2025年版 心理学検定 公式問題集 一般社団法人日本心理学諸学会連合 心理学検定局
心理学系の編入試験では、基礎理論から実践的な心理学知識まで、幅広い分野から出題されます。特に認知心理学、臨床心理学、心理学研究法といった領域では、専門用語の正確な理解と概念同士の関連性をつかむことが求められます。本書は心理学検定の公式問題集として、編入試験で繰り返し問われる論点を体系的に網羅しており、出題傾向の把握と知識の定着に役立てることができます。
この本の位置づけ
本書は心理学の基礎から応用までを幅広くカバーしているため、心理学初心者から受験段階の受験生まで段階的に活用できます。編入試験での出題率が高い生態学的妥当性、確証バイアス、臨床心理学、心理学研究法、知能検査といった項目が含まれており、多くの編入受験生にとって必要な知識がまとまっています。
他の参考書との違いは、本書が「検定対策」という性質上、試験に出やすいテーマを意図的に選定し、整理されたかたちで提示している点です。一般的な教科書よりも重要語句が明確で、編入試験対策として効率よく学習を進めやすい構成になっています。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
心理学の出題校を志望する場合、遅くとも大学2年生の秋冬から本書での学習を始めることをお勧めします。この時期に導入することで、編入試験までに心理学全体の基礎を身につけ、過去問演習へ移る準備が整います。
逆に遅すぎると、直前期に知識の穴を埋めようとしても時間が足りなくなり、試験本番で不正確な理解のまま問題に当たることになりかねません。一方、導入が早すぎると、内容が身につきにくく、数ヶ月後には忘れてしまう可能性があります。段階的な学習スケジュールの中で、基礎学習期に活用するのが効果的です。
ターゲット大学と対策できるテーマ
オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。
臨床心理学研究法臨床心理学
頻出テーマ生態学的妥当性、確証バイアス、ノンパラメトリック検定、セルフヘルプ・グループ、リフレーミング
本書の該当ページ生態学的妥当性(p.309)、ノンパラメトリック検定(p.57)、確証バイアス(p.33)、リフレーミング(p.235)
お茶の水女子大学生活科学部
心理学
頻出テーマ臨床心理学、結晶性知能、流動性知能、神経心理学、脳科学
本書の該当ページ類型論(p.313)、特性論(p.191)、偏差知能指数(p.157)
※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。
使い方
まず全体を通読して、心理学という学問全体の構成と、出題頻度の高い領域を把握することから始めてください。次に、生態学的妥当性、確証バイアス、ノンパラメトリック検定、リフレーミング、神経心理学といった編入試験頻出の項目を重点的に学習します。各項目について、定義と具体例、関連する理論を整理しながら進めることが大切です。
本書での学習が一定程度進んだら、志望校の過去問に移ります。過去問で出題された項目を本書で確認し直し、「なぜこの知識が問われるのか」を理解することで、知識の深さが増します。特に臨床心理学や心理学研究法の問題では、用語の字面だけでなく、実践的な文脈での使われ方を意識してください。
並行して、過去問で登場した未習の項目や不正確な理解があれば、本書で該当箇所を探して確認するという往復学習も有効です。
注意点
本書は2025年版であり、最新の出題傾向に対応しています。ただし、心理学は学問分野として継続的に発展しており、新しい研究や理論が次々と加わります。本書で取り扱っていない最新の動向については、志望校の過去問で確認し、必要に応じて学会発表や最新論文で補足する姿勢が必要です。
もう一つ重要な注意点として、本書は「心理学全般」を扱う検定対策のため、個別の編入試験で特に重視される領域(例:臨床心理学研究法、神経心理学、少年法に関わる司法心理など)については、志望校の過去問傾向に応じた深掘り学習が別途必要になる場合があります。本書を基盤としつつ、志望校ごとの特性に合わせた補充学習を計画してください。







