府支出乗数、消費支出、余暇時間、均衡国民所得、完全雇用国民所得、クールノー均衡
本書の該当ページ政府支出乗数(p.153)、消費支出(p.231)、余暇時間(p.36)、均衡国民所得(p.178)
新潟大学経済科学部
経済学
頻出テーマ政府支出の増加、政府支出乗数、国民総生産、均衡国民所得、従量税、資本減耗
本書の該当ページ政府支出の増加(p.180)、政府支出乗数(p.153)、国民総生産(p.231)、均衡国民所得(p.178)
経済学
頻出テーマ政府支出乗数、反応曲線、従量税、限界評価、クールノー均衡、完全競争市場
本書の該当ページ政府支出乗数(p.153)、反応曲線(p.101)、従量税(p.84)、限界評価(p.121)
経済学
頻出テーマ均衡国民所得、従量税、総収入、予算制約式、効用水準、限界収入
本書の該当ページ均衡国民所得(p.178)、従量税(p.84)、総収入(p.91)、予算制約式(p.30)
経済学数学
頻出テーママクロ経済モデル、政府支出乗数、完全競争市場、予算制約式、最適消費、総余剰
本書の該当ページマクロ経済モデル(p.152)、政府支出乗数(p.153)、完全競争市場(p.93)、予算制約式(p.30)
経済学経営学
頻出テーマ等費用線、産業連関表、均衡国民所得、完全雇用国民所得、クールノー均衡、産業連関
本書の該当ページ等費用線(p.68)、産業連関表(p.224)、均衡国民所得(p.178)、完全雇用国民所得(p.152)
近畿大学経済学部
経済学数学
頻出テーマ政府支出乗数、国民総生産、均衡国民所得、国民経済計算、完全競争市場、総余剰
本書の該当ページ政府支出乗数(p.153)、国民総生産(p.231)、均衡国民所得(p.178)、国民経済計算(p.230)
英語小論文経済学
頻出テーマ完全競争市場、物価上昇、債券価格、最適消費、総余剰、限界収入
本書の該当ページ完全競争市場(p.93)、物価上昇(p.195)、債券価格(p.166)、最適消費(p.22)
経済学経営学
頻出テーマ従量税、完全競争市場、競争市場、総余剰、マクロ経済学、定常状態
本書の該当ページ従量税(p.84)、完全競争市場(p.93)、競争市場(p.93)、総余剰(p.137)
追手門学院大学経済学部
経済学
頻出テーマ政府支出乗数、均衡国民所得、完全競争市場、予算制約式、最適消費、政府支出
本書の該当ページ政府支出乗数(p.153)、均衡国民所得(p.178)、完全競争市場(p.93)、予算制約式(p.30)
※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。
使い方
まず、この問題集の全体像を把握するため、目次があれば各章がどのテーマを扱っているかを確認します。その後、対応する理論書で概念を学んだ単元ごとに、該当する計算問題に取り組むという並行学習が効果的です。
1周目は解説を丁寧に読みながら、計算式がどこから導かれているのか、各ステップの意味を理解することに注力してください。2周目以降は計算スピードと正確性を重視し、公式の暗記も進めます。合格者の事例では6周以上繰り返した受験生もおり、やり込むことで計算ミスが減少しています。
編入試験の過去問で同じテーマの計算問題が出題されたら、本書で学んだ方法が実際に通用するか確認しましょう。過去問と本書を往復することで、試験本番に必要な計算力を確実なものにできます。
この本を使った合格者の声
オンライン編入学院に寄せられた合格体験談から、本書を実際に使っていた受験生の記述を抜き出しました。
計算問題がたくさん練習できる問題集。らくらくミクロ経済学で学んだ内容と並行することで理解を深めた。
神戸大学 経営学部 合格(2026年度) / 経済学
解説が丁寧で編入試験対策に向いており、6回以上周回した。概念理解に役立ち、大学の教科書よりもこのテキスト1冊で十分だった。
滋賀大学 経済学部 合格(2026年度) / 経済学
2周学習し、分からないポイントをコーチに聞いて分からないまま進めないようにした。
滋賀大学 経済学部 合格(2026年度) / 経済学
2周学習し、計算ミスや公式を覚えるまでやりこんだ。
滋賀大学 経済学部 合格(2026年度) / 経済学
注意点
本書の出版年が明記されていないため、経済学の理論的な背景や統計データが最新であるかを確認してから導入してください。編入試験に出題される経済理論の基本部分は変わりませんが、事例や数値が古い可能性があります。
この問題集は計算演習に特化しているため、ミクロ経済学やマクロ経済学の理論的な枠組み全体を学ぶ教材ではありません。概念理解が不十分なまま問題を解くと、暗記的な学習になってしまいます。必ず理論書と組み合わせて使用してください。
また、本書に掲載されている問題のテーマはカバー範囲が限定されている可能性があります。志望先の過去問を先に確認し、本書でカバーされていない出題傾向がないか把握した上で、補助教材の必要性を判断してください。




