演習ミクロ経済学 武隈 慎一
ミクロ経済学の編入試験では、需要曲線や市場均衡といった基本概念だけでなく、スルツキー方程式や外部性といった応用的な論点が繰り返し出題されます。本書は、こうした発展的な内容を問題を通じて理解を深めたい受験生向けの演習書です。基礎知識がある程度固まった段階で、実践的な応用力を養うために活用できます。
この本の位置づけ
本書は基礎的な参考書で一通り学んだ後、応用問題に取り組みたい受験生を対象としています。市場メカニズムや資源配分の効率性といった重要論点から、代替効果と所得効果、クールノー均衡といったやや高度な内容まで、幅広い問題が収録されています。 通常の教科書では定義と簡潔な説明に留まりやすい論点も、本書では問題を解くプロセスを通じて理解を掘り下げることができます。名古屋大学・京都大学といった難関大学の過去問で頻出の単元が網羅されており、特に上位校志望者の実力養成に向いています。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
基礎的なミクロ経済学の参考書で全体像をつかんだ後、具体的には入学後1年の秋から冬、または2年の春までに導入するのが効果的です。本書に早い段階で取り組むと、前提となる基本概念の理解が不十分なまま応用問題に直面し、混乱する可能性があります。 逆に試験直前に初めて取り組むと、問題演習に十分な時間を確保できず、応用力の定着が間に合わない恐れがあります。基礎固めから応用演習への橋渡けとして、余裕を持って取り組む時間が必要です。
ターゲット大学と対策できるテーマ
オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。
ミクロ経済学
頻出テーマ市場メカニズム、総余剰、外部性、市場均衡、完全競争、需要曲線と供給曲線
本書の該当ページスルツキー方程式(p.38)、外部性(p.203)、完全競争(p.146)
※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。
使い方
1冊目を通す際は、各章の問題を自分で解く時間を確保してください。わからない問題も一度は考える手を止めず、その後解答解説を丁寧に読み進めることが重要です。 2周目以降は、志望大学の過去問で出た論点に該当する演習問題を重点的に復習するのがおすすめです。特に市場均衡、需要曲線、外部性といった頻出単元から優先しましょう。本書で応用的な考え方が身についたら、実際の編入試験の過去問に移り、本書の内容がどう活用されるかを確認する流れが効果的です。
この本を使った合格者の声
オンライン編入学院に寄せられた合格体験談から、本書を実際に使っていた受験生の記述を抜き出しました。
より発展的なミクロ経済学の理解を深めるために使用した応用問題が充実している教材。基礎固めが終わった後に理解を深める目的で取り組むのがおすすめ。2周した。
上智大学 経済学部 合格(2025年度) / 経済学
注意点
本書は高度な内容を扱う演習書であるため、基本的な用語や定義、標準的な供給曲線と需要曲線の使い方がすでに身についていることが前提です。基礎参考書をまだ終えていない段階での使用は避けてください。 また、編入試験で問われる論点は大学によって異なるため、本書で全ての単元を網羅することが合格の必須条件ではありません。志望大学の過去問を先に確認し、頻出の論点に絞って活用することをお勧めします。







