心理学キーワード&キーパーソン事典 第2版 心理学専門校ファイブアカデミー
心理学の編入試験では、基礎概念から臨床実践まで幅広いキーワードが出題されます。特に心理学専攻の受験生は、用語の正確な定義と背景にある理論を理解していないと、論述問題で得点を落としやすくなります。本書は心理学の重要なキーワードと研究者(キーパーソン)をまとめた事典で、編入試験頻出の概念を素早く確認するのに役立ちます。
この本の位置づけ
本書は心理学の基礎から応用まで、幅広い領域のキーワードを網羅しているため、初めて心理学を体系的に学ぶ受験生にも、既に学習を進めている受験生にも対応できます。特に試験直前の知識確認や、講義で習った概念の定義を正確に押さえたい場合に有効です。
他の心理学参考書と異なり、本書は「事典」という形式で、各項目が独立して説明されています。つまり、通読して理解を深める教科書というより、必要な概念を辞書的に引いて確認するツールです。マインドフルネスや合理的配慮といった現代的なキーワードから、仮説検定などの研究方法まで、編入試験で頻出の用語が網羅されているのが特徴です。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
本書は心理学の学習が始まった初期段階(大学1年の後期)から導入できます。講義で習った概念を即座に確認する手段として、辞書のように活用するのが効果的です。また試験の3ヶ月前からは、過去問で出題された用語をこの事典で再確認する学習サイクルに組み込むと、知識の穴を埋めやすくなります。
早すぎる場合は、心理学の全体像がまだ頭に入っていないため、事典を開いても概念がどう関連しているのか理解しづらい可能性があります。逆に直前期に初めて導入すると、ページ数の多さから短期間での習得が難しくなるため、余裕をもった時期から少しずつ活用を始めることをお勧めします。
ターゲット大学と対策できるテーマ
オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。
心理学臨床心理学臨床心理学研究法
頻出テーママインドフルネス、合理的配慮、臨床心理学、テストバッテリー、ペアレント・トレーニング、疾病利得
本書の該当ページペアレント・トレーニング(p.284)、精神保健(p.387)、テストバッテリー(p.219)、疾病利得(p.362)
富山大学人文学部
心理学(基礎理論)心理学研究法・統計
頻出テーマダブル・バインド、社会的参照、社会心理学、仮説検定、研究目的、研究方法
本書の該当ページダブル・バインド(p.300)、社会的参照(p.184)、社会心理学(p.138)、研究目的(p.27)
お茶の水女子大学生活科学部
心理学
頻出テーマ研究法、宣言的記憶、カウンターバランス、神経心理学
本書の該当ページ研究法(p.20)、宣言的記憶(p.82)、カウンターバランス(p.25)
奈良女子大学生活環境学部
心理学
頻出テーマ信頼関係、臨床心理学、心理臨床実践
本書の該当ページ心理臨床実践(p.12)、システム論(p.202)、信頼関係(p.306)
※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。
使い方
最初は目次や索引から、現在の講義で扱っている単元に関連するキーワードを探して読むことで、講義内容の定着を促進できます。1項目は簡潔にまとまっているため、空き時間に1〜2個のキーワードを確認する使い方も現実的です。
過去問への活用としては、①過去問を解く→②間違えた問題に登場するキーワードをこの事典で確認する→③理解した内容を過去問にもう一度当てはめる、というサイクルが有効です。特に論述問題で「用語の定義があいまい」という採点理由が考えられる場合、本書で正確な説明を確認してから再度答案を作成しなおすと、知識が定着しやすくなります。
統計や研究方法に関するキーワード(ノンパラメトリック検定、仮説検定など)については、事典の説明だけでは計算方法まで理解しきれないため、別途統計学の参考書と組み合わせることをお勧めします。
注意点
本書は第2版となっており、初版からの変更内容が明確でないため、最新の心理学トレンドがすべて反映されているかは確認が必要です。出版年を確認した上で、マインドフルネスや合理的配慮など比較的新しい概念が、試験頻出と同じ深さで説明されているか、購入前に確認することをお勧めします。
本書はあくまで「事典」であり、各キーワードの説明は比較的簡潔です。そのため、論述問題で求められるような「概念の背景にある理論」「他の概念との関連性」まで深く理解するには、講義資料や専門教科書との併用が必須になります。特に臨床心理学や研究方法論の詳しい内容を学ぶには、この事典では不十分な場合があります。
また、本書に掲載されているキーワードが、受験予定大学の過去問で実際に問われているかどうかは、事前に過去問で確認してから購入することをお勧めします。







