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社会科学系小論文のトレーニング

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社会科学系小論文のトレーニング

社会科学系の小論文では、社会保障やメディア・リテラシー、人口動態といった現代的なテーマが頻出です。しかし、こうしたテーマについて「何を論じるべきか」「どう一貫性を保つか」で迷う受験生は少なくありません。本書は、社会科学の典型的な出題分野を想定し、実践的なトレーニングを通じて論理的思考と表現力を磨くための参考書です。

この本の位置づけ

本書は、編入小論文の中でも社会科学系(法学部、人間科学部、現代社会学部など)を志望する受験生を主な対象としています。一般的な小論文指南書ではなく、社会保障制度やプロパガンダ、持続可能性といった、実際の編入試験で問われやすいテーマに特化した内容構成になっています。

他の小論文教材との違いは、単なる「書き方」のルール学習ではなく、社会科学的な価値観の対立やジレンマといった「何を議論するか」の部分に焦点を当てている点です。問題文の読み込みから論立てまで、編入試験特有の問われ方に合わせた練習ができます。

いつどのタイミングの編入受験生におすすめか

本書は、編入受験生活の中盤(大学1年の後期から2年の前期)に導入するのが目安です。基本的な小論文作法を身につけた後に取り組むと、社会科学テーマへの理解が深まり、過去問演習がより実践的になります。

導入が遅すぎると(受験直前に始めると)、テーマごとの思考パターンを定着させる時間が足りず、過去問で類題に対応しきれない事態が起こります。逆に早すぎると、基礎的な文法や構成力がないまま高度なテーマ理解に進むことになり、返って混乱しやすくなります。

ターゲット大学と対策できるテーマ

過去問の出題傾向を分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。

広島大学法学部

法学

頻出テーマ情報格差、インドネシア、自己決定権、自己決定、カント

本書の該当ページ情報格差(p.232)、インドネシア(p.240)、自己決定権(p.66)、自己決定(p.61)

明治学院大学法学部

英語

頻出テーマ事実認定、自己決定権、自己決定

本書の該当ページ事実認定(p.7)、自己決定権(p.66)、自己決定(p.61)

北海道大学法学部

小論文英語法学

頻出テーマ自己決定権、ガバナンス、自己決定

本書の該当ページ自己決定権(p.66)、ガバナンス(p.154)、自己決定(p.61)

日本大学商学部

小論文

頻出テーマ公共投資、ガバナンス

本書の該当ページ公共投資(p.101)、ガバナンス(p.154)

東北大学経済学部

経済学

頻出テーマ一体化、発展途上国

本書の該当ページ一体化(p.20)、発展途上国(p.145)

埼玉大学教養学部

政治学・国際関係

頻出テーマ発展途上国、カント

本書の該当ページ発展途上国(p.145)、カント(p.26)

大阪大学法学部

法学

頻出テーマ身分制、自己決定

本書の該当ページ身分制(p.282)、自己決定(p.61)

※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。

使い方

本書は、各テーマごとの例題と練習問題が対になっている構成と想定されます。社会保障制度やメディア・リテラシーといった個別テーマから始め、自分が志望する大学で問われやすい分野を特定して集中学習すると効果的です。

本書でテーマごとの論理パターンを学んだ後は、志望大学の過去問に戻り「実際の出題文はこのテーマをどう切り取っているか」を検証する往復学習を心がけてください。このプロセスを通じて、初見のテーマにも対応できる思考の型が身につきます。

記述練習では、単に模範解答を参考にするのではなく、自分の論に一貫性があるか、価値観の対立をどう整理しているかという観点から自己評価することが大切です。

注意点

本書の出版年が明確でない場合、社会科学系の新しい論点(例えば最近のメディア事象や社会保障改革)が反映されていない可能性があります。出版から時間が経っていれば、最新の時事問題については別途対策が必要になります。

また、本書で扱っているテーマと実際の志望大学の出題範囲にズレがないか、事前に過去問で確認しておくことをお勧めします。社会科学系といっても大学ごとに強調される論点は異なるため、この本をベースにしつつ、志望校の傾向に合わせた追加対策は必須です。

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